第五話「運命の出会い」
「まずはルース村に行ってそこで泊まろう。」
ランスが一人で言っている。
まだ村から出てきて少ししか経っていなかった。
そこに魔物の咆哮が聞こえる。魔物は小さいドラゴンだった。
「魔物か。行くぞ!」
とランスが槍を構える。
魔物がランスを噛み付こうとして襲い掛って来るがランスは軽く避け魔物を槍で刺した。
「よし!」
ランスが腕を上げると地面に倒れた。ランスは空を見上げる。
「今日もいい天気だ。」
ランスが見上げている空は雲ひとつなかった。
しばらくランスは空を見上げていた。
「今日も空は綺麗だ。」
とランスが嘆く。
「さて出発するか。」
とランスが言い、再び歩き出した。
ランスがルース村が着いた頃にはは夕方だった。
ルース村は人にガイン村より人が多かった。
宿屋、武器屋、道具屋などの店があった。
人の中にはお爺さんや小さい子供などたくさんいた。
「ルース村も久しぶりだな。」
とランスが嬉しそうな顔で言う。ランスは宿屋向かって歩き出した。その瞬間
「どこみて歩いてんだ糞ガキが!」
とランスは言われてしまった。人とぶつかってしまったのだ。
ぶつかった人は灰色のスーツを着ておりサングラスをしていた。
横に同じ格好をした人が二人いた。
「すみません・・・」
ランスはすぐに謝った。ランスとスーツを着た男達の周りは人がいなかった。
村人達が小さい声で話しているのがランスには分かった。
「すみませんで済むなら自衛団はいらねぇんだよ!」
とスーツを着た男にランスが顔を殴られた。
「けっとっとと失せな!」
倒れているランスにスーツを着た男が暴言を吐いていくと
スーツを着た男は歩いていった。
ランスにおばあさんが寄っていった。
「大丈夫かい?」
とおばあさんがランスに聞いた。
「ご心配なく。これくらい大したことないですから。」
「そうかい。あの男何者かねぇ?村のもんでもないのう。」
ランスが笑顔で答えると、おばあさんが安心したかのか息を吐いた。
「それでは。」
とランスが歩きだすと、宿屋ではなくスーツの男が行った方向へ行った。
スーツを来た男ルースの村の森に入っていった。
ランスが森に入り、歩いていると
「本当にこれで開放してくれるんだな?」
「もちろんだ。お前が妙な真似さえしなければ。態度しだいで死ぬぞ。」
スーツを着た男が誰かと話していた。
スーツを着た男は見えるがもうひとりの話している人は木が邪魔で見えない。
ランスは何かを感じた。
「この声、どこかで?」
とランスが小さい声で言う。
「俺に手を出すの構わないがもし仮にあの人達の身に何かあったら許さねぇからな。」
「そんな口を利いていいのか?お前の大事なものは我らの手の中にあるんだぞ!」
もう一人の人が怒鳴ると、スーツを着た男がもう一人の人を殴った。
「て、てめぇ!」
「おっとそんな事をしていいのか?」
もう一人の人が手を出そうとしたのかもしれないが、スーツを着た男が脅していた。
「それでは良い報告が入ってくるのを楽しみにしているぞ。」
「くっ。」
スーツを着た男が挑発するように言うと、もう一人の人が苦渋の声を漏らす。
スーツを着た男は奥に入っていった。もう一人の人は村の方へ戻っていった。
ランスはスーツを着た男を追った。
森を抜けるともう夜になっていた。
森を抜けた場所には川があった。そこにはスーツを着た男達と一人の女がいた。
ランスはスーツを着た男達と女を見ていた。
「なんですか?あなた達は!?」
「女!お前は兵士か?」
女がスーツを着た男達に睨みながら言うと、スーツを着た男が挑発するように女に聞く。
「そうよ。フウジ帝国騎士団スミス隊リアリーよ。」
「なら死んでもらおう!」
女ではなくリアリーが紹介をすると
スーツを着た男達がポケットから小さいナイフを出しリアリーを刺そうとした。
リアリーは驚いた顔をしながら避けた。
「何をするの!?」
「見れば分かるじゃねえかあんたを・・・」
ズサっ
「殺・・・・す。」
スーツを着た男は倒れた。
スーツを着た男には斬られた後がある。
「てめぇはぶつかってきた糞ガキか!?」
もう一人のスーツを着た男がランスを見ながら言う。
ランスはリアリーが攻撃を避けた瞬間に飛び出し
スーツを着た男を槍で斬ったのだった。
「てめぇ!」
とスーツを着た男が斬りかかって来たが
「これでも喰らえ!」
とスーツを着た男の攻撃をジャンプで避け、男の後ろに回った。
そしてランスは男に槍を刺した。
「くそっ・・・・」
とスーツを着た男が言い倒れた。
「やるではないか。しかし我を倒す事は不可能だ。」
スーツを着た男の中で一番冷静だった男がナイフを出した。
「戦いの結果はしてみなければ分からない。」
とランスが槍を構えながら言う。
先制攻撃はランスだった。
「喰らえ!」
ランスが槍でスーツを着た男を刺そうとするが
「そんな攻撃が我に当たるとでも思ったか?」
とスーツを着た男が言うとジャンプをし
「くたばるが良い。」
と言いながらスーツを着た男がランスを刺そうとするが
ランスはぎりぎりしゃがんで避けた。
ランスはスーツを着た男の足を刺そうとするがジャンプして避けられた。
「これが貴様の力か。我は呆れた。」
「この人、強い・・・」
スーツを着た男が高笑いをしながら言う。
ランスが小さい声で言う。
「なんとかしないと。う~ん。あ!あれを使う手があったわね。」
リアリーは手を叩いた。何か思いついたようだ。
「どうしたこの程度か?」
「まだまだ!」
スーツを着た男が笑みを浮かべながらランスに言った。
ランスはもうやけくそになっている。
スーツを着た男を攻撃をしようと無茶苦茶に槍を振り回している。
男はそれら全てを余裕で避けている。
ランスは無茶苦茶に槍を振りましている内に足が滑り転んでしまった。
スーツを着た男は笑みを浮かべ
「貴様との戦い、なかなか面白かったが
邪魔をするやつ処理しなきればいけない。」
とスーツを着た男がナイフを構える。
「くっ。」
ランスが悔しそうに言う。
「さらばだ!」
スーツを着た男が笑みを浮かべながらナイフを下ろした。
ランスは目を瞑った。その瞬間
「ファイアーショット!」
と言う声が聞こえた。ボッという音が聞こえた。
ランスは恐る恐る目を開けるとスーツを着た男が倒れていた。
「何があったのだろう?」
ランスはそう言うと倒れた。
これからも更新していきます。
更新の感じは
Gloryを2話書いたらDarkを1話書くという感じです。