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1話

今日、どこの国でも犯罪は増えている。

刑事の私としては、こういった現状をあまり好ましく思わない。勿論誰もが同じ思いであろう。

だから、私はどうすれば犯罪がなくなるかを考えてみた。そして私は犯罪心理学というものに頼ることを決めた。どのようにして善人が犯罪者に変わるのか。それについて、ある一人の犯罪者の男の話をしよう。


男はどこにでもいる生徒に人気な中学校教師であった。どこにでもいると言ったが、教師として生徒に好かれるというのは難しいことである。

その男は本当に人間として優しく、また人を楽しませるような男であった。そんな男がどうして犯罪を犯したのか。男はそれについて事細かく話してくれた。



           *



私は本当にどこにでもいる男だ。今でも思っているそれは間違いない。

だけど、自分にあんなにも恐ろしい心がある何て思いもしなかった。あの転校生が来た時から、私の心は崩壊へと進んでいったのだ。


今日から新学期を迎える。四月とはどうしてこうも晴れ晴れとしているのだろうか。人には恥ずかしくて言えない。定型文のようなことを考えながら、教室へと向かう。

新学期を迎えると言っても、この学校は一年から二年に上がるときはクラス替えを行わないので、安心感があっていい。

去年のクラスは比較的扱いやすいクラスであった。それは、決して良い子ばかりがいるという意味ではない。私の言う扱いやすいクラスというのは、楽しく、素直な子が集まっているクラスのことを言う。

教室の扉を開けると「また先生かよ。いい加減飽きたよ」という声が聞こえてきた。

それは出席番号一番の秋元から発せられたものだった。出席番号が一番なので、テスト時や、新たな学年を迎えたときには、扉を開けるとこんにちはの状態である。

「先生もいい加減にお前と離れたかったよ」

なんて、いつものHRでお馴染みの言い合いをする。

決して嫌っているわけではない。むしろ、こいつはクラスで皆を盛り上げてくれるから好きな方だ。

「それじゃあ出席番号をとるぞ」

「先生それを言うなら出席をとるぞ。ですよ。番号はとりません」

出席番号が一番最後の渡辺は、言わば学級委員長のような存在である。

もっとも、この学校には形だけの学級委員長しかおらず、決まった仕事は特にない。この学校にそんな制度があったならば、確実にこのクラスをまとめあげてくれているだろう。

中学校は義務教育なので、その間は先生が生徒をまとめる責任がある。そんな校長の方針の影響で、私は生徒をまとめあげるべく日々頑張っている。といっても、私自身特に特別なことはしていない。あえてしているならば、生徒と同じ目線に立つことぐらいだろうか。それも決して意識をしているわけではない。勉強についていけないものには放課後一緒に勉強をする。喧嘩をすれば相談にのってやる。ただそれだけのことだ。男同士の人間関係においては、殴り合いも多少は必要だと思っている。先生がそんな考えではいけないのかもしれないが、殴られる痛みを知らずに成長してはいけないと思っている。

「渡辺に注意されたから、今日は先生が勝手に出席をとっておく。というか、今日はHRにすることがあるんだ」

急ぐぞ。といいながら、プリントを回し始める。

あえて秋元の列を最後にして、秋元を飛ばしてプリントを渡そうとする。何度も言うが、決して嫌いなわけではない。

「おい。そんなこと隣の美人先生はやらねぇぞ」

秋元は本当に口が悪い。この学校に入ってきた時はどんなにひねくれていたか。小学校の時から髪を金髪に染めており、先生という存在自体を嫌っているような奴だった。

それが、今となっては私と親しい間柄になっている。このことも校長先生には高く評価されているようだ。私は自分がどのように評価されているかは正直言って興味がない。綺麗事を言っているように聞こえるかもしれないが、これは本音である。私は本当にこの職を天職にしたいと思っているぐらいだ。

「何言ってるんだ。先生以外お前を相手に出来ないだろう」

なんて、笑いながら急いでHRにやるべきことを行う。


「それじゃあ、お前ら一時間目の授業気合入れろよ」

HRが終わり、職員室へと足を運ばせる。私の担当は美術なので、正直あまり授業はない。

さっきも言ったことだが、生徒と一緒に勉強をするというのは、私も中学の勉強を忘れている部分があるからだ。そういうところがまた校長先生に評価されていたりするらしい。私は特に気にしていないのだが、結構生徒にも、先生にもよく見られているようだ。

職員室に入ると、教頭が手招きをしてきた。

教頭に呼ばれるようなことをしてしまったのだろうか?と、疑問に思いながら教頭の後を追う。

「実はだね。本当は今日来るべきだったのだが・・・色々と事情があって来週の月曜日から君のクラスに転校生が来ることになったんだ。今日は生徒は来れなかったのだが、保護者の方がお見えになっている」

