24.言い訳はよく考えよう
「ヒトトセさん、ツユリさん、アマタツさん、ハデスさん、シアさんはちょっと職員室まで来て頂けませんか?」
さっきの決闘が終わった後、オレ達は先生に呼ばれた
どうしたんだろう、何かあったのかね?
職員室………
「単刀直入に言います。何故あなた達はオリジナル魔法が使えるのですか?」
先生がいきなり意味不明な事を言った
オリジナル魔法?何それ、聞いたことないな
すると横にいたクーが小声で説明してくれた
「オリジナル魔法っていうのは、自分しか使えない魔法のことよ。既に出来る者はいないわ」
………どうしてもっと早くに言ってくれないんだい?
これじゃあ言い訳のしようが無いじゃないか
「私だって不思議に思ったわよ、だけどあなた達が異常すぎて忘れてたのよ」
「ヒトトセさん、何をコソコソと話しているのですか?」
どうしよう………
よし!こんな時はサリエルだ
さぁ皆大きな声で呼んでみようサリエルー!
『はーい!………って何やらしてんのよ!?』
はいはい!サリエル先生質問でーす
今の状況で一番ベストな言い訳はなんですか?
『そうね………親がオリジナル魔法を使えるって言えば、まだ通じるわよ』
その理由は?
『20年ほど前なら使える人間は、まだいたのよ…………ごく一部だけどね』
サリエルにしてはなかなかの言い訳だな
さすが天国で一番言い訳をしている天使ランキング、1000年連続1位を取っているだけのことはある
『そんなこと無いわよ!私は───』
テレパス終了
待たせたな、これからがオレのターンだ!
「ヒトトセさん!何か言いなさい!」
「実は親がオリジナル魔法を使えるんですよ。それで教えてもらったというかなんというか……」
「5人とも………ですか?」
5人にもなると苦しいな
しかし、ここで負けるわけにはいかないんだ!
「オレ達が生まれた土地はオリジナル魔法が使える者しかいなかったんですよ。もう使える者はいないって言われてますが、実は少人数ですがいるんですよ」
ちょっと苦しい言い訳かもしれない
最悪、脅して黙らせないと後々面倒だ
「そうだったのですか!いやぁ疑ってすみません。しかしまだいたんですね、オリジナル魔法が使える人って」
………先生チョロいよ
自分で言うのもなんだけど、結構苦しい言い訳だよ?
まぁ勝手に納得してくれたので、こちらもそれに乗っておく
「えぇ!そうなんですよ~。いやぁ、よく言われるんですよね」
脅す、なんて展開にならずに済んで良かった
「じゃあ失礼しましたー」
あれから先生と今後について話し合い、職員室を出た
そういえば例の噛ませ君の事はどうしようかな
…………良いこと思いついた
この時のオレの顔は物凄く悪い人の顔だっただろう
ヒトトセ君の3分仕返し~♪
まずはアマタツを1つ用意します
次はアマタツに命令をします、この時ちゃんと対象、何をするのか、などをきっちりと伝えてください
「例の噛ませ君を……………ヤれ」
これで全ての仕込みが終わりました
後は待つだけで完成です
──なんだテメェは!何しやがんだアッーーーーーーーー!!
ほら!もう出来たようです
今日はアマタツの男煮込みを作りました
これにて仕返し完了
次からは気をつけるんだな
こんなんじゃ命がいくつあっても足りないぜ?
「ふぅ、ただいま。あぁ楽しかった」
「楽しんでくれたみたいだな」
「結構良かったよ、ただちょっと反抗的だね」
そこら辺は勘弁してほしいな
噛ませ君、君の犠牲は無駄では無い
君1人が犠牲になることで、その他大半の男が助かるのだ
むしろ誇るべきだ。自らの身体を犠牲にし、皆を助ける
アンタなかなかカッコいいよ
「アマタツ、ちゃんと後片付けはしとけよ。いつもそのまま放置してるだろ?結構邪魔なんだよな」
さて、帰ろう
今日の晩ご飯はオレが作るんだったな
何を作ろっかな~
家…………
「私も聞きたい事があるわ」
家に帰り晩ご飯を食べた後、クーがオレ達3人にこう言ってきた
「そろそろあなた達の秘密を聞かせてくれないかしら?」
「秘密ってなんの事かな~?」
「とぼけないで、もうあなた達が普通ではない事ぐらい誰だって分かるわ」
やっぱりバレてるな
まぁ頭の良いクーのことだ、最初から分かっていたかもしれない
でもそろそろ話してもいいんじゃないかとトウヤもアマタツも言ってたことだし、話すことにした
「よく聞いとけよ?結構長いからな」
「とまぁこんな感じだ」
あれからクーに今までの事を話した
地球に住んでた事、一回死んだ事、異世界に来た事、チートの事などだ
とりあえず説明に疲れたからまた明日にしよう
「じゃ疲れたから寝る、おやすみ」
「え!?まだ聞きたい事が……」
それは明日にしてくれ
今日もマイペースなソウであった
学校生活はまだまだ続きます




