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32.しつこい奴は嫌われる

最近2日に1回の更新です………

なんとか毎日更新にしたいです

トウヤ視点


「ふわぁぁ………よく寝たなぁ」


ん?今日は俺じゃなくていつも通りソウ視点じゃなかったっけ?……まあいいや

俺はツユリ・トウヤだ

え?知ってるって?まぁそうだよな


そんな事はどうでもいいよな

それよりあれからが物凄く大変だった


まずシアが泣き出して、次にクーが暴れだした

それを止めようとオレ達が3人掛かりで止めたが、街が更に壊れた

そしてその請求が全てソウにきた

確か3000万Gだったな

ソウが泣きながら金を出していたよ


昨日の事を思い出していると腹が減ってきたのでトウヤは朝食を食べようと思い、リビングへ行った

するとリビングの机の上に1枚の紙が置いてあった


 ─────────────────

 │探さないで下さい       │

 │           ソウ  │

 ─────────────────


「は?……」


なんとソウは家出してしまったのだ

何故だろうと思い、紙をいろいろ見ていると裏にまだ何か書いてあった


 ─────────────────

 │しばらく金を貯めに行ってきます│

 │というかお前らも金出せよ!  │

 ─────────────────


やっぱり俺達も金を出さなかったのはまずかったな

あの時ソウが何も言わなかったので出さなくてもいいだろうと思って出さなかった

まさかそれがこんな事になるなんて……

ソウの奴大丈夫かな…………









その頃ソウは………


ソウ視点


「オラオラー!さっさと死にやがれ!」


グリフォンを相手にしていた

それも1匹ではない

あたり一面にグリフォンの死体が出来ている

数は30程だろう

何故こんな事になってるかというと、ちゃんと理由がある

それは今朝のことだった





今朝…………


「では今からグリフォン殲滅大会の開始でーす!」


昨日の街の修理代で貯金が全部無くなったオレは、現在とある大会に参加していた

それはギルドが開催したこの季節に大量繁殖するグリフォンの殲滅大会である

金の無いオレは、優勝賞金が1000万Gのこの大会があると知った瞬間に参加を決めた

朝早くに出掛けたのはトウヤとアマタツを参加させない為だ

アイツらが参加すると、オレの優勝する可能性が大きく減ってしまう


この大会は制限時間1日でどれだけグリフォンを倒したかを競う大会だ

ちなみに参加はソロでもパーティーでも可能である

前回の時は10人組のパーティーが10匹倒して1位になっている


グリフォンは決して弱いモンスターではない

むしろ強い部類に入る

普段街の外では1~2匹程度しかいないのに対し、大量繁殖の時期には約50匹まで増えてしまう

だからギルドが1000万Gを使って大量に人を参加させ、グリフォンの数を減らさせるのだ

毎年約1000人の人間が参加している


だがなにがあろうとオレは勝つ!

絶対に勝たなくてはならないんだ

まぁ既に勝ちは決まっているがな!

今年も約50匹程まで増えたグリフォンだが、オレ1人でもう30匹は倒したので確定なはず……


「まぁ大丈夫だろ」


そして結果発表の時間がきた








「優勝は36匹倒したヒトトセさんです!」


まぁ当然優勝ですけどね

でも結構危なかった

2位との差がなんと3匹しか違わなかったからだ

2位の奴らは3人だった

女が1人に男が2人か………

するとこちらを見ていた女がこちらに歩いてきた


「……………」


女はオレの目の前まで来たが、黙って顔を見ているだけだ


「ふむ…………かなり強そうだな、是非私と手合わせして欲しい」


ずっと見ているだけだと思ったら、唐突にこんな事を言いだした

意味が分からなかった

こいつはただのバトルジャンキーなのだろうか


「……嫌だ、めんどくさい」


当然断った

その後、賞金を受け取り急いで家に帰った

家に帰ると短い家出だったな、と言われたが気にしない

あの女……明日も会いそうだな

……ダメだ、自らフラグを立ててどうするんだよ

よし、トウヤかアマタツに押し付けよう





次の日…………


「待っていたぞ、さぁ手合わせだ」




また次の日…………


「今日こそ手合わせをしようか」




またまた次の日…………


「いい加減手合わせをしようじゃないか」




またまたまた次の日…………


「いつまで逃げるんだ?男なら正々堂々と手合わせをしろ」


「お前はかなりしつこいな!?」


もう4日連続で手合わせをしてくれと迫られる

そのたびに嫌だと断ってきた

だがどうもコイツは諦める事をしなかった


「はぁ………分かったよ、ただし一回勝負だからな」


「十分だ、感謝する」


仕方ないので受けてやることにした

さぁ早く準備をするがいい、世にも美しい剣技を見せてやる

さぁ行くんだトウヤ!


「……なんで俺なんだよ」


はははっ!そんなの決まってるだろう

奴を見たまえ、剣を持っているではないか

ならば同じ剣士であるトウヤが相手をするのが道理というものだろう


「ん?あなたが私の相手をしないのか?」


「ほらご指名だぞソウ」


言い訳も既に考えてある


「あんたは剣士だろ?ならオレより剣の扱いが上手いコイツが相手をするべきだと思ってな」


「それもそうか」


あの女がバカで助かったよ

さぁ相手も納得したところで手合わせ開始だ!


「待て!俺の意見はどうした!?」


はっはっは、金を出さなかった仕返しだ

まぁどうせ楽勝だしそれぐらい良いだろうが

さぁトウヤは勝てるのでしょうか!

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