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魔法使いルーフィと時間旅行記者  作者: 深町珠
めぐ:3年前の異世界のわたし
10/1813

魔法と医学

「ねえ、ルーフィ、魔法で、次元の歪みを

変えられないの?」と、わたしはちょっと無理な事を言った。


ルーフィは少し考え、「できない事はないだろうけれど...

そんな魔法は考えた事もないな。相当、能力もいるだろうし。

僕のご主人様くらいの人だったら、できるかもしれない...。」


ルーフィのご主人様は、未来を悲観して、眠ってしまったんだっけ。

それで、ルーフィが、ご主人様の望まれるような未来に

変えられるなら、お目覚めになるだろ...う、って

それじゃ、自己矛盾じゃない!(3w)。


ご主人様を起こすのに、ご主人様くらいの魔力が無いとできない、なんて。




「そんな事ないさ」と、ルーフィは涼しい声で言う。


「?」わたしは、言葉の意味がわからない。


「僕と、君、それと、あの子、3人分くらいの魔力があれば....。」と、

ルーフィはとんでもない事を思いつく。



「わたし....って魔法使いじゃない!、し、めぐはなーんにも知らないわ!」と

わたしはびっくりマーク!になった(7w)。


「うん、想像だけど、あの子、も君と同じような生まれ育ちだったら....

素質はあるかもしれない。図書館で、君の素性をしっても

素直に受け取ったところを見ると、それまでも魔法に

触れてたかもしれない....。」と、少しシーリアスな顔をしたルーフィは

結構かっこいい(2w)。



そっか。

あの子は、もうひとりのわたし。


だったら、似てるって事もある....わ。




「それで、3人の力で、悪魔くんを魔界から、こっちに迷い出ない

ようにする魔法って...あるの?」

と、わたしは興味を持って、ルーフィに聞いた。



「わからない....けど、手がかりはあるさ。悪魔くんたちが

来るのは、悪のエネルギーを感じるからなんだ。

人間界で言うところの、脳内分泌物質ノル・アドレナリンの量とか

攻撃的思考をするときの脳波、シータ波の電磁波を感じ取れる、とか。


そういう事で、悪意を感じ取って、その人に憑くのさ。」



と、ルーフィは人間界の言葉でそう言った。

つまり、悪魔くんたちは人間の悪意を感じ取るらしい。


「いつも、悪意を持ってるわけじゃない人は?」と、わたしが聞くと



「うん。これも人間界の言葉で言うと、いつも悪意を持ってる人、って

攻撃性障害、とか反抗性障害、って言われてるでしょう?

そこにある本、にも書いてあるように」と、ルーフィは

医学書の書架にある、アメリカの精神科医師が使う分析マニュアル

DSM-4TRを指差した。



そう、それは法廷で引用されるような、広く利用されている精神分析の

マニュアルだ。



ルーフィは、続ける。「継続して7日以上、そういう気持ちが続く人を

分類してるね。つまり、そういう人は、悪魔くんの好きなエネルギーを

出している、って事さ」


なーるほど.....。魔法って医学でもあるのね....。と、わたしはちょっとびっくり。



「だから、そういう人の気持ちが穏やかになるようにしてもいいし、

エネルギーが悪魔くんに伝わらないような、工夫をしてもいい...と、思う。」

と、ルーフィはちょっと頼りない(2w)



「悪魔くん、他の食べ物は知らないのかしら?」



と、わたしは自然にそう思った。



「それは考えた事もなかったな。Meg、君は天災マジシャンかも。」と

ルーフィ。



「天才じゃない?」と、わたし。



あ、そっかそっか...。と、ルーフィは笑い「そういうユーモアを楽しむ

ゆとりも無い人、もいるんだね。悪魔くんが憑くような人って。」




たしかに...そうかもしれない。

さっきの本を探してイライラしてた人って、なんだかイライラしたくて

してるようにも見えたし。


カウンターでお金を要求したアジア人っぽい人もそうだった。



わたしだってイライラする事はあるけれど、でも、まわりの人に

当たらなければならないほど、の、気持ちにはならないもの。




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