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魔法使いルーフィと時間旅行記者  作者: 深町珠
悪魔の愛、天使の愛
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にゃんこのごはん

「にゃごー、ごはんよぉ」って

おばあちゃんは、いつもにこにこして

にゃごに、ごはんをあげている。


ごはんを作って、食べさせる。

食べているのを見てるのも、なんとなく、嬉しい。



生き物と一緒に暮らすって、それがとても

楽しかったりする。



おばあちゃんになって。

まだ、めぐ、が

ひ孫を産むまでは、しばらくあるだろうから(笑)。



にゃごに、ご飯をあげて

おいしそうに食べているのを見るのが、なんとなく楽しかったり。



それが、言ってみれば家族。


他の個体と、関わりを持つ事で

生きている実感を感じて、生き物としての

自分の在り処を感じる。



それが、今、地に足を付けて生きるって事だけど


例えば、子供も孫もいなくて

ひとり暮らしていたら....。


そういう実感が無くなる。



自分の記憶の中と、テレビやラジオ、せいぜいインターネットくらい。

それは、全部現実じゃないから。



ふつう、目で見て手で触れて。耳で聞いて。


そういうものは、全部、自然に目の前にあるものだった。



けれど、ここ数十年は、自然にないものを

頭の中で空想して、イメージを作る、そういう世界が発達したので....。



本当のこと、そうでない事。


自分の意思で動かせるもの、そうでないもの。



それが、よく分からなくなってくると.....。



例えば、ひとり暮らしている人が認知障害、なんていわれたりする。



インターネットとせいぜいテレビくらいに明け暮れていると

全部、自分の意思に従うものばかりだから


表に出て、電車やバスに乗ったりすると

他人、自分の意思ではない動きをするものが邪魔に思えたりする。


それも、言って見れば現実の世界が認識できないので

認知障害に似ている。



それらは、不自然な社会に

人間が適応できていないから、そうなっているのだろうと

考えられている。


めぐのように、お父さん、お母さんのほかに

おじいちゃん、おばあちゃんが居る子は


例えば、お父さん、お母さんが


めぐを支配しようとしても、

おじいちゃん、おばあちゃんが

助けてくれたりするので


そういう、怖い事にはならずに済む。



なので、客観性、社会性のある子に育つ。


ひとつの考えを妄信しないから、である。





つまり、人間に家族が大切なのは

そんなことにも現れている。





そういう記憶、それは

いろんな出来事の積み重ねだから



過ぎてきた、一瞬が

とても大切だったり。





「にゃご」


おばあちゃんは、ごはんをたべているにゃご、を


にこにこしながら呼んでみた。



いっぱい食べてね。



猫に言葉は分からないけれども、そんな気持で。





猫は、すくすくと育つから。






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