小ネタその5
小ネタその5という事は50話いったみたいですね
この話は本当に小ネタです
本編にはあまり関係ないので見なくても問題はありませんが、見て頂けたら嬉しいです
「ふぁ~よく寝たわ………」
彼女の名前はサリエル
この天国で四大天使と言われる1人だ
今日もいい天気と言っていたが、天国に天気など関係はない
つまり毎日が晴天である
「今日はひさびさの休暇だけど、何をしようかしら……」
部屋の中で1人呟くサリエル
ちなみに彼女の家は家賃1ヶ月10000円の家である
四大天使だったらもっと良い家に住んでるんじゃないかと思う方もいると思うが、彼女は凄い浪費家なので、貰った給料はすぐになくなってしまう
当然貯金も全然ないので、こういう安い家にしか住めないのだ
他の天使は普通で、金使いも荒くないので結構高級な家に住んでいる
「昨日給料貰ったしどこか出掛け…………もう残ってないわね」
財布を開けて中身を確認したが、中に入っていたのは買い物をした証拠であるレシートが数十枚あるだけである
サリエルは昨日給料を貰った後、すぐに服を買ったり、服を買ったり、服を買ったりしていた
どこに着ていく訳でもないのに、いったいどうしてこんなにも服を買うのだろうか
「何か食べよ………」
食べ物を求め、ベッドを出たサリエルは部屋の中を探し回る
「食べ物どころか食材すら無いなんて……」
サリエルの家には食べ物………というか食べれる物が無かった
「別に食べなくても死なないしいいわ………死ぬ以前に生きていなかったわね」
相当どうでもいい事を言ったサリエルであった
かなり前にヒトトセ・ソウ達によって新たに加えられた設定“お腹が減って食事をすると満腹感を得られる”によって、天国にいる間も生きていた時と同じように空腹感を得られるのだ
流石は彼らである
「仕方ないから誰かにたかりに行きましょ、ラファエルはどうせ何もくれないし、ガブリエルはお酒ばっかだからミカエルの所に行こう」
自分に金が無いから誰かにたかりに行くなんて、コイツは本当に天使かと疑ってしまう
これは勝手な想像だが、天使というものは他者を導く慈悲の溢れる者じゃないのだろうか
少なくとも誰かに飯をたかりには行かないと思う
しかしそれはただの幻想である
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「ミカエル~、ミカエル~ご飯頂戴ー」
扉をドンドンと叩きミカエルを呼ぶサリエル
彼女は自分以外が仕事をしているという可能性を考えない
何時だって自分を中心に考えているのだ
「うるさいな、いったい何の用だ?」
今日は“たまたま”休みだったミカエルは扉を開けてサリエルに訪ねる
「ミカエルご飯頂戴!」
「誰がお前なんかにやるか、帰れ帰れ」
「うー、やだやだ!ご飯頂戴!」
「…………はぁ、入れそれで飯食ったらすぐ帰れ」
玄関で騒ぐサリエルを仕方なしといった感じで家に入れたミカエル
しかし彼の心の中では………
(やっべぇぇ!サリエル来ちゃったよ、部屋片付けてて良かった!オレ変じゃないよな………よし髪型大丈夫)
普段クールぶっているミカエルだったが、実はサリエルに惚れているのだった
ゆえにサリエルと話す時だけ尖った態度を取ってしまう
お前は男子小学生か!と言いたくなる
「で、お前は何を食べるんだ?」
「何でもいいわ、早く作って~」
「ちっ、何だよそれ、まぁ作ってやるけど」
こんな事を言っていても心の中では
(よっしゃ気合い入れて作るか!こんな時の為に料理頑張っといて良かった)
男のツンデレはちょっとキツいものがある
しかし彼は気づかない
何時までもそんな態度を取っていては、絶対に恋は実らない
何故ならサリエルは、重度のバカ
ゲームじゃあるまいし、そんな都合良上手くいくはずがない
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「じゃあご飯ありがとー」
「けっ!もう来るんじゃないぞ」
結局今日も何の進展も無いまま終わった食事会(ミカエルが勝手にそう思っているだけ)
サリエルが帰った後、1人で自己嫌悪に浸るミカエルは翌日の仕事を無断欠勤したと言う
「はぁ今日は良い日だわ、食事はまともな物が食べれたしね」
上機嫌で家に戻ってきたサリエルは、そのままベッドにダイブした
サリエルの家の中で唯一ゴミの侵略を受けていない家具である
「明日は仕事かぁ……また頑張りましょうか」
彼女は明日に向けて眠り始めた
明日もまた良い事があるようにと願ながいながら
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「はい、以上でとあるサリエルの1日の発表を終わります」
「「お疲れー」」
「「…………」」
今日はトウヤとアマタツとオレの3人で作ったドキュメンタリー番組?のようなものを作って発表していた
いやぁ、最近暇だったからな
良い暇潰しになったから満足だ
「ちょっと待って!こんなの何時撮ったの!?」
何時?それは自分で考えてほしいね
それ以前に撮られる方が悪いんだよ
今日も十分に満足したソウ達は、サリエル達を置いて家に帰るのであった
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「また彼らは面白そうな事をしてるんだね………ぼくも誘ってくれたらいいのに」
誰もいない部屋で1人、神はポツリと呟いた
この章は早く終わると言っていたはずなのに………




