詩 鳥かご壊し
「ぶっ壊せ!」
「叩き壊せ!」
「粉々にしてしまえ!」
ああ くだらない
くだらないよ くだらないさ
だから だからね
壊してしまえば こんなもの
俺は壊し屋
解放者
破壊者であり
放浪者
鎖につながれて「幸せです?」
何を言ってるんだか
その目は節穴?
頭は飾りか?
夢も見ないで
眠りもしないで
夜でもないのに
目覚めたままで
「馬鹿を言っちゃいけないな」
鳥かごだらけのこの世界
欠けてるばかりの自由たち
羽をなくした鳥たちじゃ
飛べやしないさ 世界は広い
「ストーリー」
圧政をかける王が怖い?
なら倒せばいい。
出ていこうぜ、
こんな場所からよ。
こんな窮屈な場所じゃ、
ロクに羽ものばせやしない。