41.失踪
冷え性なので寒いです
号泣しているエリードをひとまず店の中に入れて、話を聞くことにした
「それでどうしたんだ?エリスに出て行かれたのか?」
「うっ………うぅ……うわぁぁぁぁぁん!」
「え!?ちょっ!どうしたんだんだよ!」
「エリスが……エリスがいなくなったんです!」
冗談で聞いたのだが、どうやら当たってしまったようだ
しかし失踪とはまた物騒な事件だな
「落ち着け………とりあえず心当たりがあるなら話せ」
「はい、実は今朝の事なのですが……」
そう言うと、エリード今朝の事を話し始めた
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「はぁー今日もいい天気だな!………う~ん、エリスはまだ寝ているのだろうか」
エリスがこんな時間まで寝ているとは珍しいな
仕方ない、この兄が直々に起こしに行こうではないか
部屋の前に着いたエリードは早速エリスを起こすために声をかける
「エリス、いつまでも寝ていないで早く起きるんだ………………エリス?…本当に寝ているのか?」
気になったエリードは悪いと思いながらも、扉を開けることにした
そこで驚きの光景を目にした
「エ、エリス?どこにいったのだ?」
なんとエリスは部屋から忽然と姿を消してしまったのだ
それだけではなく、部屋は何かを必死に探したかのように荒らされていた
しばらく立ちすくんだままのエリードだったが、すぐに警備兵を呼んだ
「警備の者はいないのか!」
「はっ!ここに」
「今すぐ父と母を集めよ、その後人を出来るだけ集めるのだ」
「御意!」
まずは両親に知らせなければ、それだけではない、すぐに捜索隊を編成し向かわせよう
本当は私自身が探しに行きたいが、それが敵の思う壺、という事もあるため迂闊には動けない
「エリード!エリスが消えたというのは本当か!?」
「父さん………本当です……すみません、私がもっとしっかりすれば!」
「よせ、今自分を責めても意味はない。そんな事よりエリスを探す方が先だ」
「えぇ、既に人は集めるように言ってます」
「分かった、そっちはお前に任せるぞ」
こうしてエリスの捜索が始まった
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「まぁこんな感じです」
「あぁ……うん」
話は聞いたのだが、いまいちよく分からないな
理解は出来たが、何故オレに助けを求めたのだろう
それはこっちが聞く前に向こうから話てくれた
「それでヒトトセさんに助けを求めたのは理由があってですね………もしかしたらエリスはヘルオーガの所へ行ったかもしれないのです」
長かったのでオレがまとめるとしよう
どうやらオレがヘルオーガ討伐に行くのを知り、かなり行きたがっていたようで、もしかしたら1人で勝手に行った可能性がある
自分じゃヘルオーガに勝てるか分からないのでオレに頼んだ
まとめるとこうなった
いや、力的にはエリードでも余裕なんだけどな
別にヘルオーガは強い奴しかいないわけじゃない
エリード程になれば戦わなくても逃げるくらいは楽勝だ
まぁせっかく頼ってくれたんだ、ここは一肌脱いでやろうじゃないか
「分かったよ、まぁちょいと待ってな。すぐに見つけてきてやるよ」
「ヒトトセさん……ありがとうございます!」
とりあえずエリードは家に帰らせた
エリードに聞いた話では、エリード自身は動揺はしたがすぐに平常心を取り戻したようだが、どうもそうは見えない
まぁアイツはシスコンだから仕方ないだろう
こうしてこの日は終わった
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次の日…………
「という訳でエリスを助けに行くぞ」
「えぇー…………」
「僕は……まぁ構わないけど」
………あんまり反応は良くないな
アマタツは結構エリスの事気に入ってたんじゃなかったか?
「お前らなんか反応薄いな」
「だってここらのヘルオーガは全員店で働いてるだろ?わざわざ行かなくても帰ってくるだろ」
確かにそうなんだがな………
まぁ引き受けちまったからにはやらなくちゃならないんだよ
まぁ強制的に連れて行いくんですけどね
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「ここら辺か?」
あれからトウヤ達がまだ渋るようなので、シャドウバインドで縛った後、ドミネイトキューブに閉じ込めた
ハッハッハッこういう事に関してオレの右にでる奴はいない!
早速付近を探索する事にした
エリスはいったいどこにいるのでしょうか




