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ボツ設定(神様と神社篇)

作者: フルビルタス太郎

 現在、執筆中の小説『暗殺者と女伯爵と財宝伝説』のボツ設定です。本文は本編とは関係ありませんので公開しました。

《八坂玉伊神社》

 八坂玉伊神社は、靜岡県磐多郡雨降村(現・磐多市雨降)にある神社で、神代文字の一種である天降文字(別名・御留加文字)が伝わる神社として有名である。

 神社裏手にある玉山という標高七〇メートルの小高い丘を神体としており本殿は存在しない。玉山は古来より禁足地とされていたが、現在は、事前に申請すれば山頂まで登ることが可能である。

 祭神は、八坂(ヤサカ)玉伊能神(タマイノカミ)気作(ケサ)()佐羽産(サハム)御流神(ミルノカミ)と総称される七柱の神で、社伝では天より舞い降りた神を祀ったのが由来とされており、遠江国風土記にもその事が記載されている。

 いづれも古事記や日本書紀に記載はない事から雨降村土着の神と推定される。

 天降文字の他、変わった参拝方法や創世神話、ビックバンと思しき現象、高度な科学技術の痕跡などが書かれた資料が多数伝わっている事で知られており、一部では超古代文明の存在を示す証拠だと主張する声もあるが、その信憑性について疑問視する声もある。


《神話 世の初め》

 天地(あめつち)がひらける前のこと。天高きところに成りまし神の名は、天能努須(アメノヌス)布御流神(ヌミルノカミ)。次に天能火留(アメノホル)布御流神(ヌミルノカミ)。この二柱の神は天地の礎を創り出した神であり、姿形はなく、男と女の区別もなかった。

 次にその礎の上に成りまし三柱の神の名は、建田気作(タケタケサ)布御流神(ヌミルノカミ)。次に流志気作(ルシケサ)布御流神(ヌミルノカミ)。次に加産布呂気作(カムフロケサ)布御流神(ヌミルノカミ)。この三柱の神は世界の形を創った神であり、姿形はなく、男と女の区別もなかった。

 最後に成りまし二柱の神の名は、子子門気作(ココトケサ)布御流神(ヌミルノカミ)。次に羽都勢流志(ハツセルシ)布御流神(ヌミルノカミ)。この二柱の神は世界の理を創った神であり、始まり告げる神である。

 この二柱の神も姿形はなく、男と女の区別もない神であった。

 以上が、この世界の成り立ちについてである。

 これら七柱の神を総じて気作(ケサ)()佐羽産(サハム)御流神(ミルノカミ)と呼び、これは地上に現れた神とは別の神である。


和風の神様って、難しいですね。

前に一柱考えたことはありますが、それでも大変でした。

ちなみに雨降村は、静岡県の旧豊岡村をモデルに作っています。

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