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第七話「難しい選択肢」

「お前らの意見としては・・・食料を取ると言うことでいいんだな。」

と今さっき女を気絶させた山賊が笑いながら言う。


「この女は俺達がかわがってやるから安心しろよグヘへへへ。」

横から山賊が出てきて、嫌味に笑っていた。


「それじゃあな。」

山賊は出て行った。


ランスがリアリーの手を無理やり離すと


「どうしてなんですかリアリーさん!」

ランスがリアリーを揺らしながら言う。


「今、トラブルを起こすわけにはいかないの。

私達は一秒でもフウジ帝国に早く帰らなければいけないの。」

リアリーが冷静に答えている。


「でも!」

「ならどうするの?この村を助ける、兵士になるの?」

「それは・・・」

ランスはしばらく考えこんでしまった。


「リアリーさん。先に行っててください。必ず追いつきますから。」

ランスが覚悟を決めたというのが顔を見ればよく分かった。


「そう。なら先に行かせてもらうわ。」

とリアりーが言うと歩いて行った。


「山賊のアジトの場所を聞こう。」

とランスが独り言を言った。

ランスが近くにいたまだ怯えているおじさん所に行った。


「すいません。」

「な、何か用か?」

おじさんが震えながら言う。

「今さっきの山賊について教えていただきたいんですが。」

「あれはグレトル山賊だよ。

魔物から村を守ると言いこの村にいる。代わりに食料を奪っていくのさ。

でも前、大きいドラゴンの魔物が来て、呼んだんだがすぐに逃げっていってしまった。」

おじさん震えがやっと止まった。


「何処に住んでいるとか分かりませんか?」

「さあ?でも村長だったら知っていると思うけど。」

「なら村長さんの家を教えてくれませんか?」


ランスはおじさんに教えてもらった村長の家の前に来ていた。

ランスが家のドアをノックした。


「入れ。」

「お邪魔します。」

部屋にはいるとイスにおじいさんが座っていた。どうやらこの人が村長のようだ。


「何か用か?」

と村長が威圧的に言うと、


「グレトル・・」

とランスが用件を言おうすると


「関わるな!」

と村長が怒鳴った。ランスは驚いていた。


村長は一息つき、

「見たところこの村の住民じゃなさそうだな。旅の人か。」

「まあそんな感じです。」

「どうせグレトル山賊の住処でも聞きにきたんじゃろ。帰れ!」

また村長が怒鳴った。


「何故ですか!?僕は人を・・」

「お前さんにみたいにグレトル山賊を倒そうと中途半端な覚悟で

行った者が何人も帰ってこないんじゃ。これ以上悲劇を繰りかしたくないんじゃ。」

「僕は中途半端な覚悟じゃありません!」

ランスが怒鳴った。


「すいません。」

すぐにランスが謝った。


「僕はメリカさんを助けたいんです。」

「メリカ!?あの子がどうかしたのか!?早く言え!」

村長がランスの肩を揺らしながら言う。


「落ち着いてください。何故そんな必死なんですか?」

「メリカはわしの娘じゃ。死んだ母さんとの子じゃ。」

「そうだったんですか。実は・・・」

ランスは村であった事を説明した。


「そうか、頼むメリカを助けてくれ。欲しいもんをなんでもくれてやる。

なんならメリカを嫁にしてもいいぞ。」

「何もいりません。」

「本当か?」

「本当です。」

「本当にいらないんじゃな?」

「本当にいりません。」

「メリカを嫁にする権利もか?」

「そんな権利要りません。」

「そんなとはなんじゃそんなとは!メリカは美人で・・」

と村長が言おうとすると


「早く山賊の住処を教えてくれませんか?」

とランスが怒りながら言う。ランスから赤いオーラが見える。


「すまんすまん。山賊の住処はな・・」


ランスが村長の家から出てきた。

「よし明日の朝に奇襲をかけよう。」

とランスが行った。


「今日は村の外で野宿だ。」

と言ってランスが歩いて行った。


その頃リアリーは

とある森の中

「本当に来ないのね。」

とリアりーが歩きながら言う。


「・・・」

「甘いわね。私も。」

とリアりーが言うと来た道を引き返した。

では人物紹介をします。

村長

ルース村の村長。前、山賊に妻を殺された。

それがトラウマとなり山賊に従うしかないと思っている。

メリカをかなり大事にしている様子。


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