【元世界最強の暗殺者】だけど、異世界化した現代では【最弱魔導士】です。〜攻撃適性『0』の便利魔法で成り上がる〜

　世界最強の暗殺者、御影虚(みかげ　うつろ)の世界はたった一晩で全てが変わった。後に“厄災の日”と呼ばれるその晩、突如として大量の魔物が溢れ、日本の人口の99%が死に、世界は一度崩壊した。

　そこでは虚の暗殺技術は何の役にも立ちはしなかった。何故なら人々は魔物に対抗する為、それよりも遥かに優れた『魔法』という攻撃手段を習得したからだ。

　最強の座を追われた虚は、更なる強さを求めて魔法を習得した。けれど、虚が習得出来た魔法は、《叡智の書》という、攻撃適性ゼロの情報系魔法だった。

　これは、最弱の情報魔法を持つ虚が、大切なものを守る為、再び世界最強を目指して努力を重ねる物語。