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第一章:弟子なのに変態扱い!?

ジャンル:ファンタジー|後宮|修仙|美女剣仙|龍族の師姉|妖艶な狐娘|必死な愛犬系男子(?)


飛空仙舟、美しすぎる女剣仙――そしてあの事件。

師匠の寝室にうっかり迷い込み、なぜか「ストッキング泥棒」の濡れ衣を着せられた俺。


……いや、濡れ衣じゃない、あれは釣りだった!罠だ!釣り堀師尊だ!!


俺は元々、修仙小説を書いてた作者だ。

やっと完結して原稿料もらったと思ったら、まさかの過労死。

しかも目覚めたら、自分の小説の世界に――


モブ!

いや、モブどころか丹薬にされかけた仙草だったんだが!?


命が惜しい俺は、生き延びるために選んだ。

あの女剣仙の大腿フトモモにしがみつくしかない!

冷たくて、プライド高くて、なのにめちゃくちゃ「釣り」好きな、あの絶世の美女――。


でも、俺には切り札がある。

《神魂融合》――!


修行をサポートしてブレイクスルーさせるのはもちろん、

ついでに肩を揉んだり、背中を叩いたり、風呂に一緒に入ったり……って、え、これ何のスキル?


修仙するって言ったのに、

毎日が修羅場バトルフィールドなんですけど!?


ま、いいか。


舐める(ペロる)しかないなら、全力で舐め抜くまでだ――!

俺は絶対、ペロって仙道を切り開いてやる!

ペロって新世界を掴んでやるからな!!

白銀の雪山に、凍てつく風が吹きすさぶ。


雲海を切り裂くように、空を翔ける仙舟が氷河の上を滑るように飛んでいく。


朝日が降り注ぎ、玉瓦と金瓦は霞に照らされてきらめき、まるで夢のような光景を描き出す。


仙舟の上、華やかな宮殿の中にはほんのり桃花の香りが漂い、金灯が柔らかな光を放ち、雲煙がたなびく――幻想と現実が溶け合う世界。


寝室の中央、白と黄の道袍に身を包み、仙鶴の刺繍が施された絶世の美女が、玉の寝台にもたれ、気怠げに横たわっていた。


銀白の髪が雲の滝のように肩から流れ落ち、紫色の酒葫蘆を手に、彼女は仙酒をひと口すする。


その滴は雪のように白い首筋を伝い、胸元を滑り落ち、美しい曲線を描きながら流れた――まさに絵に描いた仙女そのもの。


女は唇の端に愉しげな笑みを浮かべ、跪く少年を斜めに見下ろして、怠惰な口調で呟いた。


逆徒ぎゃくとよ──!自分の過ち、わかっておるか?」


少年の名は「シン」。


銀髪を肩にかけ、白地に青縁の道袍を纏い、腰の玉佩はゆらゆらと揺れている。顔にはただただ無垢な表情。


「し、師匠……弟子は……何が悪かったのかわかりません……」


「ほぉ〜う?」


師匠は鼻を鳴らし、ゆっくりと体を起こし、手を振り上げる。


──パァン!


「夜更けに師の寝室へ無断で忍び込み……挙句、師の──ストッキングを盗んだ?」


桃色の瞳に笑みを浮かべつつも、その声には嘲るような鋭さが混じっていた。


「そのような外道の極み、世に害をもたらす“変態ストッキング泥棒”にふさわしい罰とは……さて、何だと思う?」


星は額を赤らめ、顔には涙ぐましいほどの困惑が浮かんでいた。


(くそっ……完全に引っかかった──!)


(明らかに自分から宝箱を俺の前でチラつかせて、「この中にはお前の天命がある」とか言いやがって……)


(しかも「今から閉関に入る」とか嘘ついて、俺を好奇心で誘い込んで……)


「で!開けてみたら、中身はまさかの──ストッキング?!?」


こっそり師匠の口元を盗み見れば、そこにはどうにも隠しきれない得意げな笑みが……!


(何が“逆徒”だよ!?完全に釣りじゃねぇかぁああああ──ッ!!)


深く息を吸い、怒りを飲み込んで、星は頭を下げる。


「弟子、過ちを認めます。どうぞご指導ください……」


ふわりと香る桃花の香り。


温かな玉の手が彼の銀髪をそっと撫でた。


師匠の声は、先ほどとは打って変わって優しい。


「はぁ〜……私の可愛い弟子よ。これでどうして、本気で罰せられるというのか?」


「ただし、覚えておくのよ。私はお前の“師匠”。――お前の心の中の“それ”、仕舞っておきなさい。」


星は引きつった笑みを浮かべながらも、愛想よく答える。


「は、はいっ、師匠のおっしゃる通りで……」


(さっきの平手打ちが嬉しそうじゃなかったら、信じてたのに……!)


「よろしい。お前、最近どうにも心が浮ついておる。ちょうど良い、少し“鍛錬”してやろう」


──一炷香ひとたきの時間が過ぎ──


室内は香煙が立ち込め、灯火は半ば隠れ、カーテンの影がゆらめく。


その中から、微かに呻くような声が聞こえてくる。


「んぅ……そこ、じんじんして、気持ちいぃ……」


玉の寝台のそば、跪いた星が必死に師匠の足を揉んでいた。


その指は器用にツボを押し、まさに全力投球。


全身を震わせながら、心の中はすでに爆発寸前。


(こ、こいつ───お前、ふざけんな、バカ!!!)


