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魔法使いルーフィと時間旅行記者  作者: 深町珠
めぐ:3年前の異世界のわたし
27/1813

ひそむ力

そのあと、めぐとふたりで

ルーフィのお風呂をノゾイテあげようかと(9w)

思ったけど、めぐがたぶん、しないだろうから。


止めて(笑)



お部屋に戻って「復讐したからねー」と


めぐに言ったら「わは。」って

めぐは、17才らしい声で笑ったので


わたし、少し安心。




「でもねー、知らなかったってのも

なんか怪しいよー。って」、わたし(w)。




「.....。ルーフィさん...あたしに興味を持ってくれたのかしら...?」



それは、まあ、わたしと同じで

ちょっと若い子(笑)なんて


刺激的かもしんないけどさー。



めぐのオトメココロは、千々に迷うわね(3w)。




それはひとまず、置いといて。



「めぐは、天使さんが宿ってるって意識、ないの?」と

わたしは気になってる事を、尋ねてみた。


ゆっくり、かぶりを振るめぐ、は

静かな表情。


ひょっとすると、天使さん....?かしら。



自然に、入れ替わったりしてるのかな....。






そのあと、ルーフィの部屋に行って

尋ねてみた。


「うーん....もともと、天使さんって

地上では生きていけないから。

それで、めぐちゃんに宿ってるんだろうけど。


いつかは帰るって約束なんだろうと思うな。


ここのお父さん、お母さんも

なーんとなく天使さんっぽいし。


ひょっとしたら、生まれた時から

天使さんと一緒なのかもね。」なんて。



....それだと、意識ないのも

なんとなく分かる。



ずーっとそうだったら。


「そういえば、わたしも

時間旅行ができるなんて、知らなかったし。

たぶん、これって、生まれつき....。かな」



それで、ルーフィに出会って

潜んでいた力が、思い出されるみたいに目覚めた。




わたしは、めぐのお部屋に戻って。

昨日みたいに、おやすみのしたくをしようとして。


そしたら、めぐが「おばあちゃんに縫ってもらったの!」って


かわいらしい、白、とももいろ、それと

そらいろの。


ふんわりとした生地の、浴衣。それを


肩のところに当てて。にこにこしてた。


「ねね、着てみてー。」って。わたし。

かわいいめぐを、見てみたくて。



帯の締め方がわからない、って言うから

わたしが締めてあげた。


西洋人が着ると、帯をベルトみたいに締めて

ヘンなんだけど、わたしはトラベル・ライターだから

日本ふうに、かわいらしく着付けてあげた。


細くて、かよわい感じのめぐ、女の子だなー、って

ちょっと、ささえてあげたくなるみたいな。

そんなめぐ、にぴったりの浴衣姿。


写真、とっておこ。


って、わたしは、バッグに入れたままの

仕事用のカメラを取り出した。


西ドイツの、有名なレンズ・メーカーの。

とてもきれいに写る、チタン・ボディのカメラ。

フィルムを使う、アナログのカメラなので

電池が無くても写る。だから

異世界に来ても、たぶん写る。

そこがすてき。


時間旅行をするわたしには、丁度いい。


ピントも手動、距離感は

二重に写るイメージが重なるようにする、って

いたって簡単。



それで、ひょい、と

数枚、スナップした。



「どんな?見たいなー」と、めぐが言うので


「これは、現像しないとダメなの」って。


なので、ケータイ電話で何枚か取った。


電池がなくなっちゃうから、電源を落としておいたんで

まだ、大丈夫。



その、写真を見せる。


めぐは「んー、斜め向いた方がスマートに見えるかな」なんて


写真写りを気にしてて。


そんなとこも、とてもかわいらしい。



「Megさんのもあるんですよー」って、めぐはにこにこ。


「ほら、ルーフィさんのも」



おばあちゃん、大変だったかな、ごめんなさい。



そう、思わず言ってしまう。


めぐは「ううん、おばあちゃんもうれしいの。孫が増えたみたいだ、って。」



そんな言葉を聞くと、いつか来る別れの日をイメージして

ちょっと、淋しくなっちゃうな.....。



そういえば、めぐに宿ってる天使さんも、ご用が済んだら

天界へ戻るんでしょうに....。



そのご用がなんなのか、わたしはまだ知らないけど


いっぺんに、みんなが居なくなっちゃわないと、いいな。


そんな風に思った。




せめても、と思って



「浴衣で、みんなで温泉に行って、花火したいねー。」

なんて言って。



わたしに誂えてもらった、浴衣を着て

めぐと一緒に写真を撮った。


ケータイのカメラでも撮って。


それは、ルーフィにあとでプリントしてもらおう。

機械、得意だもん。




わたしの浴衣は、水色、それと

シャガール・ブルーみたいな藍色が

模様になった、すてきなものだった。


こんなに、ステキな思い出が残っても

いつか、旅立ってしまうトラベラーって

せつないな、なんだか....。




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