教頭の言葉に色々と含みがあるのを感じながらも、あえて何も聞かないことにした。転校生が自分のクラスに来るというのは初めてのことなので、その点については少し緊張する。

そんな私の心境を察してくれているかのように、教頭はゆっくりと扉を開けた。開けてすぐに立っていたのは、生徒の保護者と思われる若い女の人だった。

「どうぞよろしくお願いします」

「ああ、どうも」

ふいをつかれたように挨拶をされ、慌てて挨拶を仕返すが、女は何にも興味がないと言ったように、何の反応も示さなかった。

「転校が多いので、馴染めないかと思いましたが、先生は生徒思いの良い先生だと聞いたので、本当に安心しました」

女はさっきの表情とは打って変わって、優しそうな笑みを浮かべながら言った。

「ああ、いえ。そんなことはないのですが・・・よろしくお願いします」

自分がそういう風に言われている事実は認識していたが、改まって他人に言われると何とも歯がゆいものである。私は背中がかゆくなりそうになりながら、なんとか定型文を言うことが出来た。

大人の社会では、社交辞令と言ったものが多くなる。だから生徒はそんな大人にはついていけなくなるに違いない。実際自分が子供の頃には何も感じたことはなかったが、大人になるとそういったことが気になり始める。

「それでは来週お願いします」

そう言って保護者は帰り、静かな授業時間の間に仕事をし始める。

今日は始業式なので授業は昼までだ。一年生だけが始業式のみで帰ることが出来る。

私はその時にはもう、転校生が来ることなど何も考えずにいつものように仕事をし続けていた。


そして、とうとう転校生がくる月曜日がやって来た。しかし私は、学校に着くまでそのことを忘れていた。何も考えず、いつもの如く職員室に向かうと、教頭が見知らぬ生徒を連れて私の元へ来た。

その子の名前は草野竹彦。

印象的なのは、保護者に感じたような何にも興味を示していないような目であった。それに加えて、物静かである。

「よろしくお願いします」

とだけ言うと、草野君は黙り込んだままずっと私の目だけを見つめていた。

話さないのであれば、ただのシャイな男の子だと思えるだろう。しかし、この子はそういう類のものではなかった。少しも恥ずかしげなど出さず、ただ何かを私達に告げること自体が億劫とでも言ったような感じであった。

心を閉ざした子。私は初め、ただそうとしか思っていなかった。


教室に行く最中。私はずっと草野君に話しかけていた。

慣れるまでは時間がかかるだろうが、うちのクラスは楽しいぞ。とか、勉強は何が好きだ?とか、どの辺りに越してきたんだ?とか、

先生のことをあまり先生と思わなくていいぞ。とか、特にどうでもいい話しである。

しかし、草野君はそのどれにも返答を返してはくれなかった。ある意味私も返事を期待して言ったわけではない。ただ、何かを話して私から先に慣れておこうと思っただけだ。しかし大人しい生徒を相手にするのは中々難しいものだ。

そうこうしているうちに、広くない学校では、もう教室に着いてしまった。

私は草野君に「ちょっと待っていてくれ」とだけ言うと、いつもの如く教室に入って行った。

「おうおう。今日はお前らにとって楽しいことが待ってるぞ」

いつもよりもテンションを上げながら言うと、それを嗜めるように口の悪い秋元が言った。

「先生一人盛り上がってんじゃねえぞ。もうこっちは知ってんだよ。転校生だろ」

秋元は廊下の方に目をやりながら「当たり前だ」とでも言うように、いつも以上に偉そうな調子でいた。

私はそんな秋元の反応を半ば期待していたので、正直期待通りで少し嬉しかった。

それから私は、草野君をここに招き入れる前に、一点だけ皆に忠告をしておいた。

「草野君はこれまで色んなところに転校をしていて、中々友達を作れずにいる。物静かな奴だから、秋元みたいな奴は強引に話しかけないこと」

「誰が強引だ。優しくするよ」という、反発の声を流しながら、私は再び廊下へ向かった。

扉を開けると、草野君が感情を含んでいない目で私を見た。

そんな目で見る生徒は初めてなので、さっきから何度かその目で見られているにも関わらず、少し身構えてしまう。

それでも、私にとっては物静かな生徒だって可愛い生徒である。無理に何かをさせることはしないが、早くクラスに溶け込めるように助けてやりたい。心の中でこれからの目標のようなものを立てながら、教室の中へ招き入れる。

