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35.店開きは前途多難

そろそろ次の展開がないとつまらないですね

「店を開くのは本当だが、それがどうかしたのか?」


「うん、僕を雇ってほしくてね」


「はい?」


よし、一旦状況を整理しよう

オレは広場に行った

それからあのガンナーが来た

自分を雇ってほしいと言われた

…………意味が分からんな


「いやいや!どうしてお前を雇わなくちゃならんのだ」


「何故って……金が無いからだよ?」


だからといって何故オレの所で雇わなくてはならないのかが分からない

別に金が欲しいなら他の店でもいいだろう

なんか怖い、この純粋に頼んでる感が逆に怖く感じる

ここは是非ともお引き取り願おう


「悪いけど今は誰も雇う気がないんだ」


「え?でも配ってた紙には募集中だと書いてあったよ」


なんてこった、これじゃあ言い逃れが出来ない

……いや、待てよ

面接だとか適当な事言って、無茶苦茶な課題でも出せば諦めるかもしれない


「分かった、雇ってもいいが条件がある。それはオレの出した課題に合格することだ」


「その課題ってなに?」


コイツはかなりの実力者だし、生半可な課題を出しても難なくクリアしてしまうだろう

さて、どうしたものか………

そうだ!これならいける!


「この街のずっと北に洞窟があってだな、その奥地にいる魔物の心臓の中心にある魔力コアを取ってくることだ」


これは絶対に無理な課題だ

この街の北は海が広がっているし、魔物の心臓に魔力コアがあるなんて聞いたことがないしな


「取ってきたら君に見せたらいいんだね?」


「そうだ、頑張れよ」


ふぅ、これで問題ない

さてと、明日は開店1日目だし早めに寝るかな









次の日…………


「早く出せよ!いつまでこんな所に閉じ込めるつもりだよ!」


「黙れ!貴様は自分が何をしたか分かっているのか!」


「知らねえよ!いいから出せ!」


オレは現在牢屋に閉じ込まれていた

何故こうなったかというと、話は今日の朝にまで遡る






朝…………


「今日から開店だ、張り切っていくぜ!」


開店1日目の為かテンションが上がりっぱなしのソウは1人で朝早くから店の準備をしていた

すると鎧を着た複数人の騎士のような者達が、店の中に入ってきた


「あ!すいません、まだ開店はしてないんですよ」


「……貴様がヒトトセ・ソウだな?」


「え?あっ、はい……そうですけど」


不意に名前を呼ばれつい返事をしてしまった

すると騎士達は一斉にソウの方を向き、剣を抜いた


「ヒトトセ・ソウ!貴様を城まで連行する。大人しくついて来い」


「えっ……えぇぇえええぇえ!」









「というわけで現在に至る」


「貴様は先程から何を言っているのだ?」


「うるせぇ、黙れ!」


まったく……コイツはナレーションもさせてくれないのか

これだから最近の若者は……

え?お前だって若いだろって?

オレの精神年齢は既に何千万代だぜ?


まぁそんな事はどうでもいいか

そんな事よりこれからどうするかだ

この目の前にいる頭の悪そうな騎士は使い物にならないな

いっそ城ごと爆破でもしてやろうかな


そんな事を考えていると、もう1人騎士がやってきた

さっきまでソウと言い争っていた見張りの騎士と何か話してるようだ


「ヒトトセ・ソウ、王がお呼びだ。出ろ」


「えぇ~、やだなーめんどくさいなー」


「早く出ろ!」


仕方ない、出てやるか

もう直に王とやらに言ってやれば問題ないな

今に見てろよ、この使えない騎士共め


「貴様、何か失礼な事を考えなかったか?」


「いえいえ、なんにもごさいませんよ~」











「やぁ、待ってたよ」


「………嘘だろおい」


なんと王というのはあのガンナーだった

ん?王ということは………


「テメエ!金が無いなんて嘘じゃねえか!?」


「今言うことがそれ!?」


はぁ……もう疲れたよクー

早く帰って店の準備したいな


「君って奴は酷いね、この街の北に洞窟なんてないじゃないか」


「お前はそんな事を言うためだけにオレを捕まえたのか?」


「いいや、もちろん違うよ。ちょっと頼みたい事があってね」


このパターンはダメな方だな

絶対何か厄介な頼み事に違いない

でも断ったら断ったで何かありそうなんだよなぁ


「頼み事って何だよ…………」


「どうしてそんなに嫌そうな顔をしてるんだい?……まぁいいか。頼み事は最近城の付近で多々目撃されるヘルオーガの討伐を頼みたい」


うわぁ、よりにもよってヘルオーガかよ

オレアイツ嫌いなんだよな


ヘルオーガとは通常のオーガが突然変異で大幅に強くなったやつだ

力は当然通常種より強く、約3倍になり動きも段違いに早くなる


「受けてくれるよね?」


「嫌に決まってんだろ」


どうしてオレがこんな事をしなくちゃいけないんだ

王はあれだけ強いんだし、自分で行ったらどうなんだ


「貴様!王に向かってなんという口のききかたをしてるんだ!」


そんなの知るか!

こっちは勝手に捕まえられ無理やりやらされようとされてる被害者だ


「残念だね……なら僕を雇ってくれるかな?」


「ヘルオーガを狩りに行ってきまーす」


アイツを雇うくらいならヘルオーガの1匹くらい安いもんだ

次回ひさびさの対モンスターです


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