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第2話:未来からの強敵達

どうも初めまして英雄オタクです。この作品は『仮面ライダージオウ』を基に描いた作品です。何かとパクッてるということがありうるかもしれませんが、そこは何事ぞ突っ込まずに最終話まで見ていただけるとありがたいです。


            ~前回のダイジェスト~

「姫—————————————今助けに参りました―—————————————!!」


『グハハハハハ姫は貰ったゾ勇者』


「これだろ?おまえが唯一恐れている伝説の聖剣『ブラッドセイバー』・・・」


「くらえ!最強剣術『エクストリーム・バステンド・オーバー』!!!」


「あたしはビューラ2118年から来たの」


「俺が・・・魔王・・・?」

 ・・・                                            


 午後5時35分。三日月奥戸は現在、悪森投影学園(あくもりとうかげがくえん)からの帰り道。一本道の中央辺りにいる。


 その奥戸の前で奥戸の肩を強く握る少女ビューラが奥戸が来世でたどる運命を口にした瞬間、奥戸の目の前が真っ暗になりビューラが強く握る肩の痛みもしばらくは気づいていなかった。


 1分後ようやく我に返った奥戸は肩にほとばしる強烈な痛みに顔をしかめる。


「あい!あい、痛い痛い!ちょ、ま、早く話せってよ!!」


「ああちょ・・ご、ごめん!!」


 などと謝罪をつづけるビューラをよそに、


「ったくこれでHP100ぐらい減ったよ・・・回復薬を買わないとな~・・・」


 なんてRPG的な要素を口に告げる。それを見ていたビューラがフ~とため息をつくと左手を器用に動かす。するとビューラの前にメインウィンドウらしき画面が出現。


 それを視界にとらえた奥戸が口をあんぐりと開け啞然とする中、そんなことには気を取られず操作を続ける。


 しばらくしてビューラの手には緑色のと言うよりかはスライムに近い色をした液体が入った小瓶かマジックポーションからしきものがすっぽりと収められていた。


 そして再び器用な操作でウィンドウを閉じる。ビューラがそれをヒョイと投げて奥戸がそれを見事にキャッチする。 


「はい、これ上げる。本当にHP減ってたみたい・・・ってうえ!」


「スッゲ—————!!どうやったのそれ!マジかっけーじゃん!!」


 その瞳をらんらんと輝かせ接近してくる奥戸にビューラは少しの恐怖を覚えた。小瓶の栓を開け中に入っている黄緑色の液体を口に流し込んだのを確認したビューラはフゥとため息をつく。


「そろそろ本題に入らしてもらうけど・・・」


 そこまでビューラが言いかけた時遠くの方で光るものを見つけた。光から放たれた影は少しずつ色をまとい、やがてはその姿をあらわにする。


 それにきずかない奥戸に向かっているの赤く染まった弾丸だった。


(あれは!爆発系破裂弾ばくはつけいはれつだん!!まずいこのままじゃ奥戸が—————)


「奥戸ォォォ逃げてェェェ!!」


「へ?ってちょ・・ままままヤバいヤバいヤバいヤバい!!」


 そういいつつも間一髪。爆発したのは奥戸の背後であり爆風で吹き飛ぶだけで済んだ。ほっと胸をなでおろし立ち上がる奥戸。ホッと安心するビューラ。


 直後爆発した所から爆風が巻き起こり、その爆風の中から3つの人影が現れその人影は徐々に奥戸に接近する。人影から姿を現したのは、3人の男女。1人は身軽そうな青年。

 

 もう1人は先程の青年より少し背が大きい少女。そして最後は後の2人よりも背が高く、こわばった体系をした男性だった。


「なぁ、こんなガキが本当に来世魔王になる人間なのかァ?」


 青年が口を開く。よく見るとこの青年、髪と目は赤色で髪は逆立っていてツンツン。そして服装は膝下まである学ランのような服装で、不良学生のような姿をした青年だった。


「ボスがくれた本に書いてあったから本当だろ」


 次に口を開いたのは男性だ。髪型は左側がショートカット。そして右側は髪が垂れ下がっており、目つきが鋭く、服装は青色だが、青年と同じような姿だった。


「本当かぁ?そうには見えねえなぁ・・・」


青年がそう言って奥戸にズイと顔を近づける。


「やめなよもう。ボスが言ってたでしょ?『三日月奥戸を探し出して排除しろ』って」


「は、排除?俺を?誰が?まさかこいつらが・・・?」


 次に口を挟んだ少女は、先ほどの少年などと同じような服装をしているが、色は黄緑色。髪型は肩まで伸びた。ロングヘア、瞳は鮮やかなエメラルドグリーンだ。


「あなた達!何しに来たの?」


 奥戸の前にかばうように前に出たビューラがそう言うとその3人のうちの男がフッと鼻を鳴らし答える。


「決まっているだろ。ボスの命令でその小僧を抹殺するように命令されたんだ。ボスの命令は絶対だ、裏切れば何の罰を執行されるかわかったもんじゃないそれに・・・お前だってあの魔王の言いなりにはもうなりたくないはずだ・・・」


「でも、あたしはこいつがほんとに魔王になるなんて思えない」


「出会って数分しかたっていないのだぞ?そんなたかが少し言葉を交えただけでその小僧が来世で魔王バーンにならないとは限らない、そうだろ?」


いつの間にか口喧嘩くちげんかに突入していく中で、奥戸はふと疑問を抱いた。


(ん?来世?待てよ・・・そもそも死んだあとは天国か地獄に行くんだろ?そして100年ぐらいしたら転生するんだよな・・・んでもって転生先は神様が決めてそして初めて転生することができる。その転生先は誰にも変えることは出来ない=今ここでこいつらが俺を殺しても意味がないと思うけど・・・)


「あの~・・・」


「ん?」


 奥戸の突然の発言で驚いたのか、その四人(口喧嘩してたのは2人だが)は異口同音いくどうおんで怖そうな返事をしたため、少し間を開けてから再び口を開く。


「なんで俺を今消す必要があるんだ?今ここで俺が死んでも転生先が変わんないんだったら意味ねえじゃんか。それに・・・朝のあれ、やったのあんたたちの仕業か?」


実は奥戸には先ほどの自分を襲った弾丸に見覚えがあった。それは登校中のことだった・・・

                                           【完】

~次回予告~

3人の目的とは、正体が明らかに—————


「彼らは私たちの忠実な部下しもべ


「私達は来世のあなたに苦しめられているの」


そして告げる迫りくる真実。


「あなたはあと3年しか時間が無い」


「俺、未来に行くよ!」


次回『第三話:俺の決意』







皆さん改めまして、英雄オタクです。作家初心者ですが、少しの心得はあります。長年(と言っても半月)

Wardでやってきましたから(笑)。さて、本作が目指すのはもちろんアニメ化です。アニメのタイトルは『ライマオ』と縮めて欲しいですね。というわけで手短にさせていただきました。ライマオ次回にご期待ください!!

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