第五十八話 観艦式
前回
時風は矢野海上警備会社のドックに運ばれて修理を受けた
12月31日広島県呉湾にて・・・
駆逐艦時風艦橋
大和
「艦長、時間はあとどれ位ですか」?
艦長
「後10分位ですよしかし・・・修理が間に合ってよかったですね」
大和
「武装の強化は無理でしたけどね・・・そういえば母さんから連絡があったと」?
艦長
「はい、無線連絡でしたけど・・・『20分後に歓艦式の途中にサプライズで面白い物を持っていく』と言っておりました」
大和
「サプライズって・・・何を持ってくる気だ」?
時風
「大和さ~ん、機関準備順調OKです」!
大和
「了解だ、艦長!きりしまから連絡はありましたか」?
艦長
「きりしまからは『我艦の後方に付け』との事です」
大和
「分かりました・・・では出航してください」
艦長
「了解です!機関始動」!
数分後・・・
呉の港では観客が集まっていた
客1
「おい、来たぞ!きりしまだ」!!!
観客の一人がきりしまを指さして叫んだ、観客から歓声が上がる
放送用拡声器
「今航行中の艦船はイージス護衛艦きりしまです、全長161メートル全幅21メートル速力30ノット以上、武装は127ミリ単装速射砲一門、ハープーンミサイル発射機2基三連装魚雷発射管2基20ミリファランクス2基Mk41VLS90セル、この呉基地を守る最強のイージスの楯を塔載している護衛艦です、その後に続くのは大日本帝國海軍の遺物である駆逐艦時風です、今年の八月に発見され、現在は矢野海上警備会社の所属艦一号として活躍しています」
観客からは歓声が上がった
客2
「大日本帝國海軍の駆逐艦が蘇ったぞ」!!!
客3
「この年になって駆逐艦が見れるとは・・・」
客からは珍しさに喜ぶ者や懐かしい思い出に浸る者がいる
大和
「・・・喜ばれてるな、時風」
時風
「はい!私もうれしいです」
二人が艦橋で話していると・・・
ギュゥウウウウウウウウウウウウウウウウウウ~~~~~~~~~ン!!!!
何処からかレシプロエンジンの音が聞こえて来た
大和
「ん?何だこの音は」?
時風
「や、大和さん!上を見てください上を」!!!
そう時風が叫ぶと大和が上を見た、そこには・・・
大和
「あ、あれは、彗星に流星、それに機種不明の双発機と単発機が4機」!?
上空に居たのは大日本帝国の艦上爆撃機彗星4機と艦上攻撃機流星4機と正体不明の機体計8機であった
無線
「ガガガ・・・和・・・大和!聞こえる」!?
無線から雪花の声が響く
大和
「母さん!?い、今上空に旧軍の彗星と流星、それと正体不明の双発機と単発機が飛んでいるぞ」!?
雪花
「あぁ、大丈夫よこれは私が持って来た物だから」
大和
「はぃい」!?
雪花の言葉に驚く大和
雪花
「時風ちゃん達の格納庫にあった機体を回収して飛べるようにしたのよ、ちなみに、時波ちゃんの格納庫だけ違う機体だったけど持って来ちゃった」
時風
「違う機体」?
雪花
「大日本帝國十七試艦上戦闘機烈風と山本五十六司令長官戦死時に搭乗していた同じ種類の機体、一式陸上攻撃機24型よ
大和・時風
「「うっそぉおおん」」!!??
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ご意見ご感想お待ちしております
作者
「ここでやっと日の目を見れたな・・・」
シナノ
「2月になって初めての投稿じゃない」
作者
「最近小説の構想が出来ないんだよ・・・進級試験もあるし・・・」
シナノ
「頑張って進級してね」
作者
「了解です」!!!
ではこの辺で・・・