もうひとりの魔法使い
その欲を刺激しているのが
悪魔の仕業などと人間界では言っている(笑)が
魔界では憤慨しているだろう。
いままで、見てきた通り
悪魔くんも食当たり(笑)の
人間のおぞましい欲は
とどめを知る事もない。
「困ったもんだなぁ」と、ルーフィは苦笑い。
「貨幣なんて、ひとの暮らしを豊かにする為に
あるのに。それを得る為に心貧しい行動をする、とか」
「ずっと、いいかげんな政治をしてきた結果でしょう」と
わたしが言っても、ルーフィは
「だからと言って、国の借金が減りもしないから」
それで、アメリカなどはよその国を
ずっと前からあてにしていて、この国も
狙われている、って事らしい....
「そうだ!ルーフィのご主人様って、アメリカンだったでしょう」と、わたしは思い出す。
出逢った頃、星条旗を見てルーフィが
そんな事を言ってたんだ。
「そうだけど、どうするの?200年眠ってるんだし」と、ルーフィ。
「200年前に時間旅行して、アメリカで魔法掛けてもらうの。」と、わたしは名案にうきうき。
未来を悲観して、眠ってしまったんだった。
でもそれは、向こうの世界のことで....
こっちの世界にルーフィがいるのなら、ルーフィのご主人様も、いるんじゃないかしら。
ひょっとしたら、眠ってないかも。
「そっか。キミはすごいよ!Meg」と言って
こちらの世界のめぐ、も
自分が言われたみたいに、にこにこ。
「あ、そっか、おなじお名前ですもの」と
めぐ、は
ちょっと恥ずかしそうに笑った。
口元にかわいらしく手を当てて。
わたしより、ずっとお淑やか(笑)なので
ルーフィも、こっちの方がいい、なんて思うかしら(笑)
おのれ、強敵め。
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