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神の住処  作者: 藤野艾林
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加茂恵の独断専行、霊屋の不速の客!

「勝手に死者を蘇らせたか?」


加茂恵は微笑んだ。そして怒るどころか、猫の使者に説明を始めた。


「知っているだろう。司命の本分は転生の取り仕切りで、蘇らせることではない。どの神も生まれた瞬間から、一生の任務はすでに定まっている。」


「死者を蘇らせるには莫大な力の消耗が伴う。司命の力ではそんなことはできない。」


「きっと下の統計部でトラブルが起き、数が合わなくなったのだ。よく調べてみろ。」


加茂恵はこう言って客扱いを始めようとした。


「問題が起きるはずがない!」


猫の使者の声は一刀両断のように厳しい。


「人間界が歴史を重ねてきた中、つまり閣下が生まれて司命に就任するまでの間、一度も過ちはなかった!」


「だがここ数年、転生統計部の人数がますます合わなくなってきた。」


「もし一二人程度なら、我々の不注意かもしれない……」


「だが正直に答えてください……」


「前回の大戦で、本来転生すべき二千余りの魂は……一体どこへ行ったのか!」


猫の使者の詰問に、加茂恵は一瞬言葉を詰まらせた。


しばらくの沈黙の後、加茂恵が口を開いた。


「まだ時間がある。座れ、猫の使者。」


猫の使者は怖じ気づきながらも、腰を下ろした。


この無礼な発言が原因で、自分が転生殿から出られなくなるのではないかと恐れていたのだ。


だが加茂恵はただ、湯気の立つお茶を注いでくれただけだった。


「僕が人間界の事柄を、知っていると思うか? 知らないと思うか?」


「わかりません。我々底辺の者には閣下のことを知る資格はなく、ただ名前だけを知っているだけです。」


猫の使者はお茶を一口飲み、答えた。


遠くの燭台の火が、そっと煌めいている。


「どの司命も、生まれて就任するまで、歳を取るごとに人間界へ旅に出なければならない。」


「記憶がある限り、六歳の時だ。その頃、人間はまだ刀と弓矢で戦っていた。」


「就任した年には、人間はすでに火縄銃で戦うようになっていた。」


「なかなか進歩が速いですね。」


猫の使者がつぶやいた。


加茂恵は笑った。


「ふふ。」


「だが戦争は、これらの年、一度も止まったことがない。」


「死ぬ者があまりにも多いからこそ、神界の上部はこの地域の霊屋に重要な役割を与えたのだ。普通の地域なら、霊屋の仕事量はこれほど多くはない。」


「つまり、閣下は辞めたいということですか?」


猫の使者は小さな冗談を言った。


「司命は僕の本分だ。仕事を投げ出すなど、一度も考えたことはない……」


加茂恵は答えた。


「だが僕に考えさせたのは、数年前の旅だ。」


夜の十時三十分、転生儀式の開始まであと三十分。


「まだ時間がある。聞き終えなさい。」


加茂恵は言った。


「薪を知っているか? 暖炉に入れて燃やすあのものだ。」


加茂恵は問いかけ、炉の中の炎を指し示した。


猫の使者は意を汲んだ。


「知っています。人間界で暖を取るのに使うもので、神界では主に観賞用に使われていますが、神は寒さを感じないので……」


「では、一本の薪が燃え尽きる時間と、苗木から薪になる時間は、それぞれどれくらい知っているか?」


「そこまで計ったことはありません……」


「人間界の時間で言えば、木が苗木から大木になるには、数十年、あるいは数百年かかる。」


「だが薪となって燃え尽きるには、たった数時間でいい。」


加茂恵の瞳は燭火を見つめ、炎が瞳にゆらめきながら明滅していた。


「だが、これらの話が、転生の数が合わないことと何の関係があるのですか?」


猫の使者が問う。


「人間もこの薪と同じだ。苗木のように育てられて成人になり、そして薪になって戦争の炉に投げ込まれる。」


「ひとりの命を育てるのに十数年かかるが、失わせるにはたった数秒でいい。」


「その旅で、襲撃された村を通った。人々は地面に跪き、亡くなった家族を抱きしめて号泣していた……」


「ひとつの村だけではない。通りかかったすべての村が、皆そうだった。」


猫の使者はじっと座っていられなくなった。


「だから、あなたは亡くなった人たちを全部、蘇らせたのか?!」


「うん。」


加茂恵の表情は平穏なままだった。


「彼らが再び赤ん坊から大人になり、また死ぬのを見たくなかった。」


「戦争は循環だ。人間社会では永遠に止まらない。僕にもそれを止める力はない。」


猫の使者は少し怒りを露わにした。


「蘇らせた人々が、再び戦場に行き、また死ぬことをどう保証できるのか?」


「そんなことをしても意味がない!」


「ふう……ふう……」


猫の使者の前に、一筋の気のバリアが次々と形成された。


夜の十一時五十五分、転生儀式、いや、蘇生儀式の開始まであと五分。


気のバリアは収縮し、次第に球体になって加茂恵を包み込んだ。


それでも猫の使者と加茂恵の視線は交わった。


「早く逃げろ。転生儀式がすぐに始まる。」


加茂恵は無表情に言った。


「僕もこの行いの意味が何なのか分からない。だが少なくとも……彼らに家族にもう一度会わせたかっただけ……」


気のバリアは完全に閉じ、猫の使者は転生殿に力が集まり始めるのを感じ取った。


今逃げなければ、自分も巻き込まれる可能性がある。


そして猫の使者は振り返り、転生殿の両開きの扉は、その瞬間に閉まった。


「どうだった? 司命様に罰せられたのか?」


猫の使者が外に出ると、別の猫の使者が近づいてきた。


「いや、だが死者を蘇らせるという規定違反のこと、彼は確かにやっていた……」


「バカ者め、普段から俺たちと話さないくせに、今さら何も知らないだろ! バカみたいに司命様に会いに行っちゃって、ははは……」


「なぜそんなことを言うの?」


猫の使者は困惑して問う。


「死者を蘇らせたことは、誰もが知っているよ。ただ目をつぶっているだけだ。だって司命様は本当に心の優しい人だからね。」


「だが彼の力は、どうして蘇生儀式を開くほどの力があるのか?」


これが猫の使者の知りたいことだった。


「分からない。この司命様は、普通の神ではないという噂はあるよ!」


「それほど深く考えるなよ。何か食べに行って気分を変えよう。仕事も疲れただろ!」


別の猫の使者が和らかく言った。


「うん、行こう。」


猫の使者は深く考えることもなく答えた。


「バンッ——」


霊屋の扉が開いた。


それは強靭で恐ろしい力によって、突き破られたのだ。


二匹の猫の使者は凍りついた——


黒いローブをまとい、長刀を手に、髪が乱れて仮面がその下からうっすらと見える、予期せぬ来客が突入してきた!


その体から放たれる恐ろしい邪気が、場にいるすべての猫の使者を圧しつぶすように包んだ。


「カランコロン——」


来客は長刀を地面に引きずりながら前に進む。


そして猫の使者の前で立ち止まった。


仮面の中から、身の毛もよだつような人間の声が響いた。


「答えろ。お前たちの司命は、どこにいる?」

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