星
「星って言うと・・・」
めぐは、思い出す。
おじいちゃんが、天国へ行った時
おばあちゃんは「おじいちゃんは
お星様になったのよ」なんて。
言ってたっけ。
「星の、ひとつひとつに
そんな、見守ってくれる人の
願いがこもってれば
星が、遠かったり、近かったり。
いろいろな、力の働きで
運勢が決まる事
あるかも」
星占いの本を見ても、
たとえば水星は、言葉に長けた星、
金星は人気とか、なんとなく
特徴があるお友達、みたいな。
そんなふうに見えたりして
楽しくなったりした。
「でも・・・」
おじいちゃん、天国へ言ってしまって
やっぱり寂しかったり。
飼ってたみーこみたいに
さりげなくいなくなってくれたら
死んじゃったなんて、悲しい気持ち
にならなくて済むのにな。
なんて、思ったりした。
実際、めぐの親戚には
旅人も多くて。
行方知れずになった人も、いたりした。
それは、ひょっとすると
異次元に旅立ったのかもしれないのだけれども。
めぐの血統なら、十分
考えられる事だった。
いつか、にゃごが
転生して、天使さんと一緒に
天国へ向かったら。
そのあと、めぐの
能力は解放されるかもしれないーー
天使さんは、その
めぐの気持ちに感謝していた。
それで、めぐを自由にしてあげようと
いろいろと考えていた。
方法はいくつか、あるらしいけれども
新米天使さんは、あまり
その方法に詳しくないのだった。
確実に言えるのは、天使を捨てて
人間にでも転生すれば
めぐは自由になれる。
でも、そうなれば
また天使になれるとは限らなかった。
めぐは、天使さんの幸せのために。
天使さんもまた、めぐの幸せを思ったのだった。
言葉を交わした訳ではないけれども
なんとなく、そう感じながら生きていた。
それらもすべて、この星の上での時刻に沿って
起こっている事で。
そこだけは、良くなったと
ルーフィも思っていた。




