39.ヘルオーガは仕事をする
なんとか文字数を増やしていきたいのですが、そううまくはいかないものですね
「それじゃあ会議を始めるぞ~」
会議をするのはいいが、まずは議題だな
というわけでホワイトボードにまとめてみた
当然だがこの世界にホワイトボードなんてものはない
ソウがクリエイトで作成したものだ
・店長を正式に決める
・ヘルオーガに仕事を教える係を決める
・ヘルオーガ達の家を作る
・これからの方針
こんな感じだな
オレはいずれいまの喫茶店をヘルオーガ達に任せるつもりでいる
そしてゆくゆくはいろいろな店を開き、会社を作り、この世界で一番になる予定だ
多分地球でも無かったはずだ
1つの会社が世界を支配するというのは
まぁ支配といっても生き物の奴隷化や、独裁政治などをするつもりはない
ただ有名になったらいいな、くらいのものだ
おっと!話が逸れていた
会議に戻るか
「とりあえず今回の議題はこんな感じだと思う」
「はいはーい!ソウちゃん質問!」
「どうしたんだシア?」
「会議ってなあに?」
そこからか…………
説明してあげたいが、時間がないんだよな
よし、ここは……
「それはトウヤがキチンと説明してくれるさ」
トウヤに丸投げしよう
後は頼んだぞトウヤ、しっかりと教えてやれよ
「よーし、まずは店長を決めるぞ」
「てめぇ!ソウ、教えるのがめんどくさいからって俺に押しつけやがって」
オレは何も聞こえない、聞いていない
無視なんてしてないし、する気もない
………うん、これで大丈夫
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「店長決めるって言ったけど、俺はもうソウでいいと思うぜ?」
「確かにね、僕もそう思うよ」
「私もね、というかアナタが店長だとずっと思っていたわ」
確かにオレは店長(仮)だがな………
あくまでも(仮)であって正式じゃないんだが、皆がそう言うなら店長を引き受けるとしよう
「分かった、オレが店長になるよ」
「そうか、頼りにしてるぜ?」
「僕もだよ」
会話だけ見ると、信頼されているように見えるがソウ以外の心の中では
(やったぜ!ソウが店長になれば俺に責任はない!……まぁソウなら捕まっても大丈夫だろ)
(ソウの魔法って僕と違い、隠蔽とかに向いてるし、何かあっても証拠隠滅してくれるね)
彼らは結構腹黒いのかもしれない
しかし実際にソウの魔法が一番証拠隠滅や隠蔽工作に向いているのは事実であった
店長が正式に決まったところで次の議題に移るとしよう
次の議題からが面倒になる
誰がヘルオーガに仕事を教えるかだ
「最初に言っておくがオレは無理だぞ?なんたって“店長”だからな。いろいろ忙しいんだよ」
これ見よがしに店長であることを強調するソウ
腹黒いのはソウも同じのようだ
これで残ったのはトウヤ、アマタツ、クー、シアの4人になる
クーとシアにあんなヘルオーガなんかの相手は任したくない
というか近づけたくない、アイツらはバカだからな
となると残るのはトウヤとアマタツになる
先程アマタツに運搬の監視を頼んだのだが、男のヘルオーガ達が皆揃って白目を向いて倒れていた
………トウヤにしよう
「トウヤ………任せたぜ!」
「なんで俺なんだよ!別にアマタツでもいいだろ!」
「トウヤ!そんな事をしたらアイツらが!」
「あっ!…………すまない」
「もともと10人しかいないんだ、さらに男女の比率は半々………5人も失うのは流石にな」
トウヤも分かってくれた事だし、世話係はトウヤだな
「アマタツは…………別にいいか」
「よくないよ!?僕は?僕には何もないの?」
そんな事を言われてもなぁ……
まぁその内考えるとしよう
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なんだかんだで1週間後…………
「ノエル、サラダ頼む!オレはパンの方やるから」
あれから1週間たったのだが、以前よりも客が来るようになった
大方ヘルオーガが店で働くようになったからだ
ヘルオーガは基本的に美男美女なので、それ目当てに客がくるのだ
ここでヘルオーガ達の紹介をしておこう
まずは男から
5人中3人に厨房に入ってもらった
基準は料理の得手不得手だな
名前はさっき言ったノエル
他の2人はロイドとキーラという
3人とも見た目は真面目な好青年といったところだ
次はフロアにいる残りの2人
この2人は料理より接客がまだ出来たのでそうした
名前はクロウにウィル
2人とも良い奴なのだが、喧嘩っ早いのが困っている
女達には全員フロアに出てもらっている
綺麗な美女は男女どちらも集めるからな
名前はエミィ、イリーナ、マリー、シャーラ、ノーラ………だったと思う
こう紹介したのはいいが、実はほとんど顔は覚えていない
まともに覚えているのは厨房組の3人くらいだ
まぁこれから覚えていけばいいだろう
最近は長老も真面目に働いてくれるしな
ん?彼らの家はどうしたんだって?
勿論作ったよ………クリエイトでね
土地を買うのがめんどくさかったので、第2の我が家の地下に作った
だけど大丈夫!ちゃんと疑似太陽も作ったからね
しかも本当の太陽のように熱くはないため家の中に置いても大丈夫
それでいて太陽と同じ働きをするのだ
………作った後にサリエルに5時間程説教されたけどな
そんな世界のバランス壊すような物を作るんじゃないだとさ
勿論処分しないで内緒で使ってるけどな
「ふ~今日も客がよく来たな~、これならオレの夢も現実になる日は近いな」
従業員の説明をしてる間にいつの間にか皆帰ってしまったようだ
仕方ないので1人で後片付けをすることにした
だがさぁ掃除をしようという時に誰かが来た
「ヒトトセさん………だずげでぐだざい!」
ドアの方を見るとそこには号泣しているエリード・ギャラクシオンがいた
いったいエリードに何があったのでしょうか




