第5話 お値段異常♪ギルド♪
「合計112万3420ソルとなります…」
「「へ!?」」
俺たちは街道をぶっ飛ばして、街に着き、ギルドで全てを換金していた。
しかしこんな金額になるとは思わなかった。
大体1ソル=1円だ。
つまり俺たちは1日にして110万円稼いだのだ。
しかしこんな大金を手に入れてどうしようか。
現代技術スキルがあれば武器でもなんでも作れるからなぁ……
そう考えていると……
「あの…早く受け取ってくれませんか?」
「あ、すいません」
その後ギルドの依頼掲載場所まで行ったのだが……
残っている依頼は一つしかない。
しかもアレだ。よくある「ダンジョン」探索依頼だ。
ラノベはたくさん読んでたし、こういう系も見てたから分かる。
ただこういうのはなぁ……
と考えていると、目の前のその依頼書を誰かが取った。
「早くいこ〜〜?」
……ヒカルだ。
まぁ悩んでいても仕方がない。
こうして俺たちは依頼を受け、道を飛ばしてたわけだが。
あることを俺は思いついた。
「いったん止めてくれないか?」
「なんで〜〜?」
「お前に武器を取り付けるからだよ」
「え!?武器?」
「そうだよ」
キュイン!
そういうと軽トラ…ヒカルは止まった。
「あの…トラックのままで……」
「は〜〜い」
キュイン!
そうして俺は現代技術スキルで機銃を荷台に取り付けた。
「どうだ?」
「おぉ〜!」
すると次の瞬間……
ウィーン……drrrrrrrrr!!
「うわっ!?」
「びっくりした〜?」
「そりゃそうだろ!」
……どうやら荷台にある機銃もコントロールできるらしい。
本当にどうなってんだ。この軽トラ。
「鑑定」
〜〜〜
軽トラ(ヒカル) Lv.6
「現代技術」スキルにより召喚された。意思を持つ。
HP:1600
MP:1
ユニークスキル
・ヘッドライト点灯
・無限燃料
・カーナビ
・擬人化
・無限弾薬
装備
・一式重機関銃(弾数∞)
〜〜〜
「弾薬無限かぁ……俺のAK-47と同じだがもしや『現代技術』で生み出された銃は弾薬無制限なのか?」
「いくよ〜〜早く乗って〜★」
テンション高いな…
そう思い乗ると……
「!?」
なんと時速140kmで飛ばし始めたのだ。
「あ、あの、ヒカルさん?そんな速度でるっけ?」
「出せるよ〜〜」
「ちなみに何kmまで出せるんだ?」
「200ちょい〜〜」
「……」
俺は魂が抜けたかのように何も言えなかった。
ていうか現代の軽トラってこんな速度出るんだ…
doonn!!
gugyaaaaa!!
「………」
「ひゃっほ〜い!私を止められるやつはいないぜ〜★」
こいつ、性格変わりすぎじゃね?
そう思ってるうちにダンジョンについた。
俺はAK-47を取り出し、軽トラから降りた。
キュイン!
「私もいく〜〜」
俺はそこですごい光景を見た。
ヒカルの腕に機関銃らしきものがついている。
「それ‥どうした?」
「え〜〜持っていく〜〜」
明らかに機関銃が腕にベルトらしきもので巻きついている。
こいつどんだけ力あるんだよ……
「鑑定」
〜〜〜
ヒカル Lv.6
「現代技術」スキルにより召喚された。意思を持つ。人状態。
HP:1600
MP:1
ユニークスキル
・ヘッドライト点灯(使用不可)
・無限燃料(使用不可)
・カーナビ(使用不可)
・擬人化(使用中)
・無限弾薬
装備
・十一年式軽機関銃(弾数∞)
〜〜〜
銃変わってるじゃないか!!
しかし……
drrrrrrrr!!
「撃てたよ〜〜」
「撃てるならいいんだ。撃てるなら……」
トリガー引いてないんだけどな…
そんなこんなで俺たちの迷宮探索が始まった。
astです。合計100pvありがとうございます。
次回予告!!
謎の大型モンスター!!
響き渡る銃声!
マイペースなヒカル!
お楽しみに!