27.エリスの行動
「アマタツ先輩、普段何をしてるんですか?」
「普段は趣味の探し物だね、なかなか良い人材……………物が見つからないんだよね」
今エリスはアマタツ楽しくお喋りをしているが内面では
『このアマタツっていう奴ホモだったのね、これなら私が襲われる心配もないわ』
まぁアマタツがホモなのは既に決まっていることので今更な感じもするのだが
多分このままアマタツを取り込もうとしても無理だろう
男と女、アマタツとエリス、性別が違う時点で無理ゲーと化している
兄であるエリードも分かっているのだろう、アマタツがホモだから妹に危機は無いということに
「アマタツ、オレ達は先に帰ってるからな」
「うん、僕もすぐに帰るよ」
アマタツだし特に問題ないか……
どこかの地…………
???視点
「ねえ、西にあるアンメリーカにぼく達と同じ覚醒者がいるらしいよ?」
「ちっ!またかよ…………分かった、殺しに行くぞ」
また覚醒者だ、最近覚醒者がこっちの世界によく来るようになった
全てはあの天使のせいだ
おれが神になったらまずはあの天使を殺してやる
「行くのはいいが、相手の情報は?」
「問題ねえよ、既に手は打ってる」
「ぼくが行こうか?」
行かなくていいと言い、おれは部屋を出る
………覚醒者はおれ達だけで十分だ
家…………
ソウ視点
「ただいま、あれ?僕のご飯は?」
「その前に話だ」
アマタツが帰ってきたが、飯の前に話さなくてはならない事がある
最近のアマタツは緩んでるから、一度気を引き締めさせなくては
「最近エリスとよく一緒にいるがどうだ彼女は?」
「いやぁ、とってもいい子だよ!女なのが惜しいね」
「仲良くなるのは構わないが、取り込まれるなよ?」
そう、オレはこれが心配なのだ
アマタツはどうなろうと知ったこっちゃないが、オレ達にまで被害が及ぶ可能性がある
だからこうなる前になんとかしたい
「まぁ分かってるんならいいけどな」
しばらくはアマタツも監視だな
次の日…………
「先輩、ヒトトセさんとツユリさんはどれくらい強いんですか?」
「え~とそれはね」
「それ以上言うと口の中にブラックホールをぶち込むぞ」
また次の日…………
「アマタツ先輩はどんな魔法が使えるんですか?」
「魔法か…………まずは」
「そうかそうか、そんなにアブソリュートゼロをくらいたいのか」
またまた次の日…………
「アマタツさん、とっても楽しいお仕事があるんですけど……」
「なになに!どんな仕事なの」
「【シャドウバインド】【クリエイト】………C4を食べる仕事だよ」
またまたまた次の日…………
「アマタツさん!実はお願いしたいことが」
「そんなのもちろん喜んで」
「【ウォータースコ一ル】【エターナルフロスト】…………死ね!【ミリアドソード】」
夜…………
「そろそろいい加減にしようかアマタツ君、マジでドミネイトキューブに閉じ込めてからのブラックホールしちゃうよ?」
「………ごめんなさい」
「謝るのは猿だって出来るんだよ!オレ言ったよね?マジ言ったよね?取り込まれるなよ?って。分かってる?マジで分かってる?」
これは一度分かるまでキチンと話す必要がある
アマタツはいまいち分かっていないようなので、分からせてやらなければ
「“僕はホモです”リピーターアフターミー」
「ぼ、僕はホモです……」
「“僕はバカ”」
「僕はバカ」
「“僕はこれから男を断ちます”」
「僕はこれから男………っておかしいでしょ!」
バレたか、とりあえずアマタツがこれからヘマをしないようにもっと監視の目を増やさないと
じゃないといつはポロッと言っちゃいそうだ
「次は無いぞ?よく覚えておけ」
「分かった、気をつけるよ」
本当に大丈夫だろうか
いまいち信用出来ないのだが………
まぁここであれこれ言ったところでどうにもならないのだ
ここはアマタツを信じるか
一方その頃のエリス
エリス視点
「なんなのよ!どうして邪魔してくるのよ!」
本当にどうしてあの2人は邪魔ばかりしてくるのだろう
いつもあと少しのところなのだ
「どうしたエリス、なんだか荒れているようだが」
「お兄様は入ってこないで、今すぐ部屋に帰ってください」
………あの兄も今日に限って構ってくるし
本当にツイてない
この日は一晩中イライラしていたエリスであった
どれだけ頑張ってもアマタツは落とせないでしょう
なぜなら彼はホモだからです