転校生の登場に、皆は顔から下までを嘗め回すように見つめている。そんな視線さえも跳ね飛ばすかのように、草野君はみんなをあの目で見た。

「草野・・・竹彦です」

草野君は控えめに挨拶をすると、私に目を向けた。

「皆仲良くしてやれよ。草野の席は一番後ろの窓際だ」

そういうが早く、席の方へとそそくさと歩いて行った。

そうして何者にも興味を持たない瞳が、私を変えるのだ。


その日の帰りのHRへ向かった時も、草野君は一人でただ窓をじっと見つめていた。普通ほとんどの生徒が友達と話したり、立ち歩いたりして先生に注意されるものだ。しかし、草野君は本当に何にも興味を示さないように窓の外を見つめていた。校庭にいる体育が終わった後の生徒を見ているわけでも、空に飛んでいる鳥を見ているわけでもない。ただ、何となく外を見つめているという風である。いうなれば、暇をつぶすためにただ外に意識を向けていると言った方が適切であろうか。 

私は生徒を座るように注意することも忘れて、ただ一人の生徒を一心に見つめていた。

そんな私のおかしな態度を嗜めたのは、クラスの中の学級委員長のような存在の渡辺である。

渡辺はとてもいいポジションにいた。

私が意識を向けている草野君の前の席なのだ。

その後ろの席の者に意識を向けている私に気づかないはずがない。

「先生早く帰りたいのですが」

渡辺のその一言は、私を我に返らせるだけではなく、クラスの全員を席に座らせるほどの威力があった。

「ったく、頼りない先生だからちっとも座る気にならなかったぜ。さっすがだな」

いつものように口の悪い秋元は、冗談交じりにそう言った。

その時の私は、まだその言葉を冗談として受け止めることが出来ていた。私はまだおかしくなどなっていなかった。正直、自分でも何がきっかけだったのかはよくわからない。だが、推測してみると、これからの自分の努力を水の泡にされたことといえるだろうか。


それから二日が経ち、水曜日になった。

草野君は相変わらずであった。交友関係について、私は何一つ探りを入れようとはしていなかった。

私はいつも生徒のことを第一に考えている。だから、生徒の交友関係は把握している。把握しているが故に、少しでも喧嘩をしていればわかる。

それが、何故か草野君がクラスに溶け込めているか、ということを何一つ考えていなかった自分がいた。正直その時の自分が何を考えていたかは、今ではもう覚えてはいない。 

そんなことなど忘れるくらいの私の心境の変化があったからである。それは、これから順をおって話していきたい。今だからこそ私はこんなにも冷静に事を話せるのである。


水曜日は三、四時間目に美術の授業がある。専門が副教科であると、担任であれども生徒と会う回数は少なくなる。

二年生になって初めての授業は、どれだけ胸を躍らせるものであろうか。私は本当に生徒に授業をすることが楽しくてたまらないのだ。いい作品が出来ないと嘆いている生徒に教えること。いい作品が出来たと自慢してくる生徒を見ること。一つの作品に真剣に取り組んでいる生徒を見ること。そのどれもが私にとっては嬉しいことなのである。

だから私は授業の準備を鼻歌でも歌いそうな気持ちでしていたのだ。


授業が始まる。このクラスは妙に出席率が高い。教室が空席になることは皆無と言ってもいいだろうか。

それほどにこのクラスは、あらゆる面で意欲的といえるだろうか。チャイムが鳴ると同時に、私は黒板の前に立った。

「先生今日は何するんだ?もしかしてクレパス?」

チョークを持っている私の手を指差しながら、敬語も使えない秋元は馬鹿にしたように言った。

「はい。じゃあ、今日からはこれで作品を作っていく。秋元は一人でクレパスを使うらしい」

いつもの仕返しをしながら授業を進めていく。秋元は口を尖らせながら、次はどんな仕打ちをしようか考えている様子であった。

「それじゃあ、これが何かわかるか。うーん・・・そうだな。草野わかるか?」

部屋を見渡して、草野の存在に気がついた。それほどまでに私の頭の中にはまだ草野の存在は薄かったのだ。

少ししても、草野は何も答えようとはしなかった。

「わからんか?」

もう一度問いかけるが、草野は何も言おうとしなかった。私の声が聞こえているのか心配になるほどであった。

「そうか。わからんか・・・じゃあ、これはわかるよな?」

私はそう言いながら、入学と同時に全生徒に配られた色鉛筆を差し出した。草野はこの前来たばかりだから、これは貰っていないが、これが何かわからないものは普通いないだろう。

しかし、草野は微動だにしなかった。そのうちにどこからか色鉛筆だよな?とか、あいつ何で答えないんだ?という声が飛び交っていた。それが草野に聞こえていないはずはない。

