prologue
はじめまして、まるちーまです
処女作で至らない点もあるかと思いますが温かい目で見てください
「よぉ、沙羅」
「あ、勇進君!」
「こんな時間なのに元気だなぁ、なぜそんなに元気なんだ?」
「んふふ~、秘密~」
「ほーん、まあいいや」
「えぇ?何その興味なさげな声!」
「なさげじゃない、無いんだ」
「もっとひどかった!?」
「フッ、面白いな、沙羅は」
「こっちは全然面白くないんですけどー!?」
「まぁいいじゃねぇか、そんなことは」
「そんな事って何よ!」
「お、もうバイトの時間だわ、じゃあな、また明日」
「またね~」
「おい!持ってる金、全部出せ!」
「んぁ?......何方?」
「俺が誰かなんて知らなくていい!さっさと金出せ!」
「えぇ、でもよぉ、俺今500円しかねえんだわ、これで勘弁しれくれる?」
「ふざけやがって!」
ガンッ
「アガッ」
「本当に500円しか持ってねぇじゃねえか!」
ドスッ
「ガハァ!」
それからの記憶は無い
ガバァ!
「はっ!夢か....」
「残念じゃが夢では無いわい」
「んぁ?何方?」
「その件はもういいわい!」
「んで、何方?」
「あぁもう!もういいわい!」
「わしは神様じゃ、お主はチンピラに暴行を受け死んでしまった」
「ほーん、でも生きてね?」
「ここは魂だけの部屋、体はもう火葬されておるわい」
「は!?なんだよそれ!」
「恨むなら金を持ってなかった自分を恨むことよな」
「なんだって?」
「まぁそんなことは置いといてじゃな、お主には転生してもらう」
「転生だぁ?」
「うむ、ちなみに転生を拒否することもできる」
「拒否したら?」
「このまま成仏してもらうことになるの」
「転生します!」
「ほっほっほ、それじゃ、能力を決めるでな、そのくじを引いておくれ」
「え!普通こう言うのって自分で考えるんじゃないの!?」
「個人の自由にさせたら世界が崩壊しかねん能力を要求するやつが後を絶たんくなったんでな」
「くそぅ」
「三枚引いておくれ」
「よし!行くぜ!」
1.常人離れした体力と頭脳
2.ストレージ・ミニマップ
3.言語能力
「なんか微妙なの引いたぞ....」
「なんで微妙なんじゃ?」
「だって言語能力ってなんだよ」
「これがないと疲れるのじゃぞ?文字は読めないし書けない、クエストを受けるにも読めないと内容がわからんからな」
「そう考えると優秀なのか...?」
「まぁ行ってくるが良い、あの門を通るのじゃぞ」
「はい、それでは行ってきます」
「おぉ?おぉ!?普通の家じゃね?」
「フンベルト~?お使いに行ってきてくれないかしら」
「はーい、"母さん"」
「ん?なぜか知らないが誰か分かった、きっと補正が掛かってるんだろうな」
「それで?何をすればいいんだ?」
「それがね~、これを届けてきてほしいの」
「いいよ、それで何処に?」
「王宮よ」
「え?」
如何でしたか?
アドバイス等ありましたら教えて頂けると幸いです
評価等待っています