第十七話 時風の妹達は健在?
時風
「げっ・・・原子力爆弾・・・」
雪花
「えぇ・・・原子力爆弾よ・・・旧日本軍が研究開発してたけど
研究は打ち切りされ原爆は開発されなかった・・・ってのは表向きの話
裏の話では人形峠の近くの地下に研究開発施設を作って完成させてたの」
前回
雪花が半年間行方不明になっていたのは
時風型駆逐艦と原子力爆弾を探していた為であった
時風に貴方は特攻駆逐艦と雪花は告げた
大和
「・・・ちょっと待ってくれよ母さん」
雪花
「ん?どうしたの大和・・・」?
大和
「いや・・・時風のどこに原子力爆弾を塔載するんだどう見ても
置ける場所がないぞ母さん」
ヒュウガ
「しかも駆逐艦に原爆って・・・かなり小型にしないと無理だぞ」
大和とヒュウガが雪花に疑問をぶつけた
すると雪花は・・・
雪花
「じゃあ・・・時風さん艦の方に上がっていいかしら」?
時風
「え?・・・えぇ、いいですけど・・・」
雪花
「じゃあ上がらせてもらうわ・・・難波さんは私営隊をここに下ろして指揮しといて」
正晴
「はっかしこまりました雪花様」
大和
「母さん・・・何をするつもりだ」?
雪花
「まぁ黙ってついて来なさい」
そう言って時風に乗艦する雪花と時風と大和
数分後・・・大和と時風は雪花に付いて行った
雪花は時風の艦内を迷わず歩いている
時風
「あ、あの・・・雪花さんはなんで私の艦内がわかってるんですか」?
時風が不思議そうに雪花に聞いた
雪花
「あぁその事ね・・・時風ちゃんは自分に妹がいる事しってる」?
その言葉に時風が声を弾ませた
時風
「はっ、はい!知ってます!知ってますけど・・・いるかどうか・・・」
大和
「待てよ・・・母さんのその言動からすると・・・」
雪花はクスッと笑いながら時風に言った
雪花
「えぇいるわよ時風さんの妹の時波と時がね」
時風
「ほっ、本当ですか雪花さん」!?
雪花
「ちゃんといるわよ・・・艦魂の時波と時にも会ってきたからね」
大和
「よかったな時風ちゃんと妹がいて」
時風
「はい!よかったです」!
雪花
「はいはい時風ちゃんの妹達の話はあとでするから・・・ついたわよ」
そう言って雪花はある部屋のドアを開けた
そこは・・・
時風
「あれ・・・ここは私の寝室ですよ」
その部屋は時風が寝室に使っている
駆逐艦にしてはかなり広い部屋だった。
雪花
「えっ?そうなの・・・時波と時もここを寝室に使ってたからビックリしちゃった」
大和
「(・・・時風の妹達もかよ)」
大和は少し呆れながらそう思った。
雪花
「えっと・・・あ!あった」!
そう言って雪花は時風の寝室の壁にあるボタンを押した
すると・・・
ガコンッ・・・キュィイイイイイイイン!!!
時風
「なななななな、何ですかこれは」!?
大和
「時風!上を見ろ上を」!
そう言って大和と時風は上を見上げた
すると天井がパカッと開いていく
そこへ・・・
ヒュウガ
「あ、兄貴!時風の第1魚雷発射管の天井が開いていくぞ」!
シナノ
「何が起こっているのお母さん」!?
時風
「まさかここに原爆を・・・」
雪花
「えぇそうよこの上の魚雷発射管は擬装していて
本来は原爆を搬入する為のハッチなのよ」
大和
「まじかよ・・・」
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