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神の住処  作者: 藤野艾林
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霊屋初現、猫使いの警告

夜の七時。


パースが亡くなってから、もう五時間が過ぎた。


死体を引き取りに来る者は誰もなく、少年も去っていった。


空からは大雪が降り始めた。この地域では、雪が降るのはほぼ日課のようなものだ。


白く細やかな雪が、一人ひとりの兵士の死体を覆い隠し、パースの死体もまたその中に含まれていた。


まるで、こうすればすべての悪行が消えてなくなるかのように。


「ざあざあ」


遠くから、雪の上を歩く足音が聞こえてくる。


一人ではない。一群の者だ。


軍隊か?


「ボス、今日は仕事量が大変だな。これほどの人数が死んでいるとは!」


「うん、惜しいことだ。その大半がまだ少年だったとは。」


「くどいことはいい、はやく仕事をしろ。零时までに、全ての魂を司命のもとに届け、転生の儀式を行わなければならない。」


「わかったわかった、ただのつぶやきだよ。仕事開始だ!」


この集団は笑いながら談笑している。


不对だ。彼らは根本的に人間ではない!


よく見ると、人間のように歩き、古代の人間の衣装を着てはいるが、外見の特徴は……


猫の集団だった?


彼らは小さな壺をそれぞれ持っており、死体のそばを通るたびに、魂が死体から抜け出し、


その小さな壺に入っていく。


よく見ると、彼らの歩いた雪の上には、足跡が一つも残っていない。


彼らは神界の使者で、亡くなった者の魂を引き渡す役目を持つ存在だ。


パースの魂もまた、猫使者の小さな壺に入れられた。


わずかな時間で、魂の回収作業は終了した。


「出発、霊屋へ!」リーダーの猫使者が言った。


その顔には、六つの目が生えていた。


二十数体の猫使者は、一斉にこの森の奥へと進んでいく。


夜の十時、彼らは円形の空き地に到着した。


この空き地は木々に囲まれ、大きな円をなしている。空き地の縁には一列の神像がそびえ立ち、まるで凡人に告げるように——


ここは立ち入り禁止の地だ、と。


だがこの円形の土地には、何もない。


そう、まったくの無一物で、木一本生えていることさえない。


猫使者たちはその場に立ち、六つの目を持つ猫使者が前に出る。


それは目を閉じ、一秒後に全ての目を開けた。


六つの目からはまばゆい光が放たれ、一瞬、眼前の空気は隠し幕がはがされるように変化し、


一つの古代建築が姿を現した! 高さは約六七階建てほどだ。


ここが霊屋で、神話に伝わる魂の転生に必ず通らなければならない場所だ。


「入れ。」


霊屋の中は規律が厳しく、一人ひとりの猫使者にはそれぞれの職務とランクが定められている。


最低ランクの猫使者には、ただ一対の目がある。


中級の猫使者には、二対の目がある。


最高ランクの猫使者には、三対の目がある。


この六つ目の猫が率いるチームは、すでにかなりの高位なレベルだ。


彼らは階段を上り続け、霊屋の最上階に到着した。そこはただ一人の存在だけが入る権限を持つ場所——


転生殿。


転生殿の大扉は非常に大きく、一面の壁ほどの大きみで、見る者に自然と畏敬の念を抱かせる。


六つ目の猫使者は、転生殿の扉をたたいた。


数秒後、扉が開いた。


中からはただ一人の声が響いてくる。


「お疲れだ。回収した魂をあそこに置いていけ。転生の儀式はすぐに始まるので、你たちは帰れ。」


猫使者たちは振り返り、帰路へと向かう。


が、一対の目だけを持つ猫使者が一人、立ち去らなかった。


それは一歩踏み出し、転生殿の中に入っていった。


これは初めて転生殿に入ることだ。これまで、一度も入ったことがなく、入る資格もなかった。


だが今日、ひとつのことのため、度胸を奮って掟を破らざるを得なかった。


転生殿は、それの想像していたような華やかな場所ではなかった。それどころか、中は暗く、僅かな蝋燭と線香の炎だけが灯っているだけだ。


「司命様?」


燭台の光を借りて、それは生まれてから一度も見たことがなく、それでもずっと仕えてきた存在の姿を見た。


それは人間の顔だった。


「加茂恵、霊屋第63代の司命。神の寿命で数えると、たった十八才だ。」


が、猫使者はファンのように訪れたのではない。


それは厳戒な態度で、少し慌てながら言った。


「司命様! もう神界の掟を破り、勝手に亡くなった者を蘇らせることはできません!」

明日も続きを更新しますので、どうか足を止めて応援してください!皆さんの閲覧が、私にとって一番の原動力です!

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