表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/9

第一話 「疲れても帰る場所」

新シリーズ「サラリーマンの逆襲日記」連載開始。

pixivにて「【短編】疲れても帰る場所」を公開したところ好評だったのでシリーズ化しました。

実話を元にして作られたサラリーマンが部長になるまでの日記。

サラリーマンのリアルをぜひお楽しみください。

「疲れても、帰る場所」


 パソコンの音がする。今日も残業か。

 俺は部長だからみんなをまとめなきゃいけない。だから人一倍仕事をしなきゃいけない。

 俺はパソコンをうちながら考えた。

 「また今日も上手くいかなかったな」

 って。

 みんなの前で挨拶したけどうまくいかなかった。つい緊張してテンパってしまった。俺の悪い癖だ。

 考えてもしょうがない。そりゃ考えたってあの失敗は消えない。

 でも…考えてしまう自分がいる。

 ーあれから何時間しただろうか、俺はパソコンを閉じ、家に帰る。やっと帰れる…。



電車は大量のサラリーマンでぎゅうぎゅうだ。

座れない…疲れる…。ただでさえ疲れているのに…俺は何でいつもこうなんだろうか…。


 ー家の扉を開いた。

 「ただいま」 

 そう言ってみるけど、単身赴任中なので妻と息子はいない。

 俺は妻も息子も大好きなのに…どれだけ朝早くから、夜遅くまで仕事をして、頑張って、帰ってきても玄関に迎えに来てくれない。


 ふと蘇るあの時の記憶…


 「お父さんおかえり!」


 あの時は幼い息子が迎えに来てくれていた。

あと1年…わかっててもその1年があの空の星よりも遠くて…そう感じてしまうのは何故だろうか。


 ー俺は冷蔵庫から酒とラーメンを取りだす。

お湯だけで作れるラーメンだ。明日も早い。流暢に作る時間はないからこういうのにしてる。


 酒を開けて、ふと妻と息子の言葉を思い出す。


 「お酒ばっか飲むから顔が赤いんだよ」


 「顔あかすぎだろ」


 確かに俺の顔は赤い。改善したいけど、仕事のストレスで酒を飲まないと胃に穴が空きそうだ。


 部長になってから、給料だって上がったし、世間的に見れば俺は成功者かもしれない。でも部下だって思い通りに動いてくれるわけじゃないし、今日みたいに挨拶のプレッシャーもある。


 「羽田部長!」


 みんな何かあれば俺の名前をすぐに呼ぶ。疲れた…こんな仕事やめたい…。でも息子の学費を考えるとやめられない…。


 「早く息子と妻に会いたい」


 俺は酒を飲みながらそう思った。

 息子と妻には嫌われてる。顔がでかいとか口が臭いとか。俺がしてきたことを考えれば当然なのかもしれないけど…俺はそれでも二人が好きだ。二人のために頑張ってる。


 だから俺は今日も仕事を頑張る。妻と息子に会えるその日まで。

読んでくれてありがとうございます。

俺の代表作が増えましたね。

代表作は咎禍だからこれは福代表作(?)みたいな感じですかねw。

今後も頑張って連載していきます。

主人公の名前はまだ未定。

折角なのでいつか募集してみようと思ってます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