草野どうした。と言おうとして、草野の目に気がついた。

その目は、そんなことわかるだろう。とでも言っているかのような・・・。私を馬鹿にしているような目であった。

「先生もう授業進めたらどうですか?」

渡辺が痺れを切らしたように言った。またしても私は渡辺によって救われたのだ。

「これは皆の知る色鉛筆だな。そしてこれは・・・水彩色鉛筆と呼ばれるものだ。

これはえのぐのように水を含ませた筆でこすると広がる。普通の色鉛筆よりも鮮やかに描ける。風景画を描くにあたっては最適なものだ。一学期の前半はこれを使ってみんなに風景画を描いてもらおうと思う」

そこまで話すと、私は下書き用のプリントを配った。

美術室は大きな机に四人ぐらいがまとまって座るようになっているので、教室とは違って後ろの方にもいかなくてはならない。プリントを配るにあたっては大変である。配っていき、草野のいる机に行くと、草野は真正面を見ていたはずなのに、私が来るとふいに私を見上げた。

あの目が私を近くで見たのだ。まるで手際の悪い私をあざ笑っているようであった。

他の人に聞かれれば、それがどういう目かは答えられない。しかし私にはわかるのだ。

草野が私のことを馬鹿にしていることが・・・。

それでも、教師とはそういうものだ。

嫌われて当たり前なのだ。だから私はそんなことは何も気にはならなかったのだ。ましてや今日が初めての私の授業だ。私のことをどんな先生か観察しているだけかもしれない。

プリントを配り終えると、前に戻る。そこからはもう草野のことなど気にもしなかった。


三時間目の授業が終わるチャイムが鳴った。

その時間は皆に下書きでイメージを作ってもらってから、早い者には画用紙を配って絵を描く作業をしてもらっていた。

「それじゃあ休憩だ。チャイムが鳴ったら勝手に作業始めていいからな」

そう言って、美術室の隣の美術準備室に入った。特に何を準備するという訳ではなかったのだが、何となく自分の体が疲れていることに気がついたのだ。

普段の授業では決して起こるはずのない疲労に、もしかして風邪でも引いたのではないかと疑った。

しかし、後一時間ある。最後のHRがある。私は今学校を立ち去るわけにはいかなかった。

大切な、可愛い生徒達と一緒にいるためにだ。

それだけを原動力にして、私は再び美術室に戻った。それと同時に授業の始まりを知らせるチャイムが鳴った。

「皆黙って作業進めろよー」

そう言いながら作業の進み具合を見ていく。

出席番号が一番の秋元は、やっぱり一番前にいるので、秋元の作品から見ることにした。

「おお。何だ、秋元熱でもあるのか?もう画用紙まで進んでいるじゃないか。しかも結構描けてるな」

「ちょっ、勝手に見んなよ。ていうか先生一言多いんだよ。こんなのちょろいに決まってんだろう」

秋元は褒められた事に対して明らかに顔を赤くしていた。

しかし、素直ではない秋元は、相変わらずの暴言である。

そんな秋元が私の心を明るくした。さっき感じられた疲れなど、もうその時には何も感じなかった。

そうして生徒一人一人の作品を念入りに見ていくと、とうとう渡辺の机にまで来た。

「おお。渡辺は相変わらず絵がうまいなあ。これ何か水彩色鉛筆にぴったりだ」

渡辺の作品は夕焼けに映る放課後の学校であった。校庭には部活動を頑張っている生徒が細かく描かれていた。

そして、その机にいる草野を何気なく見てみた。

「草野は何描いたんだ?」

プリントを見て、私は思わず息が止まってしまいそうになった。

「おい。草野どうしたんだ?」

下書きの絵には、鉛筆で書いた線が無造作に並んでいるだけだった。

「何でもいいんだぞ。そんなに難しく考えなくていい。ああ、そうだ。参考までに本を持ってくるよ」

いい作品が出来なくて悩んでいる生徒に教えることは嬉しいことだ。

「この中から何でもいいから書けそうなものを描いてみろ。草野はどんな風景が好きだ?」

草野はただプリントを見つめているだけで、何も言わなかった。

「大丈夫か?体調でも悪いのか?」

相手の目線とあわせるために、屈んで話しかけるが、草野は相変わらずプリントを見つめているだけだった。

「草野?」

「絵何か描けないです」

息を吐くような小さな声だった。

しかし、その言葉は確実に私の鼓膜へ届いた。

「美術が苦手なのか?」

尚も話しかけるが、草野はもう何も答えてくれなかった。

そして少ししてから、草野は私にあの目を向けた。もう構うな。そう言っているかのようであった。

私はその場は仕方なく草野の傍から離れた。

しかし、私は心配で仕方なかった。今まで絵を描くのが苦手な子は何人も見てきた。

しかし、草野みたいにプリントに乱雑な線を書いている子は初めてだった。

草野は転校ばかりしていて学校になじめない。おまけに性格は物静かである。きっと何か心にあるのだと思い、私は放課後に草野を呼び出すことにした。



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