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前世侍女の冒険譚?  作者: やっしん
現世にて
15/43

変態に裁きを

変態に天誅です。

ただいま絶賛張り込み中。隠密の魔法使ってるから気づかれる心配もないよ。


ほんとは今すぐ突撃したいんだよね。子ども相手にいかがわしいことしてるとか、想像するだけで寒気がする。


いい年したおっさんがだよ。年齢的に孫に手を出してるようなもんじゃん。


許せん、丸焼きの刑にしてやる。


おっと、怪しげなやつが現れましたよ。何か大きな荷物持ってますね。


さあ、行きましょう!



「ねぇ、その荷物はなにかな? なんか子どもくらいの大きさだよね」



おお、動揺してる、動揺してる。ちょっと突っついてみよう。


「あれ? まさかほんとに子どもはいってるの? そういえば、最近何人か子どもが失踪してるんだよね」


「………」


あらら、黙っちゃったよ。さて、どう動くかな。


ピュィィー


笛吹きましたね。どうせそこら辺に隠れてたやつらを呼んだんだろう。


バタバタバタバタ……


予想通りお仲間さんが集結してきました。数は30くらい。


飛んで火に入る夏の虫ってね。



「一人で来るとはいい度胸だな、お嬢ちゃん。それとも、ただバカなだけなのか?」



男の仲間たちがゲラゲラ笑っている。気持ち悪っ。



「私は、依頼を受けて子どもたちを助けに来たの。あなたたちも死にたくなかったら邪魔しないでくれる?」


「小娘一人がなに言ってやがる。死ぬのはてめえの方だよ。お前らやっちまえ!!」



まずは軽いごみ掃除。こいつらは殺したっていいだろう。

せっかくだし少し派手にいこうかな。



「闇夜の叫び」



闇の塊が相手を包み込んでいる。



「なんなんだよこれ! 身動きが取れねえぞ!」


「ねぇ、なんで闇夜の叫びっていうか知ってる?」


「そんなもん知るわけねぇだろ!」



フフフフ、それを今から教えてあげるよ。


「喰らえ」


そう告げると闇が男たちを喰らい始める。もちろん生きたまま。

鮮度サイコー!。


「やっ……やめてくれ……………ウワアァァァァ‼」


はい、これが闇夜の叫びの由来です。

なかなか面白い魔法でしょ?


さあ、あとはブタ野郎だね。どう料理してやろうか。



屋敷の中にさっきみたいな連中はいない。


しかしまあ、ほんとに趣味の悪い屋敷だよね。無駄に豪華だし、いかにもお金大好きですって感じ。


廊下を歩いていると、何か気配を感じた。


「誰?」


出てきたのはこの屋敷の使用人たちだった。


「子どもたちは子爵の部屋の地下室にいます。助けてあげてください、どうかよろしくお願いします」


話を聞くと、屋敷の使用人たちはみんなピグーを嫌っているらしい。でも雇い主に逆らうことはできない。ほんとは子どもたちを早く助けてあげたかったんだって。


あのブタ野郎、周りに味方いなくない?


そうだ、いいこと思いついた。ブタ潰したら、ブタの財産を被害者と使用人たちに全部あげよう。あのブタ野郎からすべてを奪ってやる。



「このブタ野郎‼ とうとう犯罪に走りやがったな! ここでてめえは終わりだ‼」


怒りのあまり、言葉遣いが………


「な、何のこと……かね?」


「とぼけてんじゃねぇぞ。知ってるんだよ、てめえが幼女趣味の変態で、子どもたちを誘拐してるってことは。さあ、正直に答えろ。お前が誘拐したんだな?」


「い、いや、知らん! それはわたしじゃない!」


「じゃあ、地下室を見てもいいか?」


「そ、それは待ってくれ!」


「後ろめたいことはないんだろ。じゃあ、遠慮なく見させてもらおうか」



私は地下室への階段を降りていった。


そこには震えている小さな女の子たちがいた。


「お姉さんだれ?」


「私は冒険者のアル、君たちを助けに来たんだよ」


「ほんと? ウソじゃない?」


「安心して、ほんとだよ。じゃあ、お家に帰ろうか」


「うん‼」



いや~、何もされてないようでよかったよ。下手したら一生モノのトラウマだよね。


さて、最後にあのブタ野郎を潰しますか!



「もう逃げらんないよ、ピグー。お前は昔から何も変わっていないね。」


「お前は…何者だ?」


「エリス・ファーリス」


「‼」


「まあ、そんなことはどうでもいいや。お前にはお仕置きが必要みたいだし。……………ファイア(弱火)!」


さあ、じっくり苦しんでね。


「熱っ! し、死んでしまう! 頼むっ、やめてくれ‼」


「大丈夫、死にはしないよ。騎士たちが来るまでの辛抱だから頑張って。ああ、ちなみに火事にもならないから安心してね」



そう言って私は子どもたちとついでに使用人たちと共に屋敷をあとにした。


あ~、スッキリした‼



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