第四十七話 シナノ発見・・・
前回
大和は矢野警備会社の本社に到着し、飛龍から状況を聞いた
大和
「そう言えば・・・誰が飛龍に気づいたんだ」?
正晴
「私です、大和坊ちゃま」
そう言って武装した正晴が部屋に入って来た
飛龍
「祖父ちゃんが倒れている俺を見つけてくれてここまで運んでくれたんだ・・・にしてもすごい武装だな・・・」
正晴が持っている武装は確かに驚く物ばかりである、
両方の腰のホルスターから下げているのはベレッタM92Fと手に持っているのはRPK軽機関銃、それに背中の背負っているのはRPG7(対戦車墳進砲)を背負っていた
正晴
「孫の不覚は私の不覚・・・犯人を見つけ出したら生まれてきた事を後悔させてやりますよ・・・」
そう言って正晴はヒュウガに迫撃矢と和弓を渡した
迫撃矢とは、ヒュウガが矢野海上警備会社で見付けた、矢の先端に迫撃砲の砲弾が付いている矢の事である
ヒュウガ
「父さんたちが頑張っている中・・・俺達も頑張らないとな・・・」
大和
「そうだなヒュウガ・・・」
そう言って大和とヒュウガは自分の武器を持って正晴の後に続いた
飛龍
「・・・俺も行くぜ大和」!
飛龍は左手に付けているギプスを外して自分の武装を装着して大和達の後に続いた
大和
「・・・(シナノ・・・待ってろよ・・・)」
そう思いながら、大和とヒュウガ達は軽装甲機動車に乗り込み、本社を出発した
一方変わってとあるビル・・・
??1
「貴官の計画は中々ではないか」
??3
「ありがとうございます、司令」
??2
「矢野家の娘を誘拐し、それをネタに矢野家の連中を脅し・・・おまけに矢野警備会社の株を下げる事も出来るって戦法だとはな・・・」
??1
「で、矢野家の娘は今どうしているんだ」?
??3
「今頃、私の部下が可愛がっていると思いますぜ」
??1
「ん?・・・可愛がっているってまさか・・・」
??3
「大当たりですぜ司令・・・ヒッヒッヒッ・・・」
ドンッ!!!
突然、部屋に銃声が響き渡った
??2が銃声のした方を見ると、??1が??3にルガーP08を発砲した
??3
「ガハッ・・・し、司令・・・何故・・・」
??3はその場で倒れ込んで、その場で息絶えた
??1
「・・・馬鹿者が・・・誰がそこまでしろと・・・こいつの部下に直ぐ連絡をしろ、早急に引き上げさせろ」!!!
そう言って??1はルガーをを閉まった
所変わって、大和達
正晴
「ふむ・・・ふむ・・・そうか!車を見付けたか!直ぐに向かう!待ってろ(ピッ)坊ちゃま達、お喜びください、シナノお嬢様を連れ去った車を発見したそうです」!
インカムから正晴に情報が伝えられ、それを大和達に伝えた
大和
「本当ですか正晴さん」!?
正晴
「はい!とある倉庫の前で止まっていたのを発見したらしいです!ですが・・・」
ヒュウガ
「どうかしたんですか」?
正晴
「扉が硬く閉じられており、開けるのに時間が掛かると・・・」
飛龍
「・・・ヒュウガ君の迫撃矢で扉を壊すってのはどうだい」?
大和
「それ名案だ」!!!
・・・数分後・・・
大和達は倉庫に到着した
社員1
「正晴さん」!
正晴
「状況は」!?
社員2
「専用器具が無いのでドアを開けるのに時間が掛かってま・・・」
社員2が最後まで言おうとしたその時・・・
ドガアアアアアアン!!!
爆発音が響いた
全員が爆発をした方を見ると、扉が破壊されていた
破壊されたと同時に、大和・飛龍・ヒュウガが中へ突入した
大和
「シナノー!!!何処だー」!!!
ヒュウガ
「姉さーん」!!!
二人が声を上げてシナノを探していると・・・
飛龍
「居たぞーーー」!!!
飛龍の声に二人は飛龍のいる所まで走った
大和
「シナノ!無事か・・・っ」!?
ヒュウガ
「どうしたんだ兄貴・・・っつ」!?
飛龍
「・・・・・・・・」
三人がシナノを見つけたが言葉を失ってしまった・・・
両腕を縛られ、全裸姿で体中に白い液体が大量に掛かっていた
大和
「シナノ」!!!
大和がシナノに駆け寄って近くにあった毛布を被せて、シナノを呼んだ
シナノ
「・・・ぅ・・・ん・・・お、お兄ちゃ・・・ん」
ガクッ
シナノが一瞬目をさましたが、直ぐに気を失った
ヒュウガ
「救急車を早く呼べ!!!救急車」!!!
飛龍
「シナノさん」!!!
大和
「シナノ」!!!
その後、救急車が到着し、シナノは病院に運ばれた
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