そうだ、冒険者になろう
今回はかなり短いです。
村での生活にも飽きて来たこの頃。
もっと外の世界を見たいと思っていた私は、何かいい方法はないか考えていた。
世界を旅できて、尚且つお金を稼げる仕事といえば………
「そうだ、冒険者になろう」
そうと決まれば早速行動しよう。まず両親の許可を得なければ。
「ねぇ、お母さん。私、冒険者になりたいんだけど」
これはさすがに反対されるかな……と思ったんだけど
「別にいいわよ。そんな驚くことでもないし」
あれれ?予想と違う反応が返ってきたよ?
「どうして?」
思わず聞き返してしまった。だって反対されると思うでしょ、普通。
「普段からからだ鍛えたり、一人で森に狩りに行ったりしてるでしょ。普通の子供はそんなことしないわよ。あなたは変わり者だっていう前提があるから、たとえあなたがどんなことを言っても私は驚かないわ」
それが娘に言う言葉なのかな。
でもまあ、許可してくれたからいっか。
気にしなーい、気にしなーい。
「ありがとう、お母さん。じゃあ早速明日ギルド行ってくる‼」
そしてこれから私の冒険者ライフが始まるぜ‼
あ、言い忘れてたけど一応お父さんにも許可もらったよ。
「しっかり世界を見てきなさい」
だってさ。
次から冒険者編始まります。
やっとタイトル通りです。