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魔法使いルーフィと時間旅行記者  作者: 深町珠
めぐ:3年前の異世界のわたし
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破滅

「でも、ヘン。わたしたちの居た世界って

魔物は居なかったし、平和で。

原子力発電所なんて無かったし、税金で国がもめる、

なんてなかったわ」と、わたし。


ルーフィはうなづく。「うん、だからここは..時間旅行で

3年前に戻るつもりで、時空の捻れた世界に着陸してしまった。

だから、ハイスクール時代のMeg,キミに似て非なる別人が居る。

その子は、生まれたばかりで魔物に襲われたりして

今は、天使さんに守られて、生きている。


そんな記憶、ないよね?」


「そんなことあるわけないわ」と、わたし。




「だから、ここは異世界なんだ。その、捻れは

最初、魔界と人間界に現れていた。


3次元、時間軸も空間軸も揺らがないこの世界に、

4次元の、時空軸が変化する魔物が、魔界から現れる。


通常ではありえない....。そして、魔王が魔物を退治した。

けれども、時空の歪みは、ひとの心の中に欲望、として残った。

自分さえよければ、と言う利己の欲望だ。」と、ルーフィ。



「そんなの、わたしたちの世界ではありえない。」と、わたし。



「そうだよね、ふつう、そう思うけど...。神話の時代にもあったことは、あった。

希望、と言う名の箱を開けてみれば、それは人の欲を掻き立てる存在だった、って

お話みたいに」と、ルーフィは、旧いお話を引用した。



「うんうん、そのせいで....。希望も、言ってみれば4次元で。

時間も空間も自由に伸縮するから、現実の3次元とあわせられないわ」と、わたしは

これまでの学習(笑)の成果で。


少し、理論物理学に強くなったかしら。




「まだ、希望なら、いいけれどさ。

欲望になると、少し大変だね。

国家レベルで、そんな事をすると

迷惑だ。


例えば戦争もそうだし。今、この世界では

他国の欲と、それを利用したいお金持ちの欲で

国を押しつぶそうとしている。


極東の島国で、地震が起きて原発が爆発したのと

同じような事が起きようとしているんだろう。


あの地震も、八百万の神が集まる60年に一度の時期、に

起きた。


人間界にある欲望のエネルギー、つまり

異次元のエネルギーが集まれば、多次元重層になって

地軸すらずれる。


地震くらいは起きるかもしれない。



その時に、核分裂、つまり、ひとつの宇宙を爆発させるような

事をしていたので....。3次元側では制御できなくなった。」



と、ルーフィは歴史を紐解くように語った。


でも、それはこの世界で起こった現実だ。



「それもこれも、欲望のせい、なのね。」と、わたしは思った。




「そう、少々行き過ぎた欲望と言うのは、4次元の存在さ。

3次元のレベルに合致できる程度の欲、に抑えていれば良かった。

それが認識だし、認知さ」と、ルーフィ。


「それは、この異次元の世界だけの事だけれどね。」とも。



「もう、帰りたくなっちゃった。」と、わたし。



「それは、正直僕も思ってるさ。でも、このまま放っておくとね.....

いつかこの世界は破滅するし、その前にめぐちゃんが..。」


と、ルーフィは口籠もった。



天使さんが宿っているから、めぐは生きていられる。

人間界、この世界に欲、つまり異界のエネルギーが増えると

それは、もはや人間界と言えなくなり、魔界に近いものになる。


住む者は魔物のような形相になり、争いを繰り返すのだろう。

ミシェル・ド・ノートルダームが予言したように

人類ではなくなってしまうのだ。



そうなったとき、そこは天使の居られる場所ではなくなるから

天界に帰らないと、生命が危ない。



そうすれば、めぐは....。







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