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1

 退屈だった。

 就職してからというもの、意味もなく生きていた。


「またお前かよー有原。」

 会社の上司の伊藤さんが言う。今は昼過ぎだ。

「最近ミスの頻度減ってきたから良いけどさー、もっと気を付けろよなー。」

「はい。」

 伊藤さんは、私の家の近くに住んでいる、ご近所さんで、優しくして貰っています。私は、ドジなので、すぐにミスばっかしています。はあ…。



 定時になり、家に帰る途中、トラックが突っ込んできた。私は必死に逃げた。

「あっ、え、有原さん、有原さん?」

 あれは、同僚の佐藤さん?

「さと う さn…。」

 辺りが光り、私は、目を閉じた。







「はあ、友達、ほしいなー。」

 なに、この声。













 目を開けると、辺りは真っ白で、背の高い女性が5mぐらい離れたところに立っていた。ところで、ここはどこだろうか。

「ここは、神界です。」

 え?あの声?深海?あなた誰?魚?

「魚ではありません。私は、エマ、女神様です。」

 え?心、読まれてる?

「はい。そうです。有原笑理さん。」

 なんで私の名前知ってるんだろ?あ、心読めるんだから、そんなことを知ってても不思議ではないか。

「あの、私はなぜここにいるのですか。」

「...突然ですが、あなたは死んでしまいました。なぜ死んだのかというと、歪みを消していたら、あなたが巻き込まれました。歪みは、大規模な災害を起こす、原因となるものです。」

 死んだのか、私。ーもっと、生きていたかったなー。ー

「なので、あなたは、t、あ、いや、なら、ある別世界に転生して貰います。あっあー、今笑理さんが思っている感じの世界です。」

「はい。」

「では、別世界について説明させて貰います。あなたは、別世界マギカに転生して貰います。この世界はあまり栄えておりませんが、代わりに魔法というものがあります。魔物もいますが、魔王はもう死んでしまっています。なぜ死んだか?まあ、実は、いろいろあるんですが、まあでも、このままではすぐ死んでしまうでしょう。永く生きていてほしいです。なので、補填として、最低限、能力を授けます。

 完全言語理解、鑑定LV1、アイテムボックスLV1の三点セット、

 全属性適正、SP100,000、固有スキル《聖魔法王》、生まれたときから五歳児程度の体力などがある、です。

 あと、あなたには、マギカジュリア公爵家の三女、リリエット・フォン・マギカジュリアに転生して貰います。他には何かありますか?」

 私は生前、友達が少なかった。別世界では友達、できるといいなー。

「あ、あと、女神様に必要な時に連絡できる能力をください。」

「なぜ?」

「あの-、説明不足でピンチ-ということがあるので、わからないことは教えてほしいなーごほんごほん、欲しいと思ったからです。」

「はい。わかりました。特殊スキル《エマナビ(女神様との会話)》、特殊スキル《ナビ》、あと、称号《創造神エマの加護》を授けます。他にありますか?」

「ないです。」

「はい。わかりました。ではすぐ転生します。少し待っていてください。」

 エマは、そう言うと、他の神様と話しに行った。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




  ー転生準備を開始します。ー




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



「わー、私、初めて人間と話した-!」

「しかもなんか、堅かったしー!」

「エマ、あの人間は実は、仲良くしたかったのよ。」

「え?」

「ほんとに。連絡できる能力-とかそうじゃない。」

「え?あ、あーーーー!ほんとだ!後で説明いれとこうー!ありがとうー!」

「あ、準備が完了したって-。」

「じゃ!」


....................................................................................


 しばらくすると、エマが戻ってきた。

「じゃあ、準備が完了したから転生します。」

「はい。」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



   ー転生を開始します。(準備が完了しました。)



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 楽しみだなぁ-。どんな世界なのだろうか。


 私はそう思いながら目を瞑った。


©2021リリー

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