37.条件は大事
やっとテストが終わったのでまた投稿していきます
テストの出来はって?………(´;ω;`)
「じゃあ勝負の内容だが、オレが決めさせてもらう。お前らが勝負したいって言ったんだしそれくらいはいいだろ?」
「あぁ、構わない。それより早く早く!」
「焦るなよ………勝負の内容はかくれんぼにする」
「へ?」
これこそ勝負事がめんどくさいと感じる方にいち押しの技
その名も『かくれんぼ中に逃げればいい』だ
技の名前の通りに、まず自分が隠れる側になりそのまま逃げるというものだ
まさに完璧とソウは思った
これなら絶対に逃げられると確信もしていた
だけどもっとよく考えるべきだったのだ
確かにヘルオーガは戦闘以外はほぼ出来ない
ただの人間だって内容次第では楽に勝てるくらいだ
だが、少しでも戦闘が関係すれば普段出来ない事も易々とこなしてしまう
今彼らの頭の中はこうなっている
これに勝てば戦える!
まだソウは気づかない
何故なら彼の頭の中は逃げる事でいっぱいだからだ
今この時点でヘルオーガは誰よりも見つけるのが上手くなっている
「じゃあオレが先に隠れるからな」
「分かった」
「さぁちゃんと見つけたぞ、これで堂々と勝負が出来るな!」
5分後にはあっさりと見つかったソウであった
(こうなったら仕方ない、全員叩きのめすまでだ!)
もうそれしか道がなかった
というよりも最初からこうしていれば時間も無駄にはならなかったはずだ
だが、そんな事はどうでもいい
とりあえず今はコイツを倒し早く帰る
それだけだ
「1人1人相手するのは面倒だからまとめて相手してやる!」
こんな事ならあの王様を雇っておけばよかったと今更思うソウであった
その頃トウヤ達は………
「料理出来たぞ、これ3番に頼む」
「僕の方も出来たよ、これは6番だね」
「はぁ……こんな時にソウは何をしているのかしら」
「クーちゃん、これ運ばないと」
普通に喫茶店を開いていた
しかも開店初日からまさかの大繁盛だ
だが、客の8割はクーとシアが目当てで来ている
大方チラシを配っているのを見ていたのだろう
しかし男女の比率は4:6と意外にも女性の方が多い
天真爛漫なシアが一番で男女どちらからも人気があるようだ
「きゃーシアちゃん、こっちむいて!」
「あ、あの……その、えっと……」
「照れてるシアちゃん可愛い!」
言っているのが女性で良かった
もしこれが男だった場合、無数の剣撃が………いや、これ以上は言わなくても分かるだろう
こうして店主(仮)がいないまま開店初日は過ぎていった
そして最後の客が店を出た頃、ソウはというと…………
「はぁ、はぁ……これで、最後だ…………やっと……終わった…」
やっとの思いで全員で10人程のヘルオーガを倒していた
これでやっと帰れる、そう思っていたのだがやはりそう簡単にはいかないのがこの世の決まりである
「ほぉ……全員倒すとはなかなかのものよ」
「………誰だアンタ?」
「失礼な奴よ、我はこれでも1000年は生きているぞ」
さっきまでヘルオーガとオレ以外、誰もいなかったはずなのにいきなり自称1000歳の少女が現れた
といってもたかだか1000年程度じゃな……
オレからしたらまだまだガキなんだが
仕方ない、ここは大人な対応をしてやらなくてはな
「はいはい、凄いねお嬢ちゃん。それよりここら辺は危ないから早く帰りな」
「……お主、全く我が言ったことを信じていないだろう?」
そう言われてもなぁ
………マジで1000歳なのかな
「我は本当に1000年生きているぞ!」
マジかよ………
それっていわゆるロリババアじゃないのか?
『説明しよう!ロリババアとは幼い身体を持ちつつも、激しい(心の)老化によって目覚めた、見た目は子供!中身はババア!という生き物なのであーる』
……なんだか久しぶりな気がするよサリエル
そうか、お前もやっと出番が貰えたんだな
『止めて!出番とか言わないで!それフラグだかっ!』
やはりサリエルは最後まで言うことなくテレパスは切れた
「まぁどうでもいいか、それより早く帰って飯が食いたいな」
今日の飯の当番は誰だったかな
あ………オレだった
ヤバいな、本当に早く帰らないと皆が待ってるな
ソウはすぐさま走り……だせなかった
「待て待て!我の事は無視か!?そうか、そうなんだな?」
「……なんだよ、早くしてくれよ……」
「うぅ……さっきとは全然違う態度……」
本当に早くしてくれないかな
もう時間的ヤバいんだよ
もし遅れたら、制裁(物理的な意味で)が下るんだよ
主にお腹を空かしたトウヤとアマタツがな
一度、それで家が崩壊したのは苦い記憶だ
「その、なんだ………あれだ、我とも戦ってほ……」
「ハッキリ喋れ!オレには時間がないんだ」
「は、はい!我と戦ってください!」
「嫌です」
「な、何故!?」
そんなのは決まっている
めんどくさいからだ!!
というか今気づいたのだが、このロリババアもヘルオーガだった
多分オレが戦っていたのを見ていたのだろう
それで自分も戦いたいと………
「戦うのは今度だ、じゃあな…………あぁ、そこら辺のヘルオーガが目覚めたらこう言っておけ“約束は守ってもらう”とな」
「へ?、あぁ……」
じゃあさっさと帰るとするか
今度こそ、ソウは全速力で走りだした
「ただいま~」
「遅い!いったい何をしていたんだ!早く飯を作れ!」
「そうだそうだ!僕もお腹が空いたんだ!」
当然あの2人に怒られました
果たしてソウはヘルオーガ達に何をやらせるのでしょうか




