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第三十六話 黄泉桜計画

大和

「はぁ~・・・やっと一段落したなぁ~」




前回

矢野海上警備会社に警察などが事情聴取をしに来た時に

警官の一人が雪花専用ドックの中に入って死にかけた




夜、矢野海上警備会社社員寮応接室にて




ヒュウガ

「でもなんで親父はここに呼び出したんだ」?



シナノ

「私に聞かれても分からないよ」



時風

「何故か私達も呼ばれているんですけど」



時波

「拙者達は何故呼ばれたかが分からないでござる」



「と、時波お姉様?て、天井に張り付いて言わないでくださいよ・・・」



正晴

「皆様、ジュースとお菓子をお持ちしました」




そう言って入ってお菓子やジュースを配る正晴




大和

「ありがとう正晴さん」



ヒュウガ

「でも親父と母さんは何してるんだ」?



正晴

「さぁ?私にもわかりません」



シナノ

「それに・・・黄泉桜計画って何なの」?




シナノの言葉に正晴は答えた




正晴

「黄泉桜計画とは・・・先代の菊雄様が関わっていた駆逐艦時風型とこの岡山県で開発されて

未だ所在不明の日本製原子力爆弾3発を探して処分する計画だったのです」





全員

「「「「「「処分」」」」」」!!!!!!??????




正晴の話はこうだった、半年前に遺品を整理中に時風型駆逐艦と、

原子爆弾の設計図と場所の記された地図を発見した時に菊雄の書置きも一緒に置いてあった

書置きの内容はこう書かれていた。


『この手紙を見ている私の子孫へ、この手紙を見ているとなると私は死んでいるだろう・・・

私は太平洋戦争中に魂を悪魔に売っていた・・・私の周りから非道と言える作戦に手を貸していたのだ

その作戦は原子力爆弾を積んだ駆逐艦を敵艦隊のど真ん中で爆発させる作戦であった

私は反対したが、家族や親族を非国民扱いされたくなかったので仕方なく協力した

この手紙を見ている子孫に頼みがある・・・特攻駆逐艦時風型に原子力爆弾を積んで

そのまま沈めてほしい・・・これ以上戦いの連鎖は封じ込めなければいけない・・・

時風型駆逐艦に宿る魂達には悪いが・・・日本の為だ・・・平和の犠牲になってくれ』



手紙は少し滲んでいたらしい、多分・・・菊雄が手紙を書いている途中に流した涙の後かもしれない



正晴

「それで、闘気様と雪花様は少数の部下を連れて時風型駆逐艦と原子爆弾の捜索をしていたんです

これを闘気様が黄泉桜計画と名づけたのです」



それを聞いた大和達は・・・



時風

「・・・私達」



「・・・沈んでしまうんですか」?



時波

「・・・菊雄殿の意思ならそれは仕方ないな」



大和

「・・・そんな事をいわれたって・・・俺は処分するなんて反対だぞ」!



シナノ

「私も処分するなんて反対だよ」!



ヒュウガ

「お、俺も処分には反対だ!何とか出来ないのか、正晴さん?」



正晴

「闘気様と雪花様に話してみないと・・・」




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