2話 無駄な争い
大輔は、早速戦争に参加することになった。
「昨日は、よく寝れたか?」
王が聞くと、大輔は、
「いや、緊張してあまり寝れませんでした…。」
大輔は、今にも、吐きそうな顔で、話を聞いていた。
「コイツらがこの国の兵士だ!!」
若い奴らばかりで、皆、顔が強ばっている...。
兵士達は、皆口々に「どうしよう?怖ーよ」「なんで、俺達が出なきゃなんねーんだよ!」など、
言っていた…。
大輔は、元の世界に戻れるまで、必死に生き延びて、戦争が起きず、平和にするため、頑張ろう
と心に決めていた。
口髭をの1番偉そうな奴が
「集まれーーーー!」
と言うと、皆静かに集まっていた。
「皆の衆今回の戦闘で戦績をあげた者は、土地を与えられ好き放題自由に使える許可が与えられる。
遊びに使うのもよし、リゾート地に変えるもよし、家を建てるのもよし。
皆の衆是非頑張ってくれ!!」
口髭は、装備を付けて、叫んだ...。
「うっグハッて、敵だ...!?無駄な死を出すな…。」
敵の奇襲だった…。
「皆このまま突撃じゃあーーー!!!」
今回の死者は、物凄く多いだろう…。
「行くな!!1回立て直せ!!」
そう言われても、誰も訊かなかった…。
「やってみよう!!被害を少なくしてやるか!」
大輔が動き出した。
物陰に隠れながら、敵を倒して行った。
大輔は、こんな時に颯がいればなぁなんて考えながら、敵を倒して前進して行った。
「この野郎!!隠れてないで出てこい!この異世界人!!」
「えっ!?」
何故こいつは、俺の正体をしっている!?
そんな事を考えている暇など無かった…。
「ここか?それともここか?居ねえか!クソッ!!」
敵は、誰だ!嘘だろ!オイオイ...!
あいつサイボーグじゃねーか!
そいつは、建築物を次々に倒していく。
「みいつけたぁー」
「見つかった…。クソッ!!」
大輔は、見つかった…。
大輔は、逃げた、必死に逃げた。
「うっなに!?」
気を失った…。
目を覚ますと、そこは、どこかの屋敷だった。