第三十七話 とりあえず食べよう
すっかり忘れていた・・・
★~駆逐艦時風★ある少年の物語~★は今日で1周年を向かえます
ここまで続いたのも読者の皆様方のお陰です
これからも駆逐艦時風をよろしくお願いします
では本編です
正晴
「では、私は皆さんの意見を闘気様と雪花様に伝えてきますので少々お待ちを・・・」
前回
正晴が、黄泉桜計画の全貌を聞いた
その中には時風型の開発に加わった大和の祖父の置手紙があり、
その内容は原子爆弾を時風型と共に処分してほしいとの事であった
部屋に残る6人は無言だったが全員心の中で何か思っていた
大和
「・・・(時風を沈めるだと・・・時風達を沈めるなんて・・・)」
ヒュウガ
「・・・(時さんを沈める?・・・そんな事させてたまるか!!!)」
シナノ
「・・・(お爺ちゃんの意見はもっともだけど・・・沈めるのはちょっと・・・)」
時風
「・・・(大和さんとは・・・もう会えなくなるのでしょうか・・・)」
時
「・・・(ヒュウガさんともうバイバイしなければいけないのでしょうか・・・)」
時波
「・・・(菊雄殿の意思ならそれもまた良しとしたいが・・・姉上と時ともう少し話したかった)」
そう全員が心の中で思っていた時、大和が口を開いた
大和
「・・・こう塞ぎ込んでいちゃあ気分が暗くなるだけだ、全員お菓子食べようぜ」
時風
「それはいいですね食べましょう食べましょう」
そう言って全員がお菓子を食べ始めた
シナノ
「これ正晴さん手作りのお菓子でしょヒュウガ」?
ヒュウガ
「この味付けは確かに正晴さんの味付けだな」
大和
「クッキーか・・・正晴さんの十八番の一つだな」
時風
「美味しいですよ、この味は初めてです」
時
「こ、このジュースも美味しいですよ」
時波
「せ、拙者65年前からお茶と水しか飲んで無かったでござるから美味すぎるでござる」!!
そう言って時波はとんでもない速さでジュースを一気飲みした
時波
「おかわり」!!!
シナノ
「早っ!すぐ入れるから待って」!
そう言ってジュースを時波のコップに入れようとしたら・・・
ガンッ!
バッシャアアアアアアアアアアアン!
シナノが椅子に躓いて(つまづ)ジュースがシナノの手から離れ全員に掛かった
大和
「ヲイ・・・シナノ」
シナノ
「ごめんなさい・・・」
ヒュウガ
「あ~あ、ビチョビチョだ」
時風
「服が大変ですよ」
時
「と、時波お姉様?自分だけよけるなんてずるいですよ」!
時波
「す、すまん忍の条件反射でよけてしまった」
闘気
「お~い戻ったぞ~って、なんじゃこりゃ」!?
雪花
「あらら全員びしょびしょじゃないって、時波は別か・・・」
正晴
「なにが起こったのでございますか大和坊ちゃま」?
全員
「「「「実は、かくかくしかじか、と言う事なんだ」」」」
次回へ
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