Scene 4 〜デスゲームの幕開け〜
「街にあるのは武器屋、防具屋、アクセサリー屋 etc… か」
「うん、だいたい見て回ったかな?じゃあちょっと狩り行ってみようよ」
街を探索し、ある程度の装備を整えつつ大体の建物の位置を確認した俺達はPTを組んで狩りに出た。
目の前にはツノを生やしてこちらを睨みつける一匹の豚が。
「どうみても子豚です、本当に(ry」
「かわいい・・・攻撃するのためらっちゃうかも」
「 (^`∞´ ^)ブヒー 」
「これは戦いづらいな。でもやるしか無いか」
「だね、ごめんねブタちゃん」
両手剣を装備した俺が切りつけ、隙を見てアカネが棍棒で殴りつける。爆散するポリゴン片。
「10 Soul か。明らかに俺の剣よりもアカネの棍棒の方が敵がかわいそうな件について」
「しょうが無いじゃん。ヒールする人は鈍器か杖ってのが鉄板なの!」
そんなやりとりをしながら俺たちは子豚を2時間ほど狩り続け、合計で320 Soulを得た。
これで俺は最初の所持Soulから両手剣と防具、回復POT等を買ったあまりの120 Soul にプラスして 440 Soulとなった。ちなみに両手剣は320 Soul、防具は全部位合計で360 Soul 回復POTは初級を10個買って 200 Soul である。
「えっと、ステータスはっと・・・」
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Str Lv.1 0/10 ・・・力:近距離武器で与えるダメージや装備できる武器に影響
Dex Lv.1 0/10 ・・・器用さ:遠距離武器で与えるダメージや命中率、生産成功率に影響
Int Lv.1 0/10 ・・・賢さ:魔法で与えるダメージや最大MP、MP回復速度、生産の拡張性に影響
Vit Lv.1 0/10 ・・・体力:最大HPやHP回復速度、装備できる防具に影響
Agi Lv.1 0/10 ・・・素早さ:移動速度を始めとした全体的な素早さに影響
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とりあえず適当に振ってみるか、Strに10 Soulを振ってみると、StrのLvが2になり、要求Soulが10/40となった。いろいろ悩みながら振った結果がこれだ。装備は耐久値もあまり削れておらず、まだまだ使えると判断したため、限界まで振ってみた。
-----Status------
Str Lv.5 170/310
Dex Lv.4 80/170
Int Lv.1 0/10
Vit Lv.3 40/80
Agi Lv.4 80/170
Total … 370 Soul
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俺らしい平凡な振り方だ。魔法はアカネがやるだろうし、戦士寄りにした。
アカネは魔法戦士っぽいステータス振りである。
-----Status------
Str Lv.4 80/170
Dex Lv.1 0/10
Int Lv.5 170/310
Vit Lv.3 40/80
Agi Lv.3 40/80
Total … 330 Soul
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「だいぶ狩ったし、一回街に戻って、素材とか預けたりしようか」
「そだね!」
一度街に戻った俺達は素材を預け、今日のSBOを終えようとした。
「あれ?」
アカネが首を傾げている。
「どうした?」
「ログアウトってどうやるの?」
「え?説明書読んどけよ。アカネはせっかちだな」
メニューを開いて項目を見る。一番下の項目に・・・無い。
「あれ?メニューの一番下がログアウトのはずなんだけど・・・」
「やっぱり無いよね?」
俺たちの夏休みは、デスゲームとして幕を開けた。
ステータスアップの為に必要なSoulはLv2以降一応規則性があります。
参考までに、Lv.20の必要Soulは323,730です。(19→20までに123,700Soul必要)