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第九話「山賊首領との戦い」

「さあ行くわよ。」

とメリカが走っていった。

「来るがいい。」

と山賊首領が腰につけていた斧を出した。

「やあーーーー!」

といってメリカが跳び蹴りをした。しかし容易く避けられてしまった。

メリカは着地したが、着地したメリカを山賊首領が襲う。

斧を振ってメリカを殺そうとしているがメリカはそれを避けている。

それからも何度も山賊首領は斧を振るい、

「どうした。」

「くっ。」

と言ってメリカがついたところは壁だった。そして山賊首領はメリカの顔を斬ろうとした。

メリカはしゃがんで避けた。しかし攻撃を避けたことによってメリカは座ってしまった。

「さらばだ。」

「待て!」

と言ってランスが山賊首領に向かってジャンプして槍を向ける。

しかし山賊首領が右に避けられてしまった。

「やっと来たか。」

すぐさまメリカが立った。そしてランスの横に立つ。

「戦えますか?」

「聞く必要あると思う?」

ランスが心配しながら言う。メリカはランスの心配とは反対に笑みを浮かべている。

二人は山賊首領に向かって走って行く。最初に攻撃をしたのはランスだった。

「ぐっ。」

だがランスの槍は受け止められてしまった。そしてランスは飛ばされてしまった。

ランスはしりもちをついてしまった。

「つ、強い。」

ランスが苦渋をもらした。

「何人居ろうが、変わらん。」

山賊首領がランスの槍を受け止めながら言う。

「それはどうかしら!」

とメリカが山賊首領の顔殴ろうとしたが、山賊首領は顔を右に動かして避けた。

「ふっそれだけか?とんだ期待外れだっただぜ。」

「あの世に行く前の台詞、それで良いの?」

メリカはそれに対して連続パンチをした。

だが山賊首領は余裕の笑み浮かべながら避けている。

「何ですって!?これならどうよ!」

メリカが山賊首領の腹にパンチをした。

山賊首領が少し顔が歪んだが

「ぐっ。少しは効いたが無駄だ。」

と言うとメリカを斧を持っていない手で殴り、弾き飛ばした。

「きゃーーー」

とメリカが吹っ飛び、壁にぶつかった。

そこに山賊首領が歩いて行った。

「威勢は良しだが腕がまだまだ、だな。

貴様のように中途半端に強い者は可哀想だな。」

山賊首領がメリカを挑発している。メリカは、はぁはぁと息をついている。

無言でメリカが山賊首領を殴ろうとしたが、斧を持ってない手で受け止められてしまった。

「どうした?そんな程度か?」

山賊首領がメリカの腹を蹴った。

「うっ。」

「まだ死んでもらっては困る。貴様は私に逆らった事を後悔しながら死ぬのだ。」

そして山賊首領はメリカの腹を何度も蹴る。そのたびにメリカは悲鳴を上げている。

「やめろー!」

とランスが山賊首領に斬りかかるが斧を受け止められてしまった。

ランスは追撃をするが全て受け止められてしまう。さらに山賊首領の斧を左腕に掠った。

「ぐはっぁ!」

「邪魔だ。安心しろ貴様も後で殺してやる。」

山賊首領がランスを蹴り飛ばした。

ランスはまたしりもちをついてしまった。左腕を押さえている。

山賊首領はまたメリカを蹴りだした。

「雑魚が!雑魚が!雑魚が!!!」

と言いながら蹴っている。メリカの悲鳴も大きくなる。

その時バァン!と大きな音がした。ランスの方からだったからだった。

「てめぇいい加減にしねぇか。糞がっ!」

とランスが言った。普段の彼からは考えられない言動だ。

よく見ると彼の両手に謎の紋章が見える。

田と漢字の真ん中の縦と横の棒が伸びているようだった。

そしてランスが山賊首領に向かって走りだした。走った所に穴が開いていた。

ランスは山賊首領を斬ろうしたが、

「大したことはねぇな。今さっきまでの勢いはどこに行ったんだ?カスが!」

ランスが山賊首領の斧を飛ばした。飛ばされた斧は遠くに突き刺さる。

山賊首領は後ろに引いていた。そしてこけてしまい、しりもちをついた。

そこにランスが槍を向け、

「死ね。」

と小さく言い放つと、槍で山賊首領を見えない速さで突いた。

「ブロードレイン!」

「ぐは!」

血が舞っていた。突きがしばらくの間続いた。そして止まると、

「誰だ貴様は・・・」

「俺はデレント・・・」

ランスが喋りかけたところでランスが倒れた。

「なんて野郎だ。私をここまで傷つけるとは。」

と山賊首領が言うと血を吐いた。

「しかしこれで邪魔者はいない。天国へ送ってやる。」

山賊首領がメリカを見ながら言う。

しかしランスが目を覚ました。

「ひぃ!」

山賊首領が怯えている。

「僕は一体何を・・・」

「く、来るな!来ないでくれ!お願いだ、反省する。

もうこんな事はしない。助けてくれ!」

山賊首領が怯えている。

「やっとですか。では今そっちに・・・あれ?」

「どうしたのランス?」

「体が動かないんです。」

「なんだと!ふふふ今度こそ私の勝ちだ!」

山賊首領が斧を取ると、メリカのほうに歩いていった。

メリカに斧を振り下ろす準備すると

「今度こそ、終わりにしてやる。さらばだ!」

「やめろー!」

とランスが叫んだ。しかしランスの体は動かない。


書いてみて思ったんですが、

やっとましな小説が書けるようになってきた気がします。

ランスの事はこの先で分かります。

ではキャラクター紹介を。

山賊首領

32歳

身長180cm

グレトル山賊の首領。荒く者にしては珍しく冷静だが

強い者を目の前にすると怯えてしまう。名前を知るものはいない。

斧の扱いに慣れている。





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