表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
前世侍女の冒険譚?  作者: やっしん
現世にて
26/43

実習終了です

いよいよ実習最終日。どうせ上級生は大丈夫だと思うので、イリアスたち1年生の面倒を見ることにした。でもこの短い期間でみんな成長したので私は必要ないかもね。一応不測の事態に備えて陰から見守ってるよ。


 それでマクラス君はみんなのリーダーに、イリアスは参謀的立ち位置になった。まさに人にぴったりな役だね。雰囲気もだいぶ良くなった。最初のだらけた感じがなくなって、みんなが真剣に取り組んでいるのが伝わってくるよ。もしかしたら最上級生より優秀かも。



その後特に何も問題なく実習終了の時間。ここ最近はわりと忙しかったから偶にこういう日があってもいいかな。そういえば、最後の最後になんかあるってよく言うよね。お約束の展開ってやつ?


そんな不吉なことを考えてたけど結局何も起きず………って、もちろん何事もないのが一番ですよ?



「みんなお疲れさま。特に変わったことはなかった?」


「私たちは大丈夫ですが、最上級生の何人かがまだ戻っていないみたいです。何事もなければいいのですが……」


「教えてくれてありがとね。ちょっと様子を見てくるからみんなには待機するように伝えておいて」



ほかの先生たちに許可を取った後、私は捜索に向かった。


何が起きてるかは大体想像がつく。おおよそ、対処できない魔物に遭遇したとかそんな感じだろう。まったく世話の焼ける連中だね。イリアスたちを見習ってほしいものだよ。


森を探すこと30分。何人か倒れているのが見えてきた。もしかしてもう手遅れかな?そんなことを思いつつも近づいて行った。



「ねえ、生きてる?」


「「「………」」」



うーん、誰も反応しない。脈はあるからただ単に気を失っているだけなんだけど、ここで何があったのか聞けないのは困る。さて、どうしたものか……


周囲に手掛かりはないかと探していると大きな足跡を見つけた。ウルフの一種であることは確かだけど、それにしては大きすぎる。もしかして前に私が倒した『キラーウルフ』とかってやつかも。でもあれってそこまで強くないよね?


気を失っている生徒たちはひとまず一か所にまとめて、結界を張っておいた。

これで安心して先に進めるね。



「ここまでか………」


先へ進むと、今にも食べられちゃいそうな青年を発見しました。見たところ傷だらけのボロボロで、しかも魔力すら底をついているようですね。いやぁ、間に合ってよかったよ。



「とぉぉぉりゃぁぁぁぁっ!!!」



剣を真上から振り下ろしてキラーウルフちゃんを真っ二つにしました。ほんとに久々の血まみれモードです。



『鮮血姫………』


ん? なんか言ったかな?



「何とか間に合ったね。無事でよかったよ。ああ、ちなみにあなたの仲間も無事だから安心してね。事情を聴くのは面倒だから、とりあえず学院に戻ろうか」


「すまない、本当に助かった。礼を言う」



その後、何があったかは学院長の口から伝えられた。運悪くキラーウルフに遭遇してしまい、あの時助けた彼が身を挺して仲間を庇ったということらしい。私の想像通りの展開だね。


彼の名前はフェイ・アーノルド、第三王子だそうです。あれ?第三王子なんていたっけ?

なんだか厄介そうな人物を助けてしまった気がする……



何はともあれ、これにて実習は終了です!!!





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