(おいおいおい、結局ただのマッサージ頼むのに変な罠しかけてきたのか!?)


(心臓飛び出るかと思ったわ!!)


(……いや、まあ……この“ご褒美”がなきゃ、マジで家出してたけどさあああああああ!!!)


【俺はもともと『夢蝶美人路』という小説の作者だった。】


【ようやく連載が終わり、晴れて引退……するはずが、目が覚めたら死んでた。】


【気がつくと、なんと自分の創作した世界の中に転生していたのだが──】


【主人公じゃない。なんと、“仙薬”という名の薬草、それも今まさに煉丹されそうなやつ!】


【生き延びるため、目の前の“仙女の皮をかぶった悪魔”に弟子入りするしかなかった……】


【いや、弟子じゃない──完全に奴隷だ!!】


【この世界では、誰の心にも“七色の生命の花”がある。】


【それは経験と信念によって育ち、やがて“魂の蝶”――すなわち“夢蝶むちょう”を生む。】


【夢蝶は神性とも呼ばれ、成長すれば天へと昇る存在。】


【人々は“生命の大樹”に守られた七つの浄土――赤・橙・黄・緑・青・藍・紫に暮らしている。】


【修行は花を育てることから始まり、九品の等級に分けられる。一品が初級、九品で円満。】


【九品を超えて“花が蝶に化ける”とき、ようやく道を得て“蝶仙”となる。】


【夢蝶の羽はその位を示し、一翼から六翼まで存在する。】


【そして伝説には、七翼の夢蝶──神の如き存在もあるという。】


【これは“花と蝶”の物語。】


【運命の鎖を断ち切ろうとする魂たちが、信念を翼に変え、蛹を破って羽ばたく物語だ。】


──気がつけば、三年が過ぎていた。


前世の記憶はだんだんと霞み、ところどころしか思い出せない。


それでも思い出すたび、胸が締めつけられる。


あの頃はただ名声と成功を追いかけて、


健康も幸福も犠牲にして、


まるで疲れを知らぬ機械のように働き続けた。


まるで、闇の片隅に咲いて、誰にも気づかれずに枯れていく花のようだった。


──後悔ばかりだ。


…………


「本当に……失敗した人生だった。」


…………


だからこそ、最期にこう願った。


「来世こそは、悔いのない自由な人生を。」


「美女も!長生きも!ぜーんぶ手に入れてやる!」


──そんな思考に浸っていたとき、ふわりと香風が頬を撫でた。


「星兒、またあの憂い顔になってるわよ。……もしかして、私が少し虐めすぎたかしら?」


耳元に、冷ややかでいてどこか優しさを含んだ師匠の声が届く。


「い、いえいえ!師匠はいつも弟子を家族のように扱ってくれます!感謝しかありませんっ!」


「ふふ、それならいいわ。」


彼女はほっと息をつく。……が、次の一言が地雷だった。


「でもさ……どうしても“足しか”揉ませてもらえないってのが、ちょっと切ないんだよねぇ、うふふ……」


「げほっ……いや、肩とかね?肩とか!」


──バシュッ!


声が終わるより先に、“喜びの鞭”が抜かれた!


濡れた玉足が、彼の胸を直撃!!


彼女はあえて怒ったふりをして叫んだ。


「おのれ逆徒──!」


「師にそんな邪まな想いを抱くとは……!」


「さっきの平手打ちで記憶が吹っ飛んだとでも言うのか!」


「し、師匠ぉ!弟子は……弟子は決してそのような──!これはあくまで、師匠のお悩みを……!」


必死に言い訳しながらも、手は勝手にその玉足に……


ついでに目線も、ちょっと“春の景色”を拝見……。


(ちょ……マジで……)


(師匠、やっぱ最強の女神じゃん……)


この冷たく気高い女剣仙が、今は俺に照れ笑いし、罵り言葉を投げつける――


このギャップ、クセになる……!


「ん?その目つき……なーんか怪しいわねぇ?」


俺は慌てて答える。


「そ、そんな!師匠は《夢蝶美人路》トップ10に入る絶世の美女……!」


「酒剣仙子――“瓊華仙けいかせん”!」


「その実力は天を貫き、美しさは無双!」


「そのお姿に踏まれることができたなら、それは俺の三世の徳ってもんです!」


瓊華仙はふっと笑い、少しだけ目元を柔らかくした。


「まったく……お前は口だけは達者だな。まあいい、誠意を認めて一つ任務を授けよう。」


彼女は衣を羽織り、部屋を出ていく。


月光がその雪肌と薄絹に降り注ぎ、


まるで天界の女神が歩くような気品と美を放つ。


世界の色が霞むほどに、彼女だけが輝いていた。


「星兒。これはお前にとって、初めての“下山修行”だ。」


「この旅の目的、わかるか?」


「……いえ、存じません。」


俺は、正直に答えた。

みんなが応援してくれるなら、それだけで嬉しいよ。

日本語から翻訳するのは初めてなので、誤訳があったらご容赦ください。本文は下記URLにあります。

p-https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=24666038

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