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僕がロッカーの中で出会った少女。  作者: 迷走サバイバー
3/9

ロッカーの中の少女が名前すら教えてくれないとか信じたくない。

彼女のタブレットを受け取り、文字を打ち込み、彼女に返す。

さっきからこれをずっと繰り返している。だが、彼女が答えてくれた質問は少ない。

彼女に質問してわかったのは次の通りだ。


・ロッカーで1日を過ごしているらしい。

・アニメや動画を見たり、音楽を聴いたり、ゲームをしたりしているのが常。

・たまにヘッドフォンを外して、聞こえてくる授業も聞いているらしい。

・小説や本、漫画も読む。

・結構絵がうまい。

・僕と趣味や好きなことがかなり似ている。

・いつもジョーク/ブラックジョークを交えて話す面白い子だ。


以上だ。彼女については重大なことが全然わかってない。


・名前がわからない。

・ここの学校の子かわからない。

・家がわからない。

・親もわからない。

・家出中なのかもわからない。

・正確な年齢が不明。

・トイレやシャワーをどうしているのか不明。

・食事もどうしているのか不明。



マジで名前すら答えてくれねえし。これは男としてちょっと悲しいかも。。

つーか、本当に彼女が家出少女だったとすると俺やばくね?

でも今のところはどうしようもねーよなぁ。なぜかロッカーのドアの内側に取っ手が付いており、さらにそこに針金がグルグル巻きになってるんだから、彼女に監禁されてるも同じだ。まあ、暗くてよくわからないけど結構可愛い子だし、可愛いくて静かな女子に監禁されるのは気分悪くないかもw



そんなことを考えていると、彼女がタブレットをよこしてきた。

『名前は、必要なものなのか?』

僕はそれを読んでからこう打って彼女に渡した。

『お前、とか、君って呼ぶより親しみが湧くから、必要だと思うよ。』


すると、彼女の返事はこうだった。

『じゃあ、私はセレスティア・○ーデンベルク。セレスと呼んでくださって構いませんわ。』




……。




○ンガンロンパかよ!!??



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