表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
オレの異世界生活は大変楽そうです  作者: 永久の桜
6章:王様はアマタツ!?
69/73

60:力の差

更新遅れて本当に申し訳ありません(;´Д`A



「チャンスだと?」


 アマタツが突然チャンスをやると言い出した事を、内心かなり疑いながらもとりあえず聞くことにした二人。


「そう、チャンスだよ。僕と闘って勝てたら二人に従う………単純で分かり易いでしょ?」


 確かに分かり易い、だがそれ故に罠の可能性を疑ってしまう。それに今のこの状況は明らかにアマタツ達が有利なのは奴も分かっているはずだ。それなのにワザワザ相手にチャンスを与えるとは、罠なのか、それともただ余裕なのか分からないな。

 しかし、今言えるのはここで選択肢を間違える事は、色んな意味で終わっちまうから十分に考えて答えを出さなくては……


「闘うって言ったがその内容は?」


「ルールは特にないよ。まぁ相手が闘えなくなったら終わりかな。」


 相手を戦闘不能にすれば勝ちか………ルールがそれしかないってのが気になるな。それじゃあもしかしたら、あいつらが一斉に襲ってきて二対多数、という構図になるかもしれない。


 今のアマタツは、神の力が戻りつつあり、既にトウヤとソウの二人掛かりでも倒せるかどうか、というラインまで来ているのだ。それにアマタツの周りには多数の取り巻きもいる。一人一人は対したことのない強さだが、それが十人二十人となれば話は別である。それにアマタツも相手にしなければならないという状況なので、慎重にならざるを得ないソウ。


「それでどうするの?受けないならそれでも構わないけど?」


「………いや、受ける。闘ってやる!」


 この状況では恐らくだがこの選択が一番正しいはずだ………どの道断っていたら無理矢理、というオチだろう。ならばこの勝負、絶対に負けられない!!


「じゃ、着いて来てね。」


 所変わって今ソウとトウヤの二人はイタリアのローマにあるコロッセオの様な闘技場で武器を構え立っていた。

 アマタツの提案に乗った後、二人はここに案内されて自分が来るまで待っていろと言われた。当然その時に逃げだそうと考えたが、そんな事は分かっているとばかりに多数の取り巻きに囲まれたまま待機させられた。


「お待たせ〜」


「「死ねぇぇぇぇぇーーー!!」」


 アマタツが空から現れ床に足を着けた瞬間に二人は地面を蹴って奴に向かっていく。この一撃で終わらせるという顔で自身が持つ最大の技を食らわせようとした。


「二人とも焦りすぎだって〜」


 アマタツが払った手はパンッ!という音がして闘技場の壁に何かが激突した。



■□■□■□■□■□■□


 俺はアマタツに斬り掛かっている最中だった、だが、突如として俺の目の前に現れた"なにか"が頬に当たったかと思えば、既に壁に叩きつけられていた。

 突然の事に何が起こったのか理解出来ない、揺れる瞳がソウの姿を捉えたが、何かを言っている………けど分からない。

 そして俺に襲い掛かる激痛。久しく感じていなかった痛みに、俺は尋常じゃないダメージを受けた事にやっと気が付いた。


「ぐふっ……かはっ!」


「トウヤ!?大丈夫か!」


 大丈夫じゃねえよ馬鹿野郎、見たら分かるだろ………

 あまりのダメージにツッコミすら入れれねえな。てかアマタツの野郎強くなり過ぎだろ。


「余所見してていいのかな?」


「しまっ!?────」


 あーあ、ソウの奴俺を気にして余所見なんてするから……

 ありゃ顔面直撃だろうな。ご愁傷様です。


 トウヤの予想通りソウはアマタツが思いっきり振りかぶったパンチを、顔面に叩きつけられていた。

 しかもそれだけでなく、殴った後アマタツは後ろに飛んでいこうとするのを阻止するべくソウの腕を掴み、更に追撃を開始する。

 一発二発三発と叩き込む毎にソウの身体にダメージが刻み込まれている。


「まだっ!まだっ!いくよ!」


 既にグッタリしているソウを上に放り投げると、自身も飛び上がり筋○バスターを仕掛ける体制に入るアマタツ。


「うぉぉぉー!筋○バスターー!!」


 何回もアマタツに殴られもう抵抗する力が無いソウは、成されるがままにあの牛丼好きのレスラーの技を食らっていた。


「………ソウの奴死んだんじゃねえか?」


 完璧に技を掛けられたソウを見てポツリと呟いたトウヤだが、実はもう十分ダメージは回復している。しかし何故動かないのかと言うと、さっきのビンタでほぼやる気が無くなったからである。


「はぁ、どうしよ……」


 正直なところもう俺は帰りたい。帰ってシアと昼寝とかしてたい。けど、ここで折れる訳にもいかないんだよなぁ。

 あぁ、やっぱやらなきゃ駄目かなぁ。やりたくないなぁ……


 どう考えても勝てそうにないレベルまで強くなってしまったアマタツを見て、心が折れそうになるトウヤだが、何とか持ち直すとその場で立ち上がり、服に付いた砂を払い落とす。


「トウヤ、次は君の番だよ?」


「はっ!そう簡単にやられるかよ!」


 やる気はともかく、取り敢えず態度だけでもそれらしくしておこうと考えてこんな事を言っているが、内心はいつ襲われるか分からない恐怖に抗っていたのであった。


(ソウ!なんとかして戻って来てくれよ!?俺が危ない!)



読んでくださってありがとうございます( ̄▽ ̄)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