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33.準備開始

「待て!もう一度だ!これで最後にするから!」


「もう10回は戦っただろ………いい加減諦めろよ」


なんとあれから負けては挑まれを繰り返して既に10回も戦っていた

この女はどうやったら諦めてくれるのだろう


「次で最後だから!負けたら絶対諦めるから!」


「しょうがねえな、これで最後だぞ?」


「なに勝手に決めてるんだよ!戦うの結局俺じゃねえか!?」


まぁここはトウヤに任せて、オレはちょいと出かけるか


「待てよソウ!どこ行くんだよー!」


ではさらば!トウヤ君しっかり相手をしてあげるんだよ









「ふぅ………ここまで来たら大丈夫だろう」


あれから追いかけてくるトウヤをなんとか撒いて、オレはある店を訪ねていた

それは不動産屋である

まぁこの世界に不動産屋なんて言葉はない

正確には土地を買おうと思ってここに来たわけだ


「いらっしゃいませ………本日はどういったご用件で?」


「土地を売って欲しい、出来れば家2つ分くらいだな」


ちなみにどういう店をやるかはまだ決まってない

とりあえず土地だけ買おうと思っただけだ

金はトウヤとアマタツの口座から勝手に引き出しておこう


「家2つ分ですか………あるにはあるのですが……」


なんだか歯切れが悪いな、なにかあるのだろうか


「実はちょうど現在とある家を取り壊すところなのですが、これが曰く付きでして」


あぁ、よくあるやつだな

夜中に音がするとか、物が動いてるとかだよな


「最近その家で夜中になると男の叫び声が聞こえるのです。それで確認の為部下に夜見回りをさせたら女性しか帰って来なかったのです」


………なんてこった

最近アイツが夜な夜な出かけてると思ったら、まさかこんな事になってたなんて

すまない、犠牲になった男性諸君


ここは是非ともその家を買い取らなければ

もちろん奴の金でな


「その家、買い取るから少し安く出来ないか?」


「買い取って頂けるのですか!?」


だってよく見張ってなかったオレ達にも責任はあるからな


「それなら喜んで値引きさせて頂きます」



こうして土地の入手は完了した

さて、次はなんの店をやるかだな









その日の夜…………


「皆聞いてくれ、そろそろあの計画を実行に移すべきだと思う。それで土地の方はもう買ってきた」


「準備が良いな、まぁ俺もそう感じていたところだ」


「僕もだね」


オレ達のこの計画は随分前から考えていた事だ

といっても、まだまだ曖昧ではあるが

計画の内容は店をやろうということだ

最初はギルドで依頼を受けて、それで食べていこうと考えてきた

だがある日こう思ったのだ


もっと楽をして金を稼ごう


それ以来、金を貯めて店を開こうとしてきたのだが、いろいろあった

だがそれも今日までだ


「それじゃあ第1回店開きやっぱり楽して暮らしたい会議を始める!」


まず議題はなんの店をするかだ

これが決まらないと何も進まないからな


「僕はね武器屋とか良いと思うな。だってソウのクリエイトでなんでも作れるでしょ?」


うん、良い意見だ

だがそれには1つ欠点があるんだ

クリエイトはオレが知ってる物じゃないと作れないんだよ


「俺は………喫茶店とかはどうだ?この世界で見たことないし、売れるんじゃないか?」


トウヤも良い意見を出してくれた

アマタツの武器屋も悪くないが、それはオレがもっと作れる物の種類が増えてからだな


「喫茶店か……面白そうだな。だけど普通の喫茶店じゃ面白くないと思うから、飲食だけでなく、店の中に雑貨を売るスペースも作りたい」


「雑貨?なんでそんなものがいるんだ?」


「冒険で役立ちそうな物を売ろうと考えてる」


喫茶店で一息ついて、雑貨を同時に売りつける

まぁ雑貨については売れたら良いなくらいの気持ちでいい


「メインは喫茶店だけどな。明日土地を見に行くから、ついでに掃除もな」


明日トウヤとアマタツには他の仕事をしてもらうつもりだ

主に宣伝だな、やっぱりやるからには成功させないと









次の日の朝…………


「じゃあ宣伝頼んだぞ~」


朝早くから準備を済ませ、朝食も食べた

うん、問題ないな


「なんで私まで…………」


「お兄ちゃん早く行こっ!」


クーとシアにも宣伝を頼んでおいた

やはり男よりも可愛い女の子の方が受けがいいはずだからな


「はぁ………さっさと終わらせましょ」


皆を見送ったところでオレも行くとするか

さぁどんな店になるのでしょうか

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