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プロローグ
ここはネオリアル
精霊を万物の母とし、尊ぶ世界
下界では、人族に魔族、人魚族や竜人族が暮らし
精霊界はそんな下界を見守り続ける
魔族は莫大な魔力を持つ
人魚族は水中で自由に泳げるヒレを持つ
竜人族は強靭な肉体と力を持つ
強力な力を前に、竦む人族
哀れに思った1人の精霊は、人族にある力を与えた。
それは精霊に干渉する力
唯一魔力を持たない人族は、精霊との契約によって
魔法を使う、いや、借りることが出来るようになった
火精霊サラマンダーなら火魔法を
水精霊ウンディーネなら水魔法を
風精霊シルフなら風魔法を
土精霊ノームなら土魔法を
光精霊リュシオンなら光魔法を
闇精霊インプなら闇魔法を
しかし、たった1種族、暗黒精霊スプリガンだけは
人族と契約することはなかった
彼らには世界を見守り続ける役目が与えられたのだ
人族に慈悲を与えた1人の精霊
その強大な力と清らかな心を尊び
人も、精霊も、皆、こう呼ぶ
“聖精霊フィーネ”と
