異世界に来てしまった。
「あーねむ」
「昨日ちゃんと寝たのか?」
眠いと言っただけですぐ優が食いついてきた、
「寝たさだってせっかくの旅行だぞ?」
「そりゃそうかだよなー」
と笑いながら言う優、
そうあれから俺たちは中学生を卒業して皆
各々の進路で別れてしまい全員で遊べる事も、
少なくなってしまうだろうから、と全員お年玉
をフル活用して旅行する事にした、
「光真ー隣座ろー」
「良いよ!せっかくの旅行だ楽しむぞー」
「お二人さんラブラブー」
光真と迷のイチャイチャを少し羨ましがってる、
麿それを遠くから見てる俺と愛梨と優であった、
そして、このバスに乗ってる時に…それは起きた
全員予想していなかっただろう、、
俺らがバスで交差点を渡っている時
横から原木を背負っているトラックが…
信号を無視しバスに突っ込んできた
「ガゴン キイイイイイ」
鈍い音がした、そう…トラックがバスに、
突っ込んで来ていたのだ、その時点で光真と迷は死んでいた、横を見ると片腕が無くなった、
麿が悶え苦しんでいた、、
優は辛うじて立っていて、まだ、ギリギリ意識のあった愛梨を助けようと奮闘していた、、
その優も頭から血を流し左目は、
空いていなかった、俺はというとバスの瓦礫に
右足がハマり動けなくなっていた、、、
しかし…神は残酷だ…
せっかく生き残った4人も、
「バコンギィィィィドコン」
そう、トラックの積んでいた原木が、落ちた、
それは、鈍い音と共に、生き残っていた4人も
殺した…
そして、
「起き…ろ」
「起きろ!」
と優が起こしてきた俺は驚いた表情で言った
「俺らは生きてるのか?!」
としかし優はこう言った
「いや、多分俺らは死んだ…」
「じゃあなんで俺らは生きてる!」
「瞬、周りを見てみろ、」
優の言葉を聞き周りを見渡した、そこはまるで
中世の様な石造りの部屋だった、俺は体を、
起こし窓から外を見たしかしそこは天国でも、地獄でもなく、
ただただ街があった綺麗な、東京とは違った
綺麗さを持ついい街並みだった、
人々は活気付いていて大通りには沢山の屋台
そして少し下には騎士団と思わしき者や
魔法使いと思わしき人、
俺は一瞬で理解した
俺らは異世界転生をしたということを