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【EPISODE0】「田舎から抜け出して」

ついに羽田雄資の過去が明かされる。

羽田雄資はなぜサラリーマンになったのか。

都会にあこがれ、田舎を抜け出してきたその先に…

【EPISODE0】「田舎から抜け出して」


 いつもサラリーマンの逆襲日記を見てくれてありがとう。


 そろそろ俺のことを知ってもらいたいので俺がサラリーマンなった理由を話そうと思う。


 …俺は田舎の四国の大分に生まれた。


 ー家族構成は父、母、姉、俺の4人だった。


 「うまれたわ〜!この子は可愛い私らの天使や!」


 父と母は話し合い、こう名付けた。


 「名前。雄資ゆうすけどうや?羽田雄資はねだゆうすけ


 「雄大の雄に資産の資。大きな富を持ってそだつんや。それは金だけに限らん。人生そのものが豊かな人生を送るんや!」


 田舎中の田舎。特別裕福なわけではなかったが、両親はいつも腹いっぱい食べさせてくれた。


 母は専業主婦で父は市役所の役員。田舎にしては稼ぎが良かった。


 何不自由なかったが、俺は都会に行きたかった。


 小さい頃、テレビで見たんだ。


 「今日の東京です」


 テレビで紹介される東京の姿。


 沢山のかっこいいスーツを来た大人。夜の光るビル達。東京タワー。


「うわ〜!」


 俺はそれに憧れたんだ。


 それから俺は都会を目指し、何事もなく俺はすくすくと育ち、小学校を卒業し、そのまま中学生活の青春を謳歌するはずだった。


 だが事件が起きる。


 「ふぅ…トイレ行くかぁ…」


 俺はいつものようにトイレに行こうとした。


 だが俺の背筋に氷のような寒気が走る。嫌な予感に鳥肌が立つ。


 「いや…でも流石に何もないだろ」


 そう思い、恐る恐る扉を開いた。


 その時、俺の視界に入ったのはトイレの目の前で倒れる父だった。


 「えっ…えっ…」


 手が震え、やがて震えが全身にわたる。心臓の鼓動が止まらない。頭の整理が追いつかない。


 「親父…だよな…?とりあえず救急車呼ぶから!」 


 俺は119へと電話する。


 「火事ですか?救急ですか?」


 向こうは冷静に聞いてくる。


 俺は震える声でゆっくりと言う。


 「えっと…救…急です…」


 「救急ですね。今すぐ向かいます。」


 訳がわからないまま救急車がやってくる。


 「1!2!3!」


 「親父…」


 俺はそれを見ることしかできなかった。


 しばらくして俺達は親父の病院へと訪れた。


 「先生!親父は助かるんですか!?」


 俺は汗をにじませながら聞くと医者は言った。


 「羽田さんの様態についてですが。右側の脳の血管が切れています。左半身に後遺症が残るでしょう。」


 「そ、そんな…」


 俺は人生最大に絶句した。父の稼ぎなし、もう終わりだ。


 「しばらくは安静に今後については退院したらお話しますね。」


 それから地獄の生活が始まった。


 40代まで専業主婦だった母は家のために就活を始めた。


 田舎、今まで主婦というデバフがあるため中々就職ができなかった。


 その中でも俺は一生懸命勉強した。憧れた都会へと向うために


 高校3年生になった俺は父のいない家で母と姉に俺は宣言した。


 「俺は上京する。そして必ず大企業に入る!」


 2人は反対してきた。


 「雄資。アンタみたいな要領の悪いやつは上京なんてやめて田舎で暮らしなさい!」


 一瞬俺は迷った。


 だが真っ直ぐと母と姉を見て言った。


 「俺は上京する…必ず都会ライフを成し遂げる!」


 そして俺は新幹線に乗り、ついに上京した。


 俺は将星大学の試験を受けに行った。


 一般的に見ればかなりいい方の大学に入れたと思う。


 そして大学を卒業した俺は一流銀行「一ノ瀬銀行」へと入社した。


 全てがうまくいく。俺はそう思っていた。


 「羽田。お前将星大学なんだって?」


 「あっ、はい」


 仕事をしていると上司にいきなりそうといかけられた。


 「将星大学とかこの会社では底辺中の底辺の学歴だ。その時点でお前は使えねぇ。」


 そしてなんとこう言われてしまった。


 「そ、そんな…」


 その後も仕事を続けて、昼休憩へと入る。


 弁当を食べていると遠くから噂をする声が聞こえてきた。


 「おい聞いたか?羽田って将星大学なんだってよ。」


 「マジかw。絶対仕事できないやんw。」


 俺はそんな陰口をたたかれて、悔しかった。真面目に仕事をしている俺がなぜそんなことを言われなきゃいけないんだ。


 それからも失敗ばかりで上司には怒られ続ける日々だった。


 俺は思った。


 「なんであの時、やめとかなかったんだろうなぁ…」


 母と姉に反対された日。なぜやめておかなかったんだ。彼女らの言う通りだったんだ。俺は田舎にいるべきだった。


 「もう…仕事辞めて大分に戻ろうかな…」


 だがその時、スマホが振動する。


 「メールか…」


 それは俺の彼女の由美からだった。


 「雄資。今日会える?」


 メールにはそうかかれていた。


 「そうだ…俺には由美がいるんだ…」


 そのメールで思い出した。俺には東京に大切な存在がいる。


 …由美とは大学で出会った。


 ー隣の席にすわってきた由美を見た俺は思った。


 「流石に美人すぎるだろ…」


 隣の席にいる由美を見た俺はそう思い、ドキドキしてしまった。


 「こんにちは」


 由美が話しかけてくる。


 「あっ!はい!こんにちは!」


 その時わかったんだ。俺は完全に一目ぼれした。


 それから俺は彼女に沢山アタックしてみた。


 「由美!俺と一緒に昼飯食べないか!?」


 幸いにも由美には友達があまりいなかった。だから唯一の友達として長くいることごできた。


 そして俺は2人で遊園地に行った時、観覧車が頂点へ達した時、告白する。


 「俺と結婚を前提に付き合ってください!」


 こうして俺は由美と付き合うことになった。


 間違いなく由美はかけがえのない大切な存在だ。


 美人で優しくて心の綺麗な人だ。


 だからそれを守るために働かなくちゃならない。


 「…もう少し仕事続けてみるか。」


 俺は由美のため仕事を続けることを決意したのだった…。

見てくれてありがとうございます。

みなさん気がついたと思いますが、やっと主人公の名前を決めました。

両親と話し合い「羽田雄資はねだゆうすけ」という名前に決定しました。

田舎で生まれ、都会に夢見た彼のサラリーマン生活。

今後も羽田雄資をよろしくお願いします。

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