第十八話 お爺さんは研究員謙開発員
時風艦内食堂・・・
大和
「・・・で?母さんはどこで時風型駆逐艦の事知ったんだ」?
時風
「私の妹達はどこにいるんですか」?
シナノ
「なんでお母さんは時風ちゃんを探してたの」?
ヒュウガ
「時風型駆逐艦と原子爆弾を開発したのは誰か分かっているのか」?
雪花
「ちょちょ!ちょっと待ってよ皆~そんなに質問されても答えられないわよ」
前回
時風型に原爆を塔載する場所を探して
雪花は時風艦内で時風には妹がちゃんと存在する事を時風に話した
しかし原爆が塔載される場所は時風の寝室になる所だった
大和・時風・シナノ・ヒュウガ・雪花の5人は
時風艦内の食堂で雪花に質問していた
ヒュウガ
「だって半年間行方不明になってた理由を話してもらわないと・・・」
雪花
「そ、それについてはちゃんと謝罪します・・・パクッ」
そう言ってカレーを食べる雪花
シナノ
「よく質問してる時にカレー食べられるねお母さん」
雪花
「だってヒュウガのカレー食べるの半年ぶりなんだもん」
大和
「・・・それより本題にはいろうぜ母さん」
飽きれるように頭に手を乗せながら言う大和
雪花
「分かったわよ・・・じゃあまず大和の質問から・・・」
そう言ってカレーを食べていたスプーンを置いて
雪花は話始めた
雪花
「えっと・・・時風型の事を知ったのは半年前・・・
家の中であなた達のおじいさん矢野菊雄の遺品を
整理していた時にこの駆逐艦時風型と原子力爆弾の資料が見つかったのよ」
ヒュウガ
「ん?なら開発したのはうちの菊爺ちゃんだって事か」?
雪花
「いや・・・菊雄儀父さんはただの研究員謙開発員だったらしいのよ・・・
見つかったのは設計図と計画書と隠し場所の地図だけ・・・」
大和
「ふぅ~ん・・・なら菊爺は時風を開発した研究員の一人ってわけか・・・」
時風
「でも研究員の人達は名札をつけていましたよ?その中に矢野さんって名前の人は
いませんでしたよ」?
雪花
「菊雄儀父さんは時波の方で開発してたらしいのよ」
時風
「あっ、そうなんですか・・・」
雪花
「では時風ちゃんの質問・・・貴方の妹達は今矢野海上警備会社で保管してるわよ」
大和・ヒュウガ
「「へっ?今なんて言った母さん」」?
雪花の言葉に大和とヒュウガは驚いた
雪花
「だから時波と時はうちの海上警備会社で保管してるって言ったの」
大和
「ちょ、ちょっと待ってくれないか母さん親父は何も言わなかったのか」!?
雪花
「あぁその事ね大丈夫よ私専用のドックに入港したからばれないわよ」
ヒュウガ
「あの入った人は生きて帰れないって言われてるドックにいれたのかよ・・・」
シナノ
「お父さんも入って死にかけたって言ってたからね・・・」
冷や汗をかきながら言うヒュウガとシナノ
そこへ・・・
正晴
「雪花様、私営隊全員降りましたこれより作業にとりかかります」
雪花
「えぇお願いね正晴さん」
時風
「?、何をするんですか雪花さん」?
そう時風が言うと雪花は笑って答えた
雪花
「貴方をこの隠れ家からだしてあげるのよ」
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