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胸の奥に光るもの

作者: スー・ミン

瓦だと思っていたものを、ずっと磨き続ける

それが価値のあるものかはわからない

ただ磨くことに価値があると信じて磨く


闇夜に雲が通り過ぎると、月が見える

光が大地を照らし、歩くべき道がわかってくる

雲の向こうには、月が必ずある


顔を合わせても目を見つめても

心が見えなかった

心が見えてきたかと思うと

そのもっと奥のものは見えていなかった


開かれた本の中身は

あなたの無数の歴史

悲しかったこと辛かったこと

苦しかったこと

嬉しくて

楽しかったこと

私はそれを抱きしめて

声なき声で祈る


ゆっくりと動き始めた時間が

世界の彩りを変えていく

瓦だと思っていたものは

とても美しい珠だった


月光が道を照らすように

私の希望は幽暗な未来を明らかにしてゆく


心のずっと奥にあるものと共鳴して

君とあなたと共に泣き出し

そっと確かに立ち上がっていく


私もあなたも

名も無き星座であっても

その輝きは変わらない


湧き上がる魂の底からの躍動

私たちは変われる、変わっていく

変革の喜びは勇気へと連鎖して

微笑み新たに足を運ばせていく


ゆこうその先へ

旗は上がったのだ


背を丸めることなく

目を逸らすことなく

行進していこう


今まで生きてきた軌跡を誇りに

喜びを高らかに歌おう

その笑顔が、どんな壁も崩していく

開かなかった扉を解き放っていく


恐るは利己の魂、望むは利他の生

傷つき悩んでも人間の中へ

人と人の縁を星辰の煌めきに変えて

私たちは恐れなく進む

先哲らが歩いた普遍の大道へ

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