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16.魔法の開発

次の日の朝………


「まずは変装についてだ」


変装だと簡単なとこで服装を変えるとかだな

という訳でレッツ変装!




5分後………


「「おぉ!」」


「…………」


変装は完璧だな

ん?布や糸はどうしたか、なぜもう出来ているのかって?

それはクーの魔法のおかげなんだ

クーの魔法にコンバートという魔法があって、自分の魔力を何かに変換させる魔法なんだ

それで、服を作って貰ったんだ

ちなみに服装についてはオレが考えている

まずはオレの服装だが、もう不審者にしか見えないようになった

全身黒で目深なフードをかぶっているのだから、怪しさ満載だ

多分、夜はほぼ見えないはず………

影を操る魔法が得意だからこんな感じにしたが、厨二感が物凄い

次にトウヤだが、着物になった

刀を持ってるので和服をイメージしやすかったのだ

しかも………


「ちょっと待ってよ!」


………何だよアマタツ、今良い所なんだから邪魔するなよ

まだトウヤの服装について説明してる最中だったのにアマタツの邪魔が入った


「どうして僕だけ青い繋ぎなのさ!?」


「え?何か間違ってるのか?」


どこがおかしいんだろう、ちゃんと考えて作ったのだが……


「あっ!ベンチも必要だよな、ごめんな、忘れてた」


「違うよ!?」


相変わらず冗談が通じない奴だな

心配しなくてもちゃんとした服を用意しているよ

さぁ!着替えたまえ


「分かったよ、着替えてくる」


では、その間にトウヤの服装の説明を続けよう

着物だけだと顔を覚えられたら場合、めんどくさいので、仮面を付けた

仮面には紐を付けて、かぶらない場合は能面に、かぶる場合は般若面になるように改造した

どうやって改造したかは企業秘密だ


「着替えてきたよー」


どうやらアマタツが着替えてきたようだ


「これでいいのかな?」


………何故だろう、青い繋ぎを着ていないだけで別人に見えるのだが

今、目の前にいる人物は本当にアマタツケントなのか、と疑問に思えるくらいだ

まさかこれほどのレベルだとは思わなかった

これだけ完璧な変装ならオレが言うことは何も無い

アマタツが一番、変装が完璧だな


「よし、変装はこれで良いだろう、次はオレの魔法開発だ」


こっちも早めに終わらせたい







「【クリエイト】!…………お!いい感じに出来たな」


あれから1つ魔法を開発することが出来た

それは武器を作り出す魔法だ

魔力を影に流し込み、武器を頭の中で想像すると、影に流し込まれた魔力が反応し、影から想像した武器が出てくるのだ

試しに普通の片手剣を作ったが、結構上手くいった

元が影なので色は黒一色しか作れない

切れ味については、作っていけば段々と良くなっていくだろう

オレ達は転生者だ

前の世界、地球にはいろんな武器があるのでバリエーションは豊富すぎるくらいだ


「これで、今は問題などは無いはずだ」


そういやもう昼だな、どうりでさっきから腹が鳴るわけだ


「そうかお疲れ、俺は今からシアと一緒に買い物に行ってくる、もう食材が無いんだ」


やばっ……確認してなかった

トウヤ、助かるよ


「じゃ行ってくる」


「行ってらっしゃい~」


トウヤ達を見送ると今度はアマタツが


「じゃあ僕もちょっと出掛けて来るね」


そう言って出掛けて行った

後に残されたのは、オレとクーだけだ

クーは昨日の事で疲れたのか、まだ睡眠中だ

じっとしてても暇なので、クリエイトでいろんな武器を作ることにした









1時間後…………


「おはよう……………何これ?」


クーが起きたようだが、目を丸くさせている

それもそうだ、あれから一時間、ずっと武器を作り続け、そのまま放置していたので部屋一面がいろんな武器で埋め尽くされている


「邪魔だから早くどうにかして」


仕方ない、片づけるか

といっても消えろと、思うだけで消えるから片づけはすぐに終わる


「さっきの武器は何なの?」


「オレが作ったんだよ」


「……それは、私のコンバートと同じなの?」


う~ん、いっしょじゃないな

魔力を使うのは同じだが、クーのは変換、オレのは創造なので、根本的に違う


「いいや、違うな」


「まぁそれもそうね」


──ただいまー


トウヤとシアのようだ、これでやっと飯が食える








その頃アマタツは1人で草原にいた


アマタツ視点


「僕も何か魔法を新しく作るかな」


ソウが新しく作るみたいなので、自分も作ってみようと思ったのだ


(槍とかカッコいいかな)


どうせ作るなら、威力はもちろん、見た目もこだわりたい

とりあえず試行錯誤だね










「全然出来ない………」


槍を作るのは物凄く難しいという事だけ分かった

それ以外は全く進歩無し

雷というか、電気で形を作ろうかとやっていたのだが、全く形にならなかった

仕方なく、近くにあった木を削って木の槍を作り、それに雷を付加させて投げた


──ヒュン…………パァァァァン


木の槍が耐えれなくなり破裂した

どうやら付加させると、威力や速度が上がるが、投げる槍が頑丈じゃないと簡単に壊れてしまう

……いろいろ試していくか


彼の魔法開発は先が長そうだ

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