第4話 いざ!ゴブリン討伐!
「♪〜〜」
昨日は色々あったが、今はとても楽だ。
何故かって?それはな、なんとこの軽トラ自動運転できるんだよ!
こんな軽トラ聞いたことない。
転生前ならすごい価値ついてそうだ。
「レン〜〜暇だよ〜〜」
そしてこの軽トラ、喋るのだ。
というわけで市場価格を調べるためにネットを開いたのだが……
「何!?開けないだとぉ……」
そう、アクセス制限がかかっているのだ。
つまりわからないというわけだ。
「まるで中学生時代のスマホだな…」
「レン〜〜聞いてる?」
pppppaaaaaaaaa!!
「聞こえてるからクラクション鳴らさなくていいぞ」
「は〜い」
それにしても……
「なんで時速40kmなんだ?」
「ゆっくり行きたいから〜〜」
「せめて70kmくらい出してよ……おおっと」
dooonnn!!
「……」
おそらく今、何か轢いた。
で、轢いた本人……彼女はというと…
「ひゃっほーい♪」
そのうち無差別に人を轢き殺すかもしれないのが不安要素だ。
ちなみに彼女のHPは自然に回復するらしい。
今は満タンだそう。
そしてもう一つ進展が。
なんと!俺の「現代技術」スキルのレベルが上がって1日に最大6回使えるようになった。
なので、アレを作ろうと思う。
「♪〜〜」
そうして数時間後、ゴブリン集落についた。
「ついに…ついたな……」
キュイン!
「そだね〜」
ヒカルはそう答えた……だが、俺たちの会話は少し声がデカすぎた。
piiiiiiiiii!!
「ゲッ……」
「バレちゃいましたね〜〜」
「後悔しても仕方ない。アレ使ってみるか」
そう俺はいってインベントリからAK-47を取り出した。
「どこから取り出したの!?ていうかそれ何!?」
「説明は後だ!今は敵を殲滅するぞ!」
gyaaaass……
「きたぞ!」
dooooonnn!!
「私の力(物理)を舐めないでよね!」
gyaaaaa……
gyaaaasssss!
「ちょ、流石に多いよ〜〜!」
ddddddddddd……
!?gyaaaa……
gyauuu……
「ふぅ……」
「強ーーい!何それ?」
「これはな、『AK-47』っていう武器だよ」
「どうやって攻撃してたの?」
「トリガーを引くと弾が出るんだよ」
「へ〜〜やってみていい?」
「こっちに向けないでね…?」
「は〜い」
ドドドッ!
「!?」
ボテッ。
「痛ってて〜〜反動強くない?」
「片腕で撃ったらそりゃそうだろ」
「えへへ〜〜」
ほのぼのとしていた、その時だった。
ggyyyyyaaaaaaa!!!
「でかっ…」
「誰ですか〜〜?」
次の瞬間、
doooonnnn!!
gyaaaeeeee!!
「うるさいですよ〜黙ってくださ〜い」
えぇ……アレ多分ゴブリンキングかなんかだよな……
俺も追撃を加える。
ddddddd!!
gyeeeeeee!!!
「と〜ど〜め〜の〜一撃!」
doooooonnnnn!!!
gyaeeeeeeeeeeeee!!!……
「……で、どうするよこれ。」
「持って帰りましょ〜?」
俺のインベントリにはこんなの入りそうにない。
ちなみにインベントリとはマイ○ラみたいに『インベントリ!』って叫んだら開いた。
「私の背中…荷台がありますよ?」
「いいのか?」
「まぁ元々そのためにあるものですからね〜」
「なら、頼む」
キュイン!!
「乗せてくださ〜い」
「おけ」
そして数分後…
「よし、全部積んだぞ!」
「じゃ、行きますよ〜」
brrrrrr……
そうして街へ戻る途中、日が暮れ、ヘッドライトをつけて走行しているにも関わらず……
gyaaaaa!!
gyeeeee!!
「♪〜〜」
……かろうじて人を轢いてないだけマシかもしれない。
どーもastです。最近もう夏だな〜って感じるんですよね。
次回予告!
ついに軽トラ(ヒカル)ちゃんに武装が!お楽しみに!