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魔法使いルーフィと時間旅行記者  作者: 深町珠
悪魔の愛、天使の愛
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にゃご

「にゃごー、だいじょーぶ?」

めぐは、それでもちょっとぐったりしてみえる

にゃご、を気にした。


毛皮ふわふわなのが、水に濡れて

ちょっと疲れてるみたい。


にゃんこは、だいたいそうらしい。



でも、夏場になると

にゃんこだって暑いでしょって

人間はそう思うので(笑)



毛皮はちょっと暑く見えるし。




おふろでさっぱり。



大きなバスタオルでふんわり。

にゃごを拭いてあげると、いつもの感じに

ちょっと戻ったかも。




ドライヤーは嫌がるので(笑)。


そのままにした。



扇風機は好きみたいだけど。





お風呂にある、お父さんが置いた扇風機に

にゃご、をあてて。



風で、ふわふわ。

毛皮が、すこしづつ。



いつものにゃご、に戻ってくると


やっぱり暑いのか、のそのそ、ぐったり。



夏のにゃんこは、もの憂げだ。






にゃごは、もともと悪魔くんの転生だけど

どうやら、過去の記憶は覚えていないようだ。


もっとも、覚えていたとしても

動物さんと言葉を交わすことは、めぐ、にはできないし


めぐも、悪魔くんの事は知らないので

お話できる事もない。




「そういえば、前、にゃんこ、いたんだっけ。」



めぐは、遠い記憶を思い出す。

キジトラにゃんこで、おばあちゃんが貰ってきた子猫。

ミー子、だった。


雄なのに、なぜか「ミー子」なの(笑)は

おばあちゃんが、めぐ、位の頃に

飼ってたにゃんこの名前なので。



でも、みーこ、って呼ぶと返事したので

それで、みーこ、ってみんなで呼んでた。




結構長生きのにゃんこだったけど

ある朝、いなくなってしまって。


おばあちゃんは、「猫は、死ぬ所を見せないものなの」って

ちょっと淋しそうな事を言った。



それっきり、ミー子は姿を見せなかった。




そんなことを、ふと、めぐは

思い出した。


悲しかったけど。でも、いつか、楽しかった思い出だけが

残った。


死んじゃったところを見なかったから、かも

知れなかった。




「いつか....。」



にゃご、にも

そんな日が来るのか、って思うと

ちょっと怖くなる。



それは、めぐ自身も生きているから。



別れる事はとっても淋しい....。




「ずーっと、生きていけたらいいのに。」








めぐは、ほんとにそう思った。



「転生」の事を知らないから、もある。

天使さんは、とても寿命が長いし

悪魔くんも、もともとそうだった。



けれども、悪魔くんは転生したから

いつか、猫からまた転生するかもしれないし

そのまま猫、だったりするかもしれない。


そんな、途方も無い時間を

天使さんは、過ごそうとしている。





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